大人の越後旅⑦帰りに日本一のモグラ駅・JR上越線『土合駅』に潜ってきた<群馬・みなかみ>

まちあるき

何度も温泉につかり、暇さえあれば日本酒をたしなみ、あっという間に終わってしまった3日間の越後湯沢旅。

帰らねば…でも帰りたくない…。

という事で、最後の抵抗(?)として東京に戻る前に群馬県にある『モグラ駅』に立ち寄ってきました。

JR上越線『土合駅』

ホームが地下すぎるとたびたび話題に上がる『土合駅』は新潟県との県境近く・群馬県最北端の駅です。
かつては谷川岳を目指す登山客でにぎわった過去もあるようですが、今は無人駅となっており1日の平均利用者数は20人程度だとか。

そんな土合駅がモグラ駅と呼ばれる理由は、新潟行き・下り線のホームが地下約70mにあるから。
なんと、改札から駅のホームにたどり着くためには486段の階段を下りて向かわないといけないのです!

JR土合駅
群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

上り線はいたって普通

大正時代に造られたという上り線は、いたって普通のどこにでもありそうな田舎の駅。

昭和40年代に複線化するにあたって、下り線を効率の良い長いトンネル(新清水トンネル)で作ったために駅のホームから改札にたどり着くには462段の長い階段を登って、更に長さ143mの連絡通路階段を歩くような不思議な構造の駅が出来上がったのだそうです。

いざ地下70mへ

改札を越えると、案内に沿って左手へ進みます。

通路めっちゃ続くやん…思ったよりも長い道のりになる予感を感じつつ更に先へ。

数分で階段の一番上に着きました。
10段ごとに踊り場があるので、思った以上に怖くなくて安心しました!

親切にも、階段の間にふたつベンチがあり休憩することも可能です。

ホーム階に到着しました!
全然人がおらずちょっと怖かったですが、ホームはとても明るいので安心です。

まんまトンネルですね…。

涼しい気温を利用してか、特製ビールが熟成されていました。
味見したい。

この横にはお手洗いがありましたが、私が土合駅を訪れた際は使用不可となっていました。
改札階まで少し時間がかかるので出発前にお手洗いを済ませておいた方が良いでしょう。

改札まで約10分!
何も知らずに土合駅に到着した人がいたら、ちょっと放心してしまいそうですね。

階段の横には水が流れていました。
地下水なんだろうか。

ようこそ土合駅へ。

階段数を教えてくれるうえ、『おつかれさまでした。』『がんばって下さい。』とねぎらいの言葉までかけてくれます。

連絡通路まで来ると、昼間はとても明るくて窓から指す光が綺麗です。

土合駅へのアクセス

時間を気にすることなく土合駅に向かいたい場合は車一択ですが、電車・バスでもアクセスは可能です。
ただ、本数がとても少ないので帰り便の時間は必ず確認しておくようにしましょう。

電車(JR)利用:

  • 上り(群馬・高崎方面行き)は水上駅で上越線に乗換
  • 下り(新潟・長岡方面行き)は越後湯沢駅で上越線に乗換

関越交通バス利用:

  • 上毛高原駅もしくは水上駅より『谷川岳ロープウェイ行き』に乗る

→ みなかみ温泉・谷川岳ロープウェイ・湯の小屋方面|関越交通株式会社【公式】群馬県の貸切・高速・乗合バス、タクシー (kan-etsu.net)

無人駅で券売機もなく、Suicaも利用不可な土合駅から電車に乗る場合は、駅の改札横にて忘れずに『乗車駅証明書』を発行するようにしましょう。

乗車駅証明書があればどの駅から乗ったかの証明になるため、それに応じてた電車賃を車内もしくは到着駅にて支払うことができます。

噂通り、ホームが地下すぎた『土合駅』

それにしても、あまりにも土合駅のホームは地下すぎました。
そして写真を撮り忘れたものの、駅舎から道路と湯檜曾川を渡る連絡通路が中々シュールで素敵でした。

電車が到着したときに吹き荒れる突風といったらものすごい風量で吹き飛ばされるかと恐ろしかったですが、、日本一のモグラ駅がどんな感じか見ることができ、訪れた甲斐があったというものです。

越後旅の次は、少し南の方を目指す予定をしています。
落ち着いたらぼちぼち記事をアップしていきますので、宜しくお願いします!

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

参照:
駅の情報(土合駅):JR東日本 (jreast.co.jp)
みなかみ温泉・谷川岳ロープウェイ・湯の小屋方面|関越交通株式会社【公式】群馬県の貸切・高速・乗合バス、タクシー (kan-etsu.net)

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