長崎から帰ってきて少し東京でゆっくりした後は、夏真っ最中の沖縄へ行ってきました。
沖縄は小学生の頃、本島に一度家族で訪れたきりの場所。
今回は1度も足を踏み入れたことのない石垣島と、その周辺の島々を探検です!
なぜ四季の中で最も夏を苦手とする私が7月の沖縄(夏の本場!)に行こうと思ったかというと、たまたまこのタイミングで泡盛に興味をもったから。
ということで、今回の沖縄滞在中にぜひとも泡盛について知り、美味しい飲み方を少しでも身につけて帰りたいと思います。(できるかな)
しばし沖縄&泡盛関連のお話が続きますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
石垣島ってどこにある?

石垣島は沖縄県にある八重山諸島の中心となる島。
沖縄では沖縄本島・西表島に次いで3番目に大きな島で、東京・羽田からは約2時間半で直行便が1日地数本出ており、アクセスも良好。
他にも成田・セントレア・関空・福岡などから直行便が出ています。
地図を見ると、日本本島よりも台湾の方が近いのが面白いですね。
石垣島をバスで観光
石垣島は周囲162.2㎞、面積は222.25㎢と小さい島ではありません。
観光地も点在しているため移動はレンタカーが一番おすすめです。
…が、私は今回もバスを利用しました。
なぜなら、旅の途中で酒蔵の工場見学に行き試飲する予定があったからです!

東バスの『24時間利用可能な1日フリーパス』
石垣島内でバスを運行している東バスでは『24時間利用可能な1日フリーパス』が大人1人1000円で購入できるんです♪

しかもこのチケット、買った当日のみ使用可能というわけではなく、本当に購入から24時間後まで利用できるのが嬉しいポイント!
今回私は朝の11時にチケットを購入し、次の日の朝11時まで余すことなくフリーパスを使うことができました。
東バスの『24時能な1日フリーパス』
- 値段: 大人1人1000円 / 子供1人500円
- 買える場所: バスターミナル窓口・空港線路線バス車内
- 時刻表は東バスのウェブサイトを参照
→ 路線バス案内 – 東運輸株式会社 (azumabus.co.jp)
空港線ならばバスの中で1日フリーパスが買えてしまいます!
到着したその日から動き回りたい人にはとっても便利なシステムですね。
今回の目的地
今回訪れたいと思った場所は、
- 平久保崎灯台
- 請福酒造
の2箇所です!
平久保崎灯台

平久保崎灯台は石垣島の最北端の灯台で、パノラマの絶景が美しい場所。
泊まっていた宿のスタッフの方にもおすすめされたので、石垣中心部から約1時間半かけていってきました!
こちら、めっちゃ風が強いので持ち物(特に帽子や日傘!)が飛ばされないように気を付けてください。
請福酒造

石垣島のある八重山地域で高いシェアを誇る泡盛『請福』は、1949年創業の請福酒造にて造られています。
こちらの泡盛の特徴は、直火釜蒸溜。
直火釜蒸溜とは蒸溜釜に直火を当てて加熱する昔ながらの蒸溜方法で、香ばしく強い風味の泡盛が出来上がると言われています。
ちなみに、泡盛の大きな特徴は(1)原材料はタイ米(2)黒麹を使用(3)仕込は一回のみ。
勝手に泡盛は焼酎と日本酒の中間のようなイメージを持っていたのですが、リサーチしている間にそんな簡単な話ではなさそうだと気づきました。
当日のスケジュール
こちら、この日の旅のスケジュールです♪
- 11:10東バス・バスターミナルにて1日券購入
- 11:20系統⑤・⑥平野行に乗り平久保崎へ
バスの中で気持ちよく揺られて爆睡している間に到着。。
- 12:40平久保崎エリアに到着
バスに乗った際、運転手の方に『平久保崎に行く』と伝えると、バスの路線途中の平久保崎灯台に一番近い場所(この看板の前)で降ろしてもらえました。
ここからは灯台まで炎天下の中歩きます。なだらかな坂はあったものの途中の景色が美しく、歩いていても飽きることがありません。
サトウキビ畑 要所要所に道順があるので迷うことなく目的地までたどり着けました。
- 12:55平久保崎灯台に到着
約15分歩くと平久保崎灯台に到着♪
聞いていた通り、風がきつい!
帽子が飛ばされないようにしっかりと掴んで挑みます。見渡す限りの絶景。
視界全体が美しい景色で覆われます…。灯台での滞在時間は約10分。
万が一バスを逃すと夕方までバスがないので、早めにピックアップポイント周辺まで戻ります。 - 13:15近所の窯元へ
…急ぎ過ぎてあまりにも早く戻ってきてしまいました。。
ウロウロしていると、バスのピックアップポイントの近所に『太郎窯』なる窯元を発見。
時間になるまで見学します。風の吹き抜ける素敵な店内。
好きな色の湯呑があったので、購入してしまいました。
これで泡盛を楽しもうと思います!やちむん1個1000円也 - 13:40平久保崎エリア出発
先ほど降ろしてもらった場所から道を挟んで反対側に立って、バスを待つこと10分。
来た時と同じ運転手さんが乗ったバスに拾ってもらい、次は請福酒造を目指します♪ - 14:40宮良西バス停にて下車
請福酒造の最寄り駅、宮良西バス停へは平久保崎から約1時間の距離でした。
バス停から請福酒造は約1分くらい。しかし…次の工場見学は約1.5時間後の16時から開催、とのことだったので一旦バスでドン・キホーテに向かい時間をつぶしてからもう一度請福酒造へ向かいます。
FYI、石垣島のドン・キホーテではオリオンビールTシャツが大量に売られていました。うっかり買いそうになったわ。
ドン・キホーテで涼んでドリンクを補給した後は、もう一度バスで請福酒造へ。
- 16:00請福酒造工場見学開始!
工場見学の所要時間は約15分。
この日は残念ながら何も稼働していませんでしたが、日によっては作業の様子などが見られるそうです。こちら(↓)は麹室。
ここでは温度管理が重要になってくるが、夏場は温度が上がりすぎることがあるので窓を開けて風を入れているそう。こちらは醪用タンク。
こちらの酒蔵では、蒸留器はすべて機械化されているとのこと。
貯蔵タンクでは少なくとも半年寝かせてから瓶詰めし、出荷されます。
古酒(クースー)の場合は3~5年寝かせるのだとか!工場見学のあと、こちらで造られているお酒を試飲させてもらいました。
自分で好きなものを注いで試飲するスタイルです。『直火請福』を造る際は人の手で撹拌したり混ぜるため、5時間半ほどがかかるのだとか…すごい手間ですね。
ちなみに、『直火請福』『ほうきぼし』のみ直火釜蒸溜で作られています。これはスタンダードなやつ 『やいま』『ひとめぼれ』は減圧蒸留という製法で作られており、また原料が国産米のため日本酒に近い味わいになっているとのこと。
味は日本酒では全くありませんでいたが、泡盛の中でもかなり日本酒よりということなのかな、という米の甘味のある飲みやすい味わいでした。特に『やいま』は普段泡盛を飲まない人の入門編として、とっても飲みやすいと感じました。
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見学後は宮良西バス停から石垣中心部へ戻ります。
この路線は空港線なのでバスの運行頻度も高く、行き来しやすいとっても便利な路線だと感じました。 - 17:15A&Wでひと休み
石垣中心部に戻ったら甘いものが食べたくなったのでルートビアフロートを…。
ルートビアにはなんとも言えない薬のような風味があって、大好き!ってわけではないのですが、たまに食べたくなる不思議な味。キュッ!としたのどごしの炭酸も効いています。
気力まで汗とともに流れてしまったかと思うくらい疲れていたのですが、ルートビアフロートを食べたらじんわりと元気になりました!
泡盛のつくり方についてはこちらにまとめています!↓
まとめ
今まで美しい海=海外に行かないとみられないもの、というイメージがありましたが最近訪れた長崎・沖縄と日本の海のレベルが高すぎて、より日本が大好きになっています。
場所によって微妙に違う海の色合いも素敵で、もっともっといろんな場所に行きたい!と改めて思いました。

今回は泡盛についてあまりにも何の前知識もなく蔵見学に行ってしまったためにすべての情報が新鮮でした。
言い換えれば、もう少し知っていることが多ければより楽しめただろうなぁ。
今まで泡盛の存在は知っていたものの飲む機会もなかったので、この旅をきっかけに泡盛の世界に足を踏み入れられたらと思います!
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
素敵な1日をお過ごしください。
参照:
【石垣島を知る】石垣島の概要【概要】 | 石垣市観光交流協会 (yaeyama.or.jp)
各種乗車券のご案内 – 東運輸株式会社 (azumabus.co.jp)
平久保崎灯台-石垣島観光ナビ 観光名所 (ishigaki-navi.net)