旅の間は福江島を観光の拠点として過ごしていた私ですが、今回はその福江島から上五島のメインの島・中通島及び頭ヶ島まで行ってきました。
この旅の目的は『頭ヶ島天主堂』とその集落です。
頭ヶ島天主堂は、新上五島町のメインの島・中通島から橋でつながっている島、頭ヶ島にあります。
中通島は福江からジェットフォイルで一時間弱の位置にあり、調べているうちに日帰りも不可能ではないことが分かってきました。
そんなわけで、見どころが多い新上五島町には一泊くらいしたいなぁと思っていたものの、あまり天気に恵まれなかった関係で一日弾丸スケジュールに変更することにしました。

中通島・頭ヶ島はどこにある?
中通島は、地図で薄緑色の二重丸で囲まれている島。
頭ヶ島は二重丸の右上、『上五島空港』と書かれているところで、中通島からは橋でつながっています。

今回の弾丸旅行では、フェリーとシャトルバス・そして体力を駆使して頭ヶ島まで駆け抜けます!
出発地点は福江港。白い☆マークの部分です。
そこからジェットフォイルで奈良尾港(黄色の☆)まで一気に移動。
その後、シャトルバスで奈良尾港から有川港(ピンクの☆)まで移動し、そこから頭ヶ島(水色の☆)までの移動はレンタサイクルで向かいます。
距離だけ見ると、五島列島を縦断しているかのような大移動です!

頭ヶ島天主堂
天主堂のある頭ヶ島は縄文時代には人の集落があったそうですが、以後長い間無人島で、本格的に人が住む島となったのはキリシタン入植以降であったと言われています。
頭ヶ島天主堂は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「頭ヶ島の集落」にある石造りの天主堂。
日本の教会建築において功績を残した鉄川興助によって設計された頭ヶ島天主堂は、国内では珍しい石造りの重厚で美しい教会です。
地元で採掘された石材を使用(頭ヶ島では五島石と呼ばれる良質な石材が採掘されていた)することで、材料費と手間を軽減したそうですが、厳しい経済状況のために10もの年月をかけてつくりあげられたんだそうです。
ちなみに、頭ヶ島天主堂を見学するには事前の連絡が必要です。
ネットでサクッと予約できるので『せっかく行ったのに見られなかった!』という事態を避けるためにも、こちらのウェブサイトから予約しておくことをおすすめします。
→頭ヶ島の集落|教会を訪れる|長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 (kyoukaigun.jp)
頭ヶ島天主堂
長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638番地
ジェットフォイルの時間と料金
こちらは2023年5月・6月の時刻表。
この時の料金は大人一人、片道2,820円でした。
さりげない往復割引が適応されるようで、往復で買うと5,490円になります。(150円お得!)
ジェットフォイルのチケットは当日港に赴いて購入可能ですが、満席の場合は購入できない(当たり前ですね)ので事前に予約・購入しておいた方が良いでしょう。
前の便が何らかの理由で欠航していたりする場合、満席で当日はチケットが買えないこともあるとか。

最新の情報は、九州商船のWebサイトをご覧ください!
→九州商船株式会社(公式ホームページ) (kyusho.co.jp)
レンタル自転車
有川港から頭ヶ島までは、道の駅 新上五島町観光物産センターにて借りたレンタサイクルを使って移動しました。

事前に電話したところ、こちらのレンタサイクルでは予約受けていないとのこと。。
ドキドキしながら向かいましたが、当日は問題なく借りることができてほっとしました。
今回私がレンタルした電動アシスト自転車は、3時間まで800円で以降1時間ごとに追加で300円がかかりました。
新上五島町観光物産センター
長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31
新上五島町観光物産センター | 観光 | 【公式】新上五島町観光なび
当日のスケジュール
今回の弾丸旅、7:30に福江港を出発して帰ってきたのは約10時間後の18:15…めっちゃ長い一日となりました!
- 7:30福江港出発
ジェットフォイルにのって出発です!
- 8:00奈良尾港到着
- 8:05奈良尾港出発
奈良尾港から有川港までは、九州商船のジェットフォイル利用者向けにジェットフォイルの到着時間に合わせて運行されている無料のシャトルバスを利用しました。
- 8:45有川港到着
- 9:00道の駅 新上五島町観光物産センター
有川港からは徒歩数分で到着です。
レンタサイクルを借りて、ひたすら頭ヶ島を目指します!レンタサイクルのスタッフの方に『最近自転車で頭ヶ島に向かおうとしたお客さんが急な坂でスピードを出し過ぎて大ケガされたので、くれぐれもスピードの出し過ぎには気をつけてくださいね。』と3回ほど言われたので、安全運転を心掛けます。
- 9:20ハマンナ
- 9:40頭ヶ島大橋通過
- 9:45頭ヶ島天主堂白浜入り口到着
入り口に自転車を停め、ここからは徒歩で。
約10分くらい林の中を進んでいきます。天主堂まで自転車で行きたい場合は、この林の入り口には入らずにまっすぐ道なりに進むと到着できます。
- 10:00頭ヶ島天主堂到着
天主堂を見学する前に、まずインフォメーションセンターにて受付をば。
頭ヶ島の集落について軽く説明がきけるうえ、パンフレットなどもこちらでいただけます。事前に予約していた10時ぴったりに到着できてほっとしました。
- 10:20キリシタン墓地見学
関係者以外は中には入れないので、外から見学。
ブーゲンビリアと海の色のコントラストが美しい。 - 10:30白浜窯でお買い物
天主堂の向かいには白浜窯という工房兼お店があったので、こちらで小さな盃をゲットしました。
気さくな陶芸家さんで、ほっこり和む雰囲気のお店でした。こちらの工房でも『最近自転車でケガをされた方がいらっしゃるので、気をつけてくださいね』と声をかけていただきました。
気をつけます…!そろそろ時間なので、頭ヶ島集落ともお別れです。
林の中の道を通って自転車を停めた場所に向かいます。後ろから見た頭ヶ島集落の様子。
頭ヶ島大橋通過
- 11:20一旦有川港周辺に戻ってランチを購入
ついでにお土産候補も確認!
- 11:30青砂ヶ浦教会にむけて出発
- 11:50海岸でランチ休憩
開いている食堂・レストランがなさ過ぎて、スーパーで買った皿うどんでランチとしました。
定休日は調べておかないといけないですね。。皿うどん、美味しかったよ - 12:15青砂ヶ浦教会到着
青砂ヶ浦教会までの道のりはほぼ平坦で、青砂ヶ浦直前にあるトンネル辺り以外は穏やかな道のりでした。
ずっと海沿いを走るルートなので、すごく気持ちよかったです。
- 13:00道の駅 新上五島町観光物産センター
レンタサイクルを返却!
トータルで4時間のレンタルでした。さて、これ以降は徒歩での移動になります♪
- 13:50五島列島酒蔵
中には入れないものの、一目見たくて。笑
良いお散歩になりました。 - 15:30スナックタイム
ひとしきり歩いて小腹が空いたので、スーパーで購入したキビナをいただきました。美味しかった!
- 16:05有川港出発
九州商船ジェットフォイル専用無料シャトルバスにて奈良尾港まで移動します。
特にジェットフォイルのチケットを見せる必要はありませんでした。シャトルバスの運転手さんに、自転車で頭ヶ島と青砂ヶ浦に行ったと話すと『地元のモンには絶対無理や!あんた元気やね!』とびっくりされました。笑
自分以外に自転車に乗っている人を見かけなかったので薄々気づいてましたよ! - 16:50奈良尾港到着
福江港行きのフェリー出航までは約50分の時間があったので、奈良尾神社・天然記念物のあこう・そして足湯へ赴きます。
すべて徒歩10分圏内で、奈良尾の街並みが見られて満足。 - 17:45奈良尾港出発
- 18:15福江港到着
お疲れさまでした!
こちらがこの日購入した盃。
美味しくお酒が飲めそうです♪
まとめ
事前に行きたいと思っていたところはすべて廻れて本当によかったです!
が、自転車での移動は大変ハードでした。
特に頭ヶ島へ向かう道のりはものすごくアップダウンが激しく、電動アシストが付きの自転車でもきつかった…。
今回の旅では、主に普段使わない筋肉が活性化された気がします。
次の日は太ももの前部分が終始わらっていたのは言うまでもありません、、
今後、五島旅行中に別の島にて自転車で爆走するシーンが何回もあるのですが、この上五島への弾丸旅行はほんの始まりだったということにこの時の私は気づいていませんでした。
ということで、次回に続きます!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください!
奈留島で江上天主堂までレンタル自転車で爆走したときのお話はこちら↓
久賀島の旧五輪教会堂までレンタル自転車で爆走してきたお話はこちら↓
参照:
【公式】新上五島町観光なび (nagasaki-tabinet.com)
九州商船株式会社(公式ホームページ) (kyusho.co.jp)
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター - 長崎県長崎市出島町 – 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
*本ブログの内容は、2023年5月時点のものです。最新の情報は、各ウェブサイト等をご確認ください*