献血ルームfeelで献血してきた★初めての献血に必要なこと<東京・押上>

まちあるき

今年になって献血を始めました。
ある日突然『私、息してるだけで世の中になんも貢献してへんな』と気づいてしまったからです。
今まで気づかなかったのはある意味ラッキー

出不精かつコミュ障の私にどこぞのボランティアに参加するのは大変に敷居が高く、自分の無価値さに恐怖しながらリサーチした末に献血なら私でもできそうと思い至ったのでした。
きっかけはポジティブな動機ではなかったものの、個人的には『献血を始めて良かった!』と思えることがいくつもあったので今も続けています

ということで、今回は東京スカイツリータウンのソラマチ10階にある献血ルームfeelに行ってきました。

この記事では初めての献血に必要なものについてもまとめていますので、是非ご活用ください。

なぜ献血が必要?

まず献血ってなんで必要なんだっけ…というところから。

文明が進んだ今日でも、生きた細胞である血液は人工的に造り出すことができません。
また輸血用の血液は長期の保存もできず、種類によって有効期限はたった4日から1年なのだそう。

そんな中、安全に患者さんに血液を届けるためにも献血が必要と言われています。

血液は栄養や酸素の運搬、免疫など人間の生命を維持するために欠くことのできない機能を多く含んでいます。現在、血液の機能を完全に代替できる手段は存在しないため、医療において輸血は欠かすことができない治療法となっています。みなさまの献血(成分・400mL・200mL)によって必要な血液を確保し続けなければ、現代医療は成り立たないのです。

血液のゆくえ|東京都赤十字血液センター|日本赤十字社 (jrc.or.jp)

どの献血がいいの?

献血にはいくつか種類があるって知っていましたか?
(私は実際に献血をするまで知りませんでした)

献血には大きく分けて2種類、全血献血成分献血があります。

全血献血

全血献血はすべての血液の成分を採血するもので、体重などのファクターによって献血量を200ml・400mlから選びます。

所要時間:採血量に応じて10分から15分程度

成分献血

成分献血は血小板や血漿の特定の成分だけを採血するタイプの献血
この方法では、赤血球(体内で回復に時間がかかる)は再び体内に戻すため身体への負担が少ないと言われています。

所要時間:採血量に応じて40分から90分程度

今回私は日本赤十字社社のウェブサイトから『400mlの全血献血』が不足しています、という旨のお知らせを見たのでそちらで献血しました。

時によって必要とされている献血の種類は違いますので、こういったお知らせを参考に献血の種類を選んでもいいと思います。

献血の予約方法

献血ができる場所には大まかに分けて2種類、臨時の会場で行われる献血バスやオープン献血、そして常設会場で行われる献血ルームがあります。

今回私は1番スケジュールが把握しやすい『常設会場の献血ルーム』を利用しました。

献血の予約はこちらからできます。
→ 献血Web会員サービス「ラブラッド」|日本赤十字社 (kenketsu.jp)

初めての献血の場合は上記のサイトから生年月日などを入力する必要がありますが、2回目以降は会員登録すればポータルサイトへのログインで簡単に献血の予約をすることできます。

予約をしなくても献血自体は可能ですが、予約なしの場合は場所によってはすごく待たされるらしいので予約した方がよいと思います。

東京ソラマチにある献血ルームfeelは、1度8階に上がってからエレベーターを乗り換えて10階まで移動します。

初めて行ったので勝手がわからず、10階まで行けるエレベーターを求めてウロウロしてしまいました。

献血ルームfeel
墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ10階

ウェブからの予約以外では、献血センターに電話をかけて予約する方法・献血センターに直接赴いて予約する方法があります。

ちなみに…中には献血ができない方もいますので、予約をする前に日本赤十字社のウェブサイトをご確認ください。
→ 特定の病気にかかったことのある方|献血をご遠慮いただく場合|献血の流れ|献血について|日本赤十字社 (jrc.or.jp)

初回の献血の日に必要なもの

初回の献血の日に必要なものは『本人確認書類』です。

本人確認書類
(1枚で「氏名」「生年月日」「顔写真」の3点が確認できる証明書)

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 写真付公的免許証
  • 個人番号カード(マイナンバーカード)
  • 写真付住民基本台帳カード等

上記の証明書がない場合は、複数の証明書を提示する必要があります。

初回に上記の証明書を提出し会員に登録すれば、次回より献血カードの提示だけで献血をすることが可能です。

ちなみに…実は初回は身分証がなくても献血はできるのだそう。

しかしながら、氏名の偽装防止や感染症に罹患しているかの確認のために献血が利用されることを防ぐために、2回目以降続けて身分証の提示がない場合は献血はできない仕組みになっています。

当日の流れ

場所によって手続きが若干前後するかもしれませんが、こちらが大まかな当日の流れです。

献血当日の流れ
  • 献血受付

    本人確認や登録内容の確認など。
    初回は献血の副作用や採決した血液の利用目的などについての説明があります。

  • 体重測定・質問への回答

    海外渡航歴や現在治療中の病気・服用中の薬などについての質問に答えていきます。
    受付が終わると受付番号が渡され、受付番号の書いたリストバンドが手首に巻かれます。

    当日は名前で呼ばれることはなく、この受付番号で呼ばれますので気を付けてください。

  • 血圧測定

    受付のあと、問診を待つ間にセルフで血圧を測定します。

    血圧測定をした後は、水分補給しながら問診の順番を待ちます。
    置いてあるドリンクのセレクションは献血ルームによって全然違うので、気になる方は口コミサイトなどをご確認ください!

    献血ルームfeelには、この日は紙パックの緑茶・カフェオレ・フルーツジュース・ヨーグルトドリンクが置いてありました。

  • 問診・脈拍測定・体温測定

    受付で回答した内容に沿って問診が行われます。
    不安なこと・聞きたいことがあればこの時点で確認すると安心です。

    私は採血後いつから飲酒できるかを確認しました。(最重要事項)

  • ヘモグロビン濃度測定・血液型事前検査

    問診のあとはヘモグロビン濃度が採血基準を満たしているかどうかの測定があります。
    また初回の場合は、血液型の事前検査もこのタイミングで行われます。

    献血前の検査用採血は、バチンッ!と軽く輪ゴムではじかれたような痛みがありますが、一瞬で終わります。

    何回やってもバチンッ!でびっくりしてしまうので、恥ずかしい、、

  • 採血

    全血献血で10~15分程度、成分献血は採血量に応じて40~90分程度かかります。
    採決の間はテレビを見たり、本を読んだり、携帯をいじったり腕を動かさなければ好きなことができます。

    看護師さんの腕前によって全然痛さが違うので、ここは運に任せましょう。。

    タオルの下で血が抜かれています

    私は自分の腕に針が刺さっているのを見るのが好きではないので献血の間はずっと不自然にそっぽを向いているのですが、今回の看護師さんはすぐそれに気づいたらしく『腕のところにタオル掛けてもいいですか?』と聞いてくれました。

    優しい。。。

    今回の献血は15分程度の短い時間でしたが、時折看護師さんが声をかけて気分が悪くないか、痛みが続いていないかなど確認しに来てくれます。

  • 休憩

    採血後は休憩スペースで水分補給をしながら休憩タイム。
    特に夏は脱水症状になりやすいので、たくさん水分をとりましょう。

    場所によってはお菓子やアイスクリームなどがもらえる場合もあります。

    頼んだのはカフェオレ

    今回は献血後にドリンクとおやつのサービスがありました。

  • 献血カードの受け取り

    休憩している間に、スタッフの方が献血カードを返しに来てくれます。
    カードの裏側には、次はいつから献血開始可能かなどが記載されています。

    この日は全然人がいなかった…時間帯かな
  • 健康状態を引き続き観察!

    献血のあとには『献血後のお願い』という紙が渡されるので、もしも普段と違う症状(気分が悪くなったり、腕の痛みやしびれがひどい場合など)がある場合は血液センターに連絡しましょう。

献血センターによっては、献血した人を対象にイベントを行っていることがあります。
今回献血ルームfeelでは隅田川花火大観覧抽選への応募ができたので、当たることを願って用紙を提出してきました。

当たれー!

記念品?はそうめんでした。ありがとうございます

後日談:観覧抽選は見事にはずれてしまいました。。
次回の機会に期待します!

まとめ

ちょっと切羽詰まって(?)始めた献血ですが、献血ルームに行くと実際に輸血を受けた方々のメッセージが展示されているところがあり、待ち時間の間にそれらのメッセージを読んでいると『痛かったけど来てよかったなぁ』と感じます。

中には病気ではなく思わぬ事故によって輸血が必要になった患者さんの声などもあり、自分もいつお世話になるかわからないのでこれからも機会と自分の健康が許す限り献血はしていこうと思っています。

400mlの全血献血後、赤血球は約3~4週間で回復すると言われています。
その間は特に身体にいいものを選んで食べるようにしたり、健康に気遣うようになったのでそう言った面でも献血は私にとって、やっていて良かったことのひとつになっています。

献血ルームからの長め。スカイツリーが一部見えます

献血はしなくてはならないものでは決してありません。
でももしも『ちょっと興味あるかも』と思った方は、是非こちらのサイトから最新かつ詳しい情報を見ていただけたらと思います。

→ 献血について|日本赤十字社 (jrc.or.jp)

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました♪
素敵な一日をお過ごしください!

参照:
献血ルームfeel|東京都赤十字血液センター|日本赤十字社 (jrc.or.jp)
献血Web会員サービス「ラブラッド」|日本赤十字社 (kenketsu.jp)

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