私は青春18きっぷが大好きです。
今回も東京から滋賀までは青春18きっぷを利用し、時間をかけて移動してきました。
青春18きっぷの魅力…それは自由度がとっても高いところ!
その日中であれば、一回分の切符で何度も乗り降りできるので、途中下車好きな人にはめっちゃ向いているんです。
新幹線や特急列車と違いローカル路線をゆっくり移動していくので、利用客が地元の人々なのも面白いところ。
少しずつ周りの人のイントネーションが変わっていくのを聞いていると、旅してるなぁという気持ちになるのです。
今回は滋賀から東京に戻る際、なぜか大好きな大垣で途中下車してプチ酒蔵めぐりをしてきました。
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前回、青春18きっぷを使った時に大垣観光&枡をゲットしたときのお話はこちら↓
岐阜県大垣市ってどこにある?
岐阜県大垣市は岐阜県の西濃エリア(南西)に位置し、県内では岐阜市の次に人口の多い都市です。
地図を見てみると…ちょうど日本の真ん中にありますね!
また大垣市は戦国時代から江戸時代にかけてたびたび登場する、歴史スポットでもあります。

大垣駅近くには関ヶ原の戦いで石田三成の本拠地となったといわれる大垣城があるなど、駅の周りを散歩するだけでも楽しく、途中下車にぴったりの場所なんです。
水の都・大垣市
地下水が豊富で自噴しているエリアも多々ある大垣市は『水の都』とも呼ばれています。
なんと大垣市の上水道の水源はこの豊富な地下水なんですって。
身体によさそうですね。

そんな豊富な水資源を持つ岐阜県は、古くから河川を利用した舟運が盛んだったそう。
現在はさまざまな地下水や生き物の保全活動をとおしたまちづくりをしており、1996年には水の郷100選にも選ばれたのだそうです。
JR大垣駅から徒歩圏内のアリアにもいくつか湧き水スポットがあり、県内外から湧き水を求めて訪れる人も多いのだとか。
なんでも、このお水でコーヒーをつくるととっても美味しいんですって!

高いビルもなく、交通量もそこそこで落ち着いていてとっても歩きやすい。
『ほどよく田舎で 意外と都会 そこそこ、大垣。』
と書かれたバナーを見かけたのですが、うまいこと言うな、と思いました。

ちなみに…大垣市の移住ポータルサイトによると、大垣市は住みよさ岐阜県No.1なのだそう。
個人的には『行政窓口の土日祝日サービス』もいいなと思いました。
渡辺酒造醸
水の都・大垣市で醸される日本酒はさぞかし美味しいだろう…と期待を込めて、今回訪れた酒蔵1軒目は『美濃錦』『白雪姫』で有名な渡辺酒造醸です。

明治35年創業の渡辺酒造醸はJR大垣駅から徒歩約10分の距離にあり、アクセスも大変良好です。
約2時間弱電車内でおとなしく座っていた身なので、たった10分だが滞っているであろう血の巡りを促進させる気持ちを込めて歩きます。
趣のある住宅街を進むと、ひときわ目を引く黒壁の建物が見えてきました!
そして手前には『地酒』の文字が。

直売所に入ると、お店の方が好みを聞いておすすめのお酒を教えてくださいました。
お酒のほかにもあられ等が販売されており、ワンストップで晩酌セットが揃う品ぞろえでした。
渡辺酒造醸
岐阜県大垣市林町8丁目1126
お土産:『白雪姫 大吟醸 Sweet』
まず目を引くのは素敵な水色のボトルと、めっちゃ気になっていた『白雪姫』の文字。

ネーミングセンスが素敵ですな。
数ある姫キャラクターの中でも、白雪姫とな!
基本的に純米酒を飲むことが多かった私ですが、最近徐々に醸造アルコール添加酒の魅力にも気づき始めた今日この頃。
このタイミングでこちらのお酒をおすすめしてもらえて嬉しかったです。
醸造アルコール添加の魅力って?
純米酒の原料は米と米麹のみですが、醸造アルコール添加の日本酒には米・米麹に加えて『醸造アルコール』が添加されます。

醸造アルコール添加とは
日本酒の醸造アルコール添加に使われるアルコールは、主にトウモロコシやサトウキビを原料とした食用の醸造アルコール。
醸造アルコールは純度が高く、味も香りもほぼありません。
主に酒質を安定させることを目的に、古くは江戸時代より始まったといわれています。
(当時は酒粕からつくられ粕取焼酎や、本格焼酎などが使われていたそうです)
品質管理の技術も発達した現在は、さらに日本酒のクオリティを上げるために醸造アルコールを添加することがほとんどです。
例えば:
- 日本酒の味わいをすっきりと軽やかにする
- 日本酒のフルーティーで華やかな吟醸香を引き出す
(酵母によって造られた香りの成分は水よりもアルコールによく溶けるのだそう)
全国新酒鑑評会(毎年5月に開催されるお酒のコンテスト)では純米大吟醸よりもアルコール添加された大吟醸酒の多くが金賞を取っているんですって。
まだ続く!大垣内の次の酒蔵へ♪
この日背負っていたリュックサック内の限られたスペースには、あと1本ほどお酒が入りそう…という事で、もう1軒別の酒蔵を目指します。
どうやらJR大垣駅から徒歩圏内には3軒の酒蔵があるよう。
さすが水の郷ですね!
次の目的地は渡辺酒造場より約15分歩いたところにある武内酒造。
「良酒醸成(蔵元として常に良い酒を醸し成す)」を大切にした妥協のない仕込みをモットーにしている酒蔵だそうです。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な1日をお過ごしください。
参照:
大垣市公式ホームページ/水の都おおがき (ogaki.lg.jp)
美濃の地酒|渡辺酒造釀 (minonishiki.com)
「醸造アルコール」とは?日本酒に醸造アルコールが必要な理由 – KUBOTAYA (asahi-shuzo.co.jp)