もう11月も終わりかけですね。
2023年最後の旅先として、私は佐賀県を選びました。
なぜ佐賀かというと…佐賀県産のお酒をいくつか飲む機会があり、大変自分好みなことを知ってしまったからです。
(前回福岡・長崎に行った時も同じことを言っていた気がしますが)
九州に日本酒のイメージがなかった私は、美味しい佐賀の日本酒を飲んで衝撃を受けました。
そして思ったのです。
これは…佐賀で酒蔵めぐりしておいた方がいいのでは。
と。そんないきさつで、年末までゆるっと車で佐賀とその周辺エリアをまわることにしたのでした。
オーシャン東九フェリー
さてさて、車で佐賀に行くことを決めた私ですが肝心の運転スキルの方は…まだ微妙?
だったので東京から福岡まではフェリーを使うことにしました。

寝てる間に福岡まで移動できるって最強じゃない?
(正確には寝て、起きて、また寝ている間やな)
福岡から佐賀までは…安全運転で乗り切ります!
オーシャン東九フェリーの航路

オーシャン東九州フェリーは東京・有明~徳島・沖洲~福岡・新門司を結ぶ大型フェリーです。
今回私が利用したのは下り便で、東京~新門司間に乗船してきました。
下記(↓)はこの時の平日のダイヤ。
日・祝は出航時間が違うので要注意です。
東京港 | 徳島港 | 新門司港 |
19:00発 | 13:20着+1 14:20発 | 05:35着+1 |
こちら、お気づきでしょうか。
オーシャン東九フェリーを利用すると、2泊3日の船旅が満喫できるのです♪
オーシャン東九フェリーの予約方法
今回のフェリーの予約はオーシャン東九フェリーの公式ウェブサイトから行いました。
→ 東京、徳島、九州を結ぶフェリーならオーシャン東九フェリー (otf.jp)
本人の情報(連絡先など)と、車両を持ち込む場合は車名やサイズ・ナンバーなどの情報入力が必要になります。
今回は事前ウェブ決済を選択したので、2,090円の割引が適用されました。
ありがとうございます!
上記は2023年9月時点のものですので、最新の情報は公式ウェブサイトをご確認ください!
オーシャン東九フェリーの料金

橋の上で待つので、緊張しました。
今回はわが愛車とともにフェリーに乗り込むため、乗船金額は車両料金を含みます。
- 東京港~新門司港間
- 軽自動車(車長4m以下)1台
- ドライバー大人1人
- WEB予約決済割引適用
トータルダメージは 38,830円 でした。
オーシャン東九フェリーの当日の受付方法

徒歩の場合は出航の30分前、車両がある場合は出航の60分前には受付を済ませる必要があります。
受付に必要なのは:
- 予約番号の確認(自動券売機の場合予約番号入力・QRコード読み込み)
- 精算(未精算の場合)
- 乗船券発券
乗船券発券後は、乗船まで所定の場所でスタンバイしておきます。
車両がある人は大体約1時間前より乗船可能でした。
東京(有明)のりば
東京都江東区有明4-8-6
自家用車と共にフェリーに乗る場合は、ターミナルの手前に設置されている看板の通りそのまま待機所まで移動しましょう。
待機所に車を停めてからターミナル内で発見などの手続きをするとスムーズです。

オーシャン東九フェリー『フェリーびざん』船内の様子
荷物を置いて、落ち着いたら少し船内の探検をしてみました。
キャビン
今回私は女性専用のキャビンを予約しました。
個室の位置は、チケット購入時に選んで予約することができます。


1人ひとりに与えられるスペースが思った以上に広く、快適に2泊3日の船旅を過ごすことができました。

キャビンには読書灯・小さな物置スペース・ハンガー1個・寝具があります。
船内の設定温度が暖かかったので毛布を使うことはありませんでしたが、すでに準備されているのは嬉しいですね。

大浴場
フェリー内の大浴場は、揺れなどがない限り24時間営業していました
いつでもお風呂に入れるのが嬉しかったです!

オーシャンプラザ
フェリー内には食堂がありません。
代わりに、持ち込んだ食べ物を温めて食べることができるスペースがあります。

自販機もずらりと並んでおり、ドリンクはお茶・水は無料でその他のジュースやお酒などは販売がありました。


水平線を眺めながら飲むお茶は最高すぎました。

私は、船内の自販機に何があるかわからなかったので5食分の食事を持ち込みました。
ゆで卵は持って行って正解だったな…。

プレイゾーン
他にも、ちょっとしたゲームセンターがありました。
何もすることがなくなてしまった時の時間つぶしにはいいかもしれません。

オーシャン東九フェリー『フェリーびざん』のラウンジでひとり酒

共有スペースはいくつかありますが、人気がある(ように見えた)のは景色の良いオーシャンプラザの右側&左側。
食事時は常に込み合っている印象でした。

個人的に穴場だと感じたのは『フォワードロビー』です。
景色が良い&使用している人がほぼいないので静か&座布団があってふかふか!
こちらは読書やコーヒータイムに最適だと感じました。


夜間は安全運航のためカーテンが下がっていますが、外が暗いとどうせ何も見えない(多分)ので無問題です。
大関 純米濁り酒 夢見るひつじ

夢見るひつじは『なめらかにとろける上品な甘さ』とあるように、こっくりした甘口のにごり酒。
シンプルにおいしい!!!
まさに寝る前の一杯に最適なお酒で、ワンカップ(180ml)という量といい、ラベルの羊ちゃんといい、これをゲットした自分を褒めたたえたいくらいに船で眠る前に飲むのに最適なお酒でした。

日本酒というよりも甘酒のようなお酒です。
お米の甘味が濃厚で、とろりとした食感…とても飲みごたえがあります。
お米をすりつぶしてあるので、なめらかな口当たりも良きかな。
アルコール度数は11~12℃と優しめなので、スッキリと眠りに入れるのも嬉しいポイント。
日本酒!感が強くなく、普段日本酒を飲まない人でも美味しく飲めそうです。
飲む前にはしっかりカップを振ってから飲むのがポイントです!

今西酒造 純米吟醸 三諸杉
夜が明けて。
先日奈良で購入して、飲むのを楽しみにしていた『三諸杉』を開封しました。

お供は要りません。これだけで美味しいお酒です。
まず開栓すると漂う、甘みの強い日本酒の香り。
香りからして濃厚なんだろうな、と想像できる雰囲気です。
口に含むと最初に感じるのはフルーティーな甘み。
それからぐわっと迫りくる酸味!…のあと、最後にそっと来る苦味。
その甘み・酸味・苦みのバランスがすごくよくて、濃厚な味わいなのにグイグイいけます。

小さい瓶での持ち込みでよかった。
4合瓶だとどこまで飲むか悩んでしまいそうな美味しさでした…笑

寝てる間に移動できるって素敵(2回目)
2023年は離島に滞在していた期間が長かったため船に乗る機会がよくありましたが、今回は『愛車とともに船に乗る』という初めての経験をしてきました!

乗船前はフェリー内の限られたスペースに車をうまく駐車できるのか心配していたのですが、全く問題ありませんでした。
係の人がいい感じに的確なアドバイスをくれて、サクッと所定地に車を停めることができました!
ぼんやり海を眺めたり、昼間からお酒をたしなんだり、持ってきた本を読んだり、水平線を見つめながらお風呂に入ったり…と約33時間の船旅ながらあれこれしている間に、あら不思議。
ほとんど2泊3日だったというのに気持ち的には、あっという間に終わってしまった船旅でした。
北九州(新門司)のりば
北九州市門司区新門司北1丁目12番地

今回、福岡の到着したのは朝の5時30分。
辺りは真っ暗で…暗闇の中での下船です。
2泊3日過ごしたフェリーびざん。
お世話になりました!
この後はゆるっと佐賀を目指しつつ南下していきます。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な1日をお過ごしください。