礼文島にて滞在していた船泊地区の海岸では『穴あき貝』というまん丸い小さな穴の開いた貝殻が沢山打ち上げられています。
今回は海岸を散歩している間に見つけたお気に入りの穴あき貝を使って、ちょっとした工作(またの名を雨の日の時間つぶし)をしてみました。
穴あき貝

穴あきパンチで開けたような、きれいな穴が開いた『穴あき貝』の多くはエゾタマキガイという貝で、ツメタガイいう巻貝に捕食されてしまった跡なのだそう。
ツメタガイは歯舌(しぜつ)というやすりのような歯で貝殻に穴を開け、そこから中身を食べてしまいます。

中には二か所も穴をあけられてしまった貝殻や、

すんでのところで穴が貫通しなかった貝殻も落ちています。
穴あき貝はどこで見つかる?

船泊付近にはいくつか穴あき貝を見つけることのできる海岸があったのでご紹介します。
船泊の大備海岸

礼文町総合公園から大備海岸の砂浜に降りることができます。


砂浜はおびただしい数の貝殻で埋め尽くされており、穴あき貝もたくさん落ちているので見つけるのは難しくありません。

6月中旬、砂浜に降りる途中に美しいエゾスカシユリが咲いていました。
浜中の白浜海岸

砂浜が見えないほど積みあがった貝殻。
そのほとんどが穴あき貝なのでは?というくらいたくさんの貝殻に穴が開いていました。
この辺りでは、波が穏やかな日にアザラシが日向ぼっこしている様子を見られることがあります。
穴あき貝でウィンドモビールをつくってみた

大備海岸で気に入った流木と穴あき貝を集めてきて、宿に持ち帰ってきました。
どんな感じでそれぞれの貝を配置するか、イメトレしながら進めていきます。

イメージが固まったらたこ糸で適当に結んでいきました。
吊るすところがなかったので天井にぶら下げて雰囲気を確認。

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こちらは第2作目。
ウィンドモビール…ではない気がしますが、いい感じの流木と貝殻があったので飾りをつくってみました。

ドアを開け閉めする時に大ぶりの貝殻が扉に当たってガチャガチャ音を立てるので、部屋から出入りするときは静かに動くようになりました。笑
まとめ

船泊にはたくさんの穴あき貝が打ち上げられた砂浜があり、様々な色・大きさの穴あき貝を見つけることができます。
いままでに貝殻の厚さが薄くなっている殻頂部に穴があけられた二枚貝を見たことはあったものの、今回初めて貝殻の殻頂部以外の場所にしっかりと人工的にも見えるほど真ん丸な穴があけられているのを見て驚きました。
食べられてしまった二枚貝たち、怖かっただろうなぁ。。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
礼文島・船泊エリアでも白メノウを発見!?
浜辺のお散歩が楽しくなるアクティビティをやってみた↓
参照:
夏がベストシーズン!”花の浮島”礼文島で人気スポットを巡ろう|モデルコース|【公式】きた・北海道/稚内・利尻・礼文の観光WEBサイト (north-hokkaido.com)