船泊に滞在している間は泊まっていた宿が海岸沿いにあったため、天気のいい日は浜辺に打ち上げられたものを見て楽しむビーチコーミングをするのが日課になっていました。
そんなとある日、地元の人に『礼文島の砂浜には、たまにメノウが打ち上げられていることがある』ということを教えてもらいました。
それからというもの、浜辺を歩くときは意識的にメノウを探してみることにしたのです。
メノウ

メノウ(瑪瑙)は英語ではAgateと呼ばれるもので、豊富な色と様々な模様があるのが特徴です。
礼文島の海岸で見つかるものは生成~白色のもので、目を凝らして砂浜を歩いていると比較的簡単に見つけることができました。

メノウと水晶は同じ成分(石英)でできています。
石英が結晶になったものは水晶と呼ばれ、石英の結晶が集結しマーブル模様になったもので、特に色と模様が美しいものがメノウと呼ばれるのだそうです。
メノウは礼文島のどこで見つけられる?

こちらは浜中の白浜海岸で見つけたもの。
メノウ浜ほど簡単に見つけることはできませんが、ここでメノウを探す人が少ないせいか比較的大ぶりのものに出会えることがあります。
メノウ浜



メノウ浜と呼ばれるだけあって、たくさんメノウが落ちています。
5分くらい砂浜をうろうろしていただけで、手の平いっぱいに小粒・大粒のものを見つけることができました。
地元の人によると、海が荒れた次の日には特に見つけられる可能性が大きいそう。
個人的には水辺から離れた場所ではなく、波打ち際近くにたくさん落ちている気がしました。
宇遠内(ウェンナイ)

8時間コースで通りがかった宇遠内(ウェンナイ)の砂浜でもいくつか発見。
特にメノウを探しているわけではなかったのですが、海に近くて波のあたる砂利っぽいところに不自然に白く光るものがあったのでよく見てみるとメノウでした。
礼文滝

礼文滝近くの海岸でも運よくメノウを発見。
こちらは岩の間のくぼんだ所にたまっていた砂利と一緒にあったものを見つけました。
ゴロゴロ落ちているわけではなく他には見当たらなかったので、たまたま波に乗って運ばれてきたのかな…という感じでした。
浜中の白浜海岸

メノウを発見した中で一番意外だった場所は、浜中にある白浜海岸。
穴あき貝がたくさん落ちていることで有名な場所です。
最初はシーグラスかと思いましたが、よく見てみてるとメノウでした。
波打ち際にころりんと寝転がっていたのが面白かったです。
ここは船泊滞在中に結構な頻度で訪れていましたが、メノウを見つけたのは数回のみ。
沢山落ちている!というわけではなさそうでした。
船泊の大備海岸

数日間海が荒れていた後に訪れてみると、大備海岸でもいくつかメノウを見つけることができました。
しかしながら浜中の白浜海岸と同じで、大備海岸でメノウを見つけたのは数回のみ。
穴あき貝を拾いに行ってメノウも見つけられたらラッキー、という感じでした。
…が!
恐らくですがこの辺でメノウを探している人はいないためか、見つけたメノウは比較的大きめ&柄が綺麗なものが多かったです。
浜散歩が楽しくなるメノウ探し

礼文島ではメノウ浜をはじめ、いくつかの西側・北側の海岸にて白いメノウを見つけることができました。
しかしながら同じ西側でも、鉄府(てっぷ)や鮑古潭(あわびこたん)の砂浜ではタイミングが悪かったのか、メノウを見つけることはできませんでした。
海が荒れた後に行ってみるともしかしたらあるのかも…?

拾ったメノウは、家に帰ってやすりで磨いてつるつるにしてみたいと思っています。
やる気が起これば。
散歩ついでに美しいお土産が見つかるかもしれないメノウ探し。
礼文島の海岸を歩く際は、穴あき貝だけでなくメノウも探してみてはいかがでしょうか。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
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礼文島には美しい場所が沢山!
中でもお気に入りは鉄府にあるこちらの神社↓
晴れた日に訪れると、ただひたすらに呼吸を忘れるような絶景が広がっています!
参照:
メノウ浜|観光スポット|【公式】きた・北海道/稚内・利尻・礼文の観光WEBサイト (north-hokkaido.com)