沖縄でSUP三昧していた頃から早数週間…。
東京のうだる暑さを満喫(?)していましたが、そろそろ西に出発する時間です。
夏!といえば梅花藻の季節ですね。
ずっとずっと見たいと思っていた小さなかわいらしい花を探しに、滋賀県は米原・醒井(さめがい)まで行ってきました。
青春18きっぷでね!

梅花藻(ばいかも)ってなに?
皆さん、梅花藻って知ってますか?
梅花藻は川や湖などの清流で育ち、水中や水面で白色のかわいらしい花を咲かせるキンポウゲ科の水草。
開花時期は5月から10月ごろですが、見ごろは7月下旬から8月下旬といわれています。

水温年間が約14℃前後の清流でしか育たない梅花藻は多年草。
成長すると約50㎝位になるのだそうです。
清涼な流水を好み、主に湧き水を水源とする河川に見られます。
流れのない水槽や池で育てるのは大変難しいとか。
葉っぱが松のようなので、別名は『カワマツ』なんですって。
そのままのネーミングが分かりやすいですね!

梅花藻はどこでみられる?
今回私が訪れた滋賀県米原市・醒井の地蔵川は、中山道の醒井宿に位置しています。
地名は醒井、最寄りの駅の名前は醒ヶ井。
どちらも『さめがい』と読むのだそうです。ややこしや…。


平成の清水100選に選ばれた居醒の清水(いさめのしみず)などの湧き水が水源となる川で、貴重な淡水魚である『ハリヨ』も生息しています。
今回の青春18きっぷのルート
この日は、どれくらいの時間を醒井で過ごすことになるのか分からなかったので始発で品川出発!
張り切りすぎた感がありますが…実際にはあと2時間くらい遅くても問題なかったです。

私の場合はゆっくりを地蔵川周辺を散策して、約1時間ほど醒井に滞在しました。
川沿いに食事処やカフェもあるので、時間に余裕のある人はこの辺りでランチやお茶をしても良さげでした。
駅から梅花藻の咲く地蔵川までは徒歩約5分
JR醒ヶ井駅の駅前広場には親切にも観光マップが。
Google mapだけが頼りだった私は、こちらを参考に地蔵川沿いを散策しました。

途中、こんな感じで道しるべがあるので迷うことはほぼないかと思われます。

駅から十王水までは、ゆっくり歩いても5分くらいで着きました。

この日は醒井木彫り美術館の辺りの梅花藻が満開!
百日紅の桃色と梅花藻の白色の美しいコラボレーションです。

水中でしか咲かない花かと思っていましたが、水から顔を出して咲いているものもあるんですね。
シーズンは終わりかけだったけど…
ずっと見てみたいと思っていた梅花藻。
出発した時点では天気が良くなかったのですが、醒井に到着したころには天気も回復しており無事に白く可憐な花を拝むことができました。

これはたぶん静岡のあたり
基本的に青春18きっぷで滋賀に向かう場合、途中は始発から終点まで電車に乗っている場合がほとんど。
そのため今回は終点の米原ではなく1駅手前の醒ヶ井で降りるのを忘れぬよう、緊張していました。
うっかり寝てしまっていたら米原まで行ってしまうしね…。
電車の本数が少ないので、戻るのも一苦労なんですよ。
こちらは近隣のお店屋さんの軒先で栽培されていた梅花藻。
流水でしか育たないそうで、管理が難しいそう。

今年の梅花藻は一部終わりかけていたようで、川の場所によっては花がほとんどないところもちらほらあり。
自然のものなのでタイミングは難しいながら、今年頑張って咲く可憐な梅花藻を見ることができて良かったです。
私も梅花藻のように自分の立っている場所で自分のできることを頑張ろう。

梅花藻を堪能した後は、更に琵琶湖の北へ。
木ノ本で『北國街道』を醸す、山路酒造へ向かいます。
目当てはもちろん『桑酒』…!
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。