米原は醒井にて梅花藻を堪能した後は、引き続き青春18きっぷの旅を続けて木ノ本へ。
次の目的地は北國街道沿いにある『山路酒造』です。

実は前回青春18きっぷで琵琶湖一周をした際にこちらも訪れたかったのですが、タイミングが良くなくてお店が閉まっていたのですよね。
なので、今回はリベンジ!という事で行ってきました。
山路酒造とは
彦根から金沢を結ぶ北國街道沿いにある山路酒造は1532年(天保元年)に創業されました。
滋賀県では最も古く、日本でも5番目の歴史を誇る蔵だそうです。

こちらの酒蔵の名物は『桑酒』。
かつて養蚕業が盛んだった木ノ本では、地元で桑の葉が栽培されていました。
そんな桑の葉を使って山路酒造の創業当時から造られている桑の葉のリキュールの甘味はもち米を麹の働きによる糖化由来で、お砂糖や甘味料は一切使用していません。
もち米からくる甘さと、桑の葉による独特の風味(ちょっと薬っぽい)が特徴の桑酒は、日本酒が造り終わってから造られるそうです。

また山路酒造のお酒はどれも一本造りでブレンドはしないのだとか。
その年ごとに微妙に変わる味わいも、その年の味として楽しめるのが素敵ですね。
山路酒造
滋賀県長浜市木之本町木之本990
醒ヶ井から木ノ本まで(事前リサーチは大事!)
さて、この日は電車の乗り継ぎがうまくいかず、、米原でまさかの41分待ち!
調べてみると、別の時間だと待ち時間は15分程度しかない場合もあるそう。
改めて次回からは事前リサーチが大事、という事を学びました。

桑酒じぇらーと
JR木ノ本駅より徒歩約5分で山路酒造発見!
お店の中に入ろうとすると『桑酒じぇらーとできました』の文字が輝いていました。


こんなん絶対食べなあかんやん!
美味しそうすぎる!
すぐさま桑酒じぇらーとをオーダーすると、店内のイートインスペースに案内されました。
落ち着いた店内と木のテーブルが素敵な空間で一息つきます。



しゃくしゃくした舌触りと優しい甘味がたまりません!
アルコールの含まれているジェラートですが、そこまで強くお酒を感じず。
蒸し蒸ししていたこの日、桑酒じぇらーとでこの上ない休息感を味わうことができて大満足でした。
『北國街道』試飲と山路酒造の『桑酒』
桑酒ジェラートをいただいた後は、山路酒造で醸されているお酒を試飲します。
それぞれのお酒のつくりや味わいの特徴を説明していただき、ひとつひとつ手作りで丁寧にお酒を造っておられるんだなぁと感じました。

日本酒が並ぶ中、やはり気になったのは左側に陳列されていた桑酒。
ボトルがすでにレトロな存在感を放っています。


桑酒には梅酒のような濃い甘さはなく、糖化由来の優しい甘さと独特のハーブ感が癖になりそう。
これはロックでも、ソーダ割でも飽きずに飲めそうです。
女将さんが『桑酒の120mlと900mlは東京のここ滋賀でも取り扱いがあるので買えますよ』と教えてくださったので、今回はここ滋賀では取り扱いのない徳利バージョン(300ml)をゲットしました。

かわええ
家に帰って飲むのが楽しみすぎる…!
おすすめの飲み方は『桑酒モヒート』だそう。
沖縄で買ってきたシークヮサー果汁があるので、それで作ってみようと思います。

こちらは元気に生い茂っていた、桑の葉。
青々とした大きな美しい葉っぱですね。

『七本鎗』で有名な冨田酒造はご近所さん
実は『七本鎗』で有名な冨田酒造は、山路酒造から目と鼻の先の距離に蔵を構えています。
山路酒造を後にしてから冨田酒造にて前回から気になっていたストラップをお土産にゲットしてきました。


ここで一旦観光終了。
最終目的地である大津まで、ゆっくりと電車で南下します。
やっぱり青春18きっぷはいいね
今回の旅では長いこと気になっていた山路酒造の『桑酒』が味わえ、わざわざ米原から琵琶湖を北上して立ち寄った甲斐がありました。
薬っぽい味がするというレビューもありちょっと心配していたものの、私にとってはハーブっぽい(苦手なタイプでは全くない!)独特の味わいが優しい甘味にマッチした、飲みやすいリキュール。
これから家でちびちび飲むのが楽しみでなりません。
思いがけず桑酒じぇらーとが食べられたのもラッキーでした♪

また、この旅で改めて『青春18きっぷは楽しいなぁ』と思いました!
特急に乗ったらもっと早いやんという意見もあるだろうと思いますが、個人的には時間をかけてえっちらおっちら移動するのがとてもいいんです。
車窓で流れる景色の速さも目にやさしくて見やすいですしね。
という事で、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。