石垣島から日帰りで行ける離島はたくさんあるものの日程が限られているため、私の中で優先順位の高かった『波照間島』に日帰りで行ってきました。
なぜ波照間島に行きたかったかというと…ここは『日本最南端の島』だからです!
今回は日本の最南端に石垣島から弾丸で訪れたときのことをまとめました。

『ゆっくり ゆっくり 走ってね』
波照間島ってどこにある?
先ほど波照間島は日本最南端の島!
…と書きましたが、実際には日本の領土の最南端は東京都小笠原村の沖ノ鳥島。
しかしながら一般の人が自由に到達可能な東西南北端、というカテゴリーの中での日本の最南端の島は波照間島なのです。

波照間島は石垣島から南西へ42㎞の位置にある、周囲はわずか14㎞の有人島です。
ハテルマは果てのうるま(果てのサンゴ礁の島)が転訛したもの。
島にはサトウキビ畑が広がり、時期によってはスイカやメロンも栽培しているそうです。
波照間島への行き方
波照間島へは石垣島からフェリーを利用して行くことができます。
今回私は、ユーグレナ石垣港離島ターミナルから出ている安栄観光の定期高速船で波照間島へと向かいました。

こちらは安栄観光の時刻表です↓
時刻表&運賃表|安栄観光 (aneikankou.co.jp)
チケットは予約せず、当日に離島ターミナルにある安栄観光の窓口で購入しました。
クレジットカードやQRコード決済も使えたのでスムーズに買うことができました。

波照間島への航路は外洋を通過するため波が高く風雨の影響を受けやすいといわれており、とっても揺れることで有名です。
またほかの路線と比較すると欠航率も高いので、訪れる際はスケジュールに余裕をもって計画するのが安心です。
当日の旅程
- 11:15ユーグレナ石垣港離島ターミナルへ
30分前に離島ターミナルで往路は11:45分発のチケット・復路は17:20発の往復チケットを購入しました。
波照間島にはたくさんの売店があるわけではなさそうだったので、水や軽食などを持って行った方が良さげです。
私はターミナル近くのFamily Martで色々買いこみました。
(時間がなければ、ターミナル内でも色々購入することができます!) - 11:45波照間島に向けて出港
『揺れます!揺れが苦手な方は後ろ側の座席をご利用ください!』
と案内がありました。
といってもそんなに空席がなかったので、気持ち後ろ側の開いている席に着席しました。 - 12:20西表島大原港着
こちらの便は大原港を通過する便だったようで、大原から結構な人々が乗船してきました。
- 13:10波照間島到着
想像していたより小さい船だったので覚悟していましたが、噂通り大原から波照間までの航路は結構揺れました!!!
周囲の地元の方々は飄々とした表情で乗っておられましたが、観光客の方々(特にお子さん連れ)は揺れるたびにきゃっきゃしていました。
船酔いが心配な人は、絶対酔い止めを持って行った方がいいと思います。 - 13:20レンタサイクルゲット
港付近には2軒のレンタサイクル屋さんがあります。
私は船を降りたところで客引きをしていた西浜荘レンタサイクルを利用。1日利用で1000円也。
波照間島は特にアップダウンがなさそうだったので、普通の自転車をレンタルしました。集落お散歩マップの写真を撮って出発です - 13:30ニシ浜
波照間島で唯一遊泳可能なビーチで、たくさんの人でにぎわっていました。
沖縄県内でもトップクラスの透明度を誇るといわれている波照間島の青い海は『ハテルマブルー』と呼ばれているそうです。
曇っててもこの色よ - 13:45泡波酒店
幻の泡盛『泡波』を求めて泡波酒店に赴きましたが、やはり売ってはいませんでした。
しかし日本最南端の酒蔵を訪れた記念にお土産をゲット。
トートバッグ(バングラデシュ産・1400円)と巾着(中国産・800円)です。『泡波』は島内の飲食店では普通に飲むことが可能なので、機会があれば是非飲んでみてください。
ちなみに、泡波はユーグレナ石垣港離島ターミナルで購入可能です。
1本5000円するけどね。 - 14:00コート盛
琉球王朝時代に海を往来する船を監視するために、琉球石灰石を積み上げて造られたもの。
波照間島には高い建物がないため見晴らしがよく、天気がいいと遠くに西表島が見えるそうです。
- 14:30日本最南端の碑
その後、炎天下を自転車で爆走し…とうとう、日本最南端の地に到達です。
滲む手作り感 深く目の覚める碧、岸壁に打ち付ける白波!
大迫力の絶景でした。風が強いためあまり端の方には行けなかったのですが、日によっては絶壁の下で釣りをしている人もいるそうで、、命知らずだな!と思いました。
- 15:25浜シタン群落
竹富町指定天然記念物にもなっており、海岸の隆起サンゴ礁に根を張り巡らせて季節になると小ぶりの白い花を咲かせるそう。
- 15:50波照間郵便局
こちらからはがきを出そうと、日本最南端の郵便局を訪れました。
石垣島でゲットしたはがきを投函しに行きました なんとこの日は移転後初めての開局日だったらしく、地元の方々が次から次へと『おめでとうございます!』とあいさつにいらしていました。
荷物になるのでご迷惑でなければ…とおっしゃっていましたが
飛び上がるほど嬉しかった!めっちゃ使います!私まで粗品のタオルをいただいてしまいました。
ちゃんと日付が入っているのが素敵すぎる。 - 16:20そばカフェ あとふすこ
ずっと直射日光のもと自転車で走り回ってそろそろ一休みしたい…というタイミングで見つけた素敵なカフェ『あとふすこ』。
黒糖アイスクリームののったコーヒーゼリーをオーダーしました。
優しい黒糖の甘味に癒される。。。そして今回お土産では買えなかった泡盛・泡波の水割りも追加でオーダー。
さらりと癖がなく、他の泡盛と比べても飲みやすい印象を受けました。頭上に屋根があるだけで温度が全然違うものですね。
そしてテラス席を吹き抜ける風でかなりリフレッシュできました。 - 17:00自転車返却
少し早めに港方面に向かい、自転車の返却を。
スタッフの方はいませんでしたが、台帳に返却の〇をつければOKとのことだったので無人カウンターで返却です。 - 17:10波照間港着
自転車で駆け抜けた波照間旅もこれで終わり。
ものすごく暑くて何回も水分補給の休憩をしましたが、熱中症にならなくてよかった。。出航10分前から乗り場に人が並び始めたので、私もつられて並んで船を待ちました。
- 17:20波照間出発
例にもれず、帰りもめっっちゃ揺れました。
あんな大波にも耐えられるとは、船って頑丈にできているんですね。 - 19:00石垣港到着
時間的にはそうではなかったものの、体感的には大変長い充実した一日でした。
お疲れ様でした!その後、石垣島の離島ターミナルから徒歩数分の距離にあるA&Wでルートビアフロートをいただきましたとさ。
波照間島観光で気を付けること
以上、石垣島からの弾丸波照間島旅行でした。
今回の経験でいくつか気付いたことがあったので共有させてもらいます。

- 石垣‐波照間間の高速船は欠航しやすい
今回の私の便はセーフでしたが、翌日の高速船は高波の影響で欠航していました。
何があるかわからないので、スケジュールを組むときは余裕をもって計画しましょう。 - 島内には自販機はほぼない
特に夏場は水分補給が大切になってきますが、高速船乗り場と集落周辺にしか自動販売機がなく、お店も集落にしかありません。
ビーチや日本最南端の碑に向けて遠出する前に、しっかりと水分を確保しておきましょう。 - 日差しが強いので帽子・サングラスは必須
シンプルに日差しが強いです。
場所によってはまぶしすぎて目が開けられないような場所もあるので、サングラスは必ず持って行きましょう。

波照間島内では車やほかの自転車とすれ違うことはほぼなく、石垣の市街地は結構人が多かったのも手伝ってか誰もいない道路をひとり自転車で走るのはとっても開放感にあふれていました。

そしてあの澄んだハテルマブルー!
島によって海の色が違うというのは本当だったんですね。

この日は波予報が少し高く、行く前は『帰ってこれなかったら嫌だな、どうしよう』と考えていたのですが思い切って行ってみて良かったです。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。