5月のこと、福江島発着で2泊2.5日の弾丸旅行に行ってきました。
目的地は野崎島の旧野首教会と、牛の標識が気になる小値賀島!
今回のエピソードは野崎島から小値賀島への移動&小値賀島でレンタル自転車で爆走して牛を見に行った件について、です。
旅の1日目・野崎島の旧野首教会訪問記はこちら↓

小値賀(おぢか)島って?
小値賀島は人口2400人程の大変小さな島で五島列島の北の端っこに浮かぶ、小値賀町のメインの島。
かつて火山の噴火によってつくられた火山群島のひとつです。
島内各地では石器や古墳が見つかっており、小値賀島の歴史は約2万5000年、前後期旧石器時代(!)より続いているのだそうです。
小値賀島に実際に行ってみて感じたこの島の魅力は、なんといっても『人』。
例えば。
道の脇で自転車を停めて地図を調べていると、運転している車を停めて『あんた―大丈夫ねー?この辺道が分かりにくいからね。』と声をかけてくれる優しい方が何人もいました。
いくらのどかとはいえ、わざわざ車止めてまで道を教えてくれるなんて。。
しかも、私はかなり変な恰好(キャップ帽、マスク、サングラスにフード付きパーカーをかぶっており完全に不審者)をしていたにもかかわらず…。声をかけていただいたこっちがびっくりしてしまいました。
また、午前4時過ぎに民宿を出て小値賀港に向かったのですが、その時オートロックでもない玄関の扉はどうしたものか、と民宿のオーナーに相談したところ『鍵はかかってないから、そのまま出て行って大丈夫よー』と言われて衝撃を受けました。
今まで住んだどんなところでも夜は戸締りをするのが当たり前!だった私には結構衝撃だったのですが、ここはとっても治安が良いんだろうなぁ。
今回はほぼ20時間しか滞在しなかった小値賀島でしたが、次回来ることがあれば2週間くらい過ごしてみたいものだと思いました。

レンタル自転車
今回の自転車は、小値賀港のおぢかアイランドツーリズムでレンタルしました。
電動アシスト付自転車で、6時間1000円。値段も良心的ですね。
五島列島内でレンタル自転車を借りるのは4回目ですが、小値賀島で借りた電動アシスト付自転車が一番クオリティが高かったと声を大にして言いたいです!

まず、車輪のサイズが大きく、ペダルが軽い。
とても漕ぎやすく、長時間乗っても疲れにくかったです。
そしてなんといっても電動アシストの充電が、全然減らない!
アップダウンはそこまで激しくはなかったですが、5時間半ほどレンタルしてずっと電動アシストをONにしていても、返却時にまだ半分以上バッテリーが残っていました。
「牛に注意」
小値賀といえば、牛!です!
ですよね?!

こちらの標識があちらこちらで目を光らせていました。
鋭すぎる眼光…。その標識を見た後は、実際の牛も目力がすごいように見えてちょっと怖かったです。
こちらの標識は牛の通勤道路に建っているそう。
放牧エリアとと牛小屋を行き来する牛に注意するよう、造られたものだそうです。
自動車、農耕車、そして牛が同じ道路を共有する小値賀島では、牛が歩くときには完全に牛優先道路となるのだそう。
時間によっては、牛待ちの渋滞が発生することもあるようです。
当日のスケジュール
今回は野崎島から小値賀島に移動します!
こちらは当日のスケジュール↓
- 6:00荷物をまとめて散歩へ
まずは野崎ダムへ。
うっすらと光を浴びる旧野首教会の美しい佇まい。
本日も少し曇り空…昼以降晴れるようなので、期待します。
- 7:00野崎島自然学塾村をチェックアウト。寄り道しつつ野崎港へ
チェックアウトは特に何も手続きはなく。
管理人の方にお礼を言って、出発です。まずは野首海岸へ。
シーグラスや貝殻を拾ったりしてぼんやり過ごします。
幸いヌカカはまだ活動していないようでした。旧野首教会ともお別れです。
- 7:10野崎集落跡
朝からたくさんの鹿たちに出会いました。
野崎港。
まだ『はまゆう』は来ていないようです。恵比須神社跡
かつてはこの小道もたくさんの人が行き交う場所だったのでしょう。
- 7:30町営船『はまゆう』にて笛吹港へ
笛吹港から小値賀港まで徒歩数分。
小値賀港のおぢかアイランドツーリズムにてレンタル自転車を借りました。 - 9:00黒島
こちらは黒島園地からみた小値賀港近辺。
これ以降お天気は快晴に! - 9:30斑島
続いて、斑島のピットホールへ。
すごい強風で飛ばされそうになりながら、福江から持ってきたバナナでランチします。可愛いアート発見
- 10:00牛発見!@斑橋付近
一心不乱に草を食んでいます。お仕事中ですね…
- 10:20キヲツケロ
- 10:30長崎鼻
- 10:35五両だき
小値賀では ダキ=崖 のこと。
五両だきは、噴火口のうちのひとつが海水に浸食されてできたものなんだそうです。
満潮の場合は砂浜がなくなっていることもあるそうなので、干潮の時に訪れるのがよさげです。
こちらで放心しており、いつの間にか結構な時を過ごしていました…。
- 13:00膳所城跡
膳所、という名前に反応してしまいました。
近江から小値賀へ移った松浦氏の居城といわれる中世の城跡だそうです。 - 13:05うに漁解禁
最近うに漁が解禁されたそうで、殻が沢山乾かしてありました。
真っ黒なので、夜にうっかり踏んでしまったら悶絶しそうですね!からの、牛。
お仕事中のようです。 - 13:40船瀬海水浴場
貝採集に集中しすぎて写真がありません!
こちらでは、たくさんの小さな貝を拾い、気が付いたら1時間くらい滞在していました。 - 14:00牛の塔
もともと2つに分かれた小値賀島は、鎌倉時代末期より埋め立て工事によってひとつの島になりました。
その時に荷運びなどで犠牲になった牛を供養するために建てられたのがこの『牛の塔』なんだそうです。
- 14:30レンタル自転車返却
小値賀港にて自転車を返却し、今晩のお宿へ向かいます。
- 15:00民宿『田登美』
こちらの民宿は、ネットで電話番号を見かけて電話で予約を取りました。
素泊まり1名、1泊4000円です。本当は夕食付がよかったんですが、今は素泊まりしかやっていないとのことでした。
お部屋はこんな感じ。
清潔感があっていい感じでした♪お風呂の時間は17:00~22:00。
熱めの良いお湯で生き返りました。 - 18:00『すずらん』で本日初めてのご飯にありつく
皆さん、お気づきでしたか?
この日は朝からバナナしか食べていなかったのです。ランチくらいは食べるところがあるだろうと思っていた私でしたが、まさかの開いている店がありませんでした!
まずは長崎の地酒。
名前は忘れました、、スッキリ淡麗系の冷酒です。お刺身定食!
サラダがもりもりで美味しかったです。 - 20:00就寝
早いですが、就寝。
明日は4時起きなのでさっさと寝ましょう。 - 4:00起床&チェックアウト
お宿を出発です!
特に何も手続きはなく、布団を直して部屋を出ました。町は真っ暗…。
そして煌々と明かりがともった小値賀港!
- 4:50フェリー『太古』乗船
かなり閑散とした様子でしたが、私以外にもう一人乗船される方がいらっしゃいました。
- 8:15福江港到着
フェリーで爆睡してたら福江港に到着しました。
お疲れさまでした!
今回の旅のまとめ

とがっているようで、角は丸くなってます。
1日目
- 福江島から小値賀島に移動
フェリー『太古』 福江港 10:10 小値賀港 13:00
時刻表 | 太古 博多~五島を結ぶ定期フェリー (nomo.co.jp) - 小値賀島から野崎島に移動
町営船「はまゆう」 笛吹港 14:30 野崎港 15:05
行き方 | おぢか島旅 | 長崎県五島列島・小値賀町 (ojikajima.jp) - 野崎島泊
野崎島自然学塾村
自然学塾村 | おぢか島旅 | 長崎県五島列島・小値賀町 (ojikajima.jp)
2日目
- 野崎島内散策
- 野崎島から小値賀島へ移動
町営船「はまゆう」 野崎港 7:25 笛吹港 8:00
行き方 | おぢか島旅 | 長崎県五島列島・小値賀町 (ojikajima.jp) - 小値賀島内散策
レンタサイクルあります | おぢか島旅 - 小値賀島泊
民宿 田登美
旅館民宿 | おぢか島旅 | 長崎県五島列島・小値賀町 (ojikajima.jp)
3日目
- 小値賀島から福江島に移動
フェリー『太古』 小値賀港 4:50 福江港 8:15
時刻表 | 太古 博多~五島を結ぶ定期フェリー (nomo.co.jp)
小値賀島は博多・福江から出るフェリー『太古』以外にも、佐世保からの直行便(フェリーと高速船)があって九州本島からも訪れることができます。
小値賀で過ごした時間は、初めて行ったのに懐かしいような気持ちになる街並みや、穏やかに流れる時間…普段のせかせかした暮らしを忘れることができる、束の間のご褒美のようなひとときでした。
さて、福江に戻った私の五島観光はもうしばし続きます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください!

参照:
おぢか島旅 | 長崎県五島列島・小値賀町 | 小値賀島の島旅コンシェルジュ:おぢかアイランドツーリズムの情報サイト:古民家ステイ・野崎島(おじか島) (ojikajima.jp)
*本ブログの内容は、2023年5月時点のものです。最新の情報は、各ウェブサイト等をご確認ください*