長崎さるく★平戸の酒蔵『飛鸞(ひらん)』を醸す森酒造場に行ってみた<長崎・平戸>

まちあるき

世界遺産『平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)』と田平天主堂をめぐり『福鶴』を醸す福田酒造を訪ねた後は、更にもう一つの酒蔵へ。

ほとんど焼酎文化圏である長崎なのに、清酒蔵がこんなに近くに2軒もあるなんて!

福田酒造の『福鶴』、そして森酒造場の『飛鸞』。
どちらも今までに味わったことがないお酒なので、今回の旅でタイミングよく出会えたことに喜びながら向かいました。

平戸観光第一弾★世界遺産と境界を巡った1日はこちら↓

飛び入りで福田酒造を見学させていただいたお話はこちら↓

森酒造場

明治28年(1895年)に『小松屋』として創業されました。
最教寺のふもとから湧き出る名水を仕込み水とし、地元産のお米を使用して酒を醸しています。

『櫂入れなし、加水なし、濾過なし』

森酒造場のこだわりは『櫂入れなし、加水なし、濾過なし』です。

櫂入れとは、櫂棒を使って酒母や醪、そしてお酒を混ぜること。
これによって酸素を供給し、醪の溶け具合と発酵のバランスを調整していきます。

しかしながら『櫂入れなし』の酒造りでは、醪の温度差や酵母が発生させた炭酸ガスの動きに合わせて麹の酸素や糖分も移動するため、櫂を入れなくても自動的に発酵は進んでいくという考え方なのだそう。

日本酒は醸造酒の中でもアルコール度数が高いため、割水をしてアルコール度数の調整を行うのが一般的です。
しかし割水をしない『加水なし』の日本酒は原酒と呼ばれ、濃厚で日本酒らしい飲みごたえのある味わいになります。

そして『濾過なし』
お酒に残る固形物や不要な色・香りを取り除くために行う濾過ですが、森酒造場では濾過も行いません。

そのため、搾りたてに近い、しっかりとした味わいのお酒になることが多いそうです。

森酒造場
長崎県平戸市新町31-2

森酒造場の主要銘柄『飛鸞(ひらん)』

せっかく来ていただいたので、とステッカーをいただきました。
ありがとうございます!

森酒造場の主要銘柄は『飛鸞(ひらん)』

鸞は鳳凰の一種で、中国の伝説の霊鳥のこと。
日本でも700年代の文献にその名前を見ることができるそうです。

なんでも、海から眺めた平戸の島のかたちが鸞に似ていたことから『飛鸞島』とよばれるようになり、それが転じて平戸となったのだとか。

そのようなかかわりから平戸産の原料にこだわって醸した銘柄を『飛鸞』と名付けたのだそうです。

お土産は『飛鸞 Classic』

森酒造場の直売所では特約店販売のみの飛鸞は取り扱いがなかったので、それぞれの飛鸞の説明と取扱店を教えていただき、平戸市内にある特約店へGo。

特約店では長崎県内限定流通の『飛鸞 Classic』をゲットしました。
冷や・常温・お燗どれでも美味しく飲めるお酒で、キレがよく深みのある味わいなんですって。
開栓するのが楽しみです!

飛鸞ブランドは毎月新しいお酒が発売されるそう。

この日は『飛鸞 Happy New Born』の出荷日だったそうですが、タイミングが早すぎたためかまだ入荷していませんでした。
どこかで出会えることを楽しみにして、気長に探すこととします。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

こちらは『にこまる』という長崎県産の食用米にて醸したお酒。
酸味と程よい苦みが特徴の味わいのジューシーなお酒だそう。気になる…↓

飛鸞(ひらん) にこまる 火入れ 720ml / 長崎県 森酒造場【6976】【 日本酒 】【 要冷蔵 】【 クリスマス お歳暮 贈り物 ギフト プレゼント 】

参照:
飛鸞醸造元森酒造場 (mori-shuzou.jp)

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