稚内限定、という文言に惹かれて購入してみたこちら。
私が勝手に『北海道の日本酒といえば男山』と思っている、男山株式会社の醸すお酒です。
今回、北海道は礼文島にある船泊エリアのスーパーにて『特別純米 生貯蔵 男山 最北航路』というお酒を発見(税抜 500円)したので、ホテルに持ち帰って飲んでみました。
ちなみに。
北海道滞在中に筆者の北海道の日本酒といえば~に『上川大雪酒造』も仲間入りしました!
男山株式会社

その名前を男山八幡宮に由来する清酒『男山』は江戸時代には江戸幕府の官用酒として、また歌舞伎や浄瑠璃・浮世絵に描かれるほど絶大な人気を誇った銘柄だと言われています。
そんな清酒『男山』を、関西は伊丹にて木綿屋の屋号で酒造りを行っていた山本家より1968年に正式継承したのが旭川に蔵を置く男山株式会社です。
大雪山系の万年雪を源とする伏流水を使用し、きりっとした辛口淡麗の日本酒を醸す酒蔵です。
『特別純米 生貯蔵 男山 最北航路』

お店で見かけて、ラベルが素敵なので気になった今回のお酒。
『稚内限定』『最北航路』と観光客(私)の気を引くワードが盛りだくさんです。
生貯蔵という事で、爽やかさ・フレッシュさを感じるお酒なのだろうと想像して購入してみました。
『特別純米 生貯蔵 男山 最北航路』スペック

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酒米 | 国産米 |
精米歩合 | 58% |
使用酵母 | ‐ |
日本酒度 | – |
酸度 | ‐ |
アミノ酸度 | ‐ |
生貯蔵とは、醪を搾った後の原酒に火入れをせずに生のまま貯蔵し、出荷前にのみ火入れをしたもの。
貯蔵前に火入れしないため生酒に近いフレッシュさがありつつ、出荷前に火入れするため生酒より品質が劣化しにくいと言われています。
ラベルに『冷してお飲みください。』とあったので、冷蔵庫にて冷やしておきました。
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ちなみに生貯蔵酒は一度しか火入れをしていないため、品質の劣化を防ぐためにも冷蔵庫にて保管した方がよいと言われています。
『特別純米 生貯蔵 男山 最北航路』テイスティング

ラベルに書かれていた通り冷酒でいただきました!
写真ではわかりにくいものの、うっすらと黄金色をしたお酒の色をしていました。
鼻を近づけると、お米の甘味を感じるやわらかな香り。
口に含むとふくよかな、炊いたお米を感じるほのかな甘味。
そして香ばしいお米の旨味が広がります。
すっきりとした酸味があり、ライトな味わいながら薄っぺらくはありません。
さらさらとした飲み心地のやや辛口のすっきりとしたお酒だと感じました。
余韻は短め。
ライトボディでするりと喉を通り、流れるように飲める美味しいお酒です。
まったりした辛口で、ぴりぴりした感じがなくとても飲みやすいのが好印象でした。
『特別純米 生貯蔵 男山 最北航路』を飲んでみて

『特別純米 生貯蔵 男山 最北航路』のラベルには稚内と利尻・礼文、そしてサハリンを結ぶ航路がデザインされており、とっても素敵!
ラベルから、いかにも日本の果てまで来ました、と感じられるのが気に入りました。
ボトルのサイズも小さいのでお土産にとてもいいのではないかと思います。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
前回セコマで購入した男山の『男山 特別純米 北の稲穂』を飲んでみたお話はこちら↓