水の都・大垣あるき、その②です。
前回の渡辺酒造醸に続き、てくてく歩いて2つ目の目的地・武内酒造にやってきました。
JR大垣駅前の大通りをまっすぐ進み、川の手前で左に曲がって道なりにを歩いていると、趣のある立派な建物の壁に日よけ暖簾がかかっているのが見えてきます。
それを目指して進んでいくと、まさにその建物が武内酒造でした。素敵…!
武内酒造
武内酒造は江戸時代中頃、1744年(延享元年)に大垣城下で創業。

こちらの酒蔵で使われる地下50mから汲み上げた硬度50ほどの良質な中軟水は年間を通じて14~15℃を保たれており、こちらを仕込み水に使用すると、やわらかく滑らかな味わいになるんだそうです。
こちらの主要銘柄は特約店販売の『一滴千山』、そして『美濃紅梅』『大垣城』があります。
『美濃紅梅』『大垣城』は、名前からして大垣のお土産にもぴったりですね…!
武内酒造
岐阜県大垣市伝馬町1
直売店内の様子
直売店の真ん中には大きな陶器のこも樽が!
『兄花』と書かれており、創業当初から作り続けているお酒なんだそうです。

お店を見ていると、中から出てきたお店の方がすぐさま試飲を勧めてくださったので抗うことなくいただくことに。

お店の外に『ひやおろしあります』と看板が出ていたので、『美濃紅梅乃 ひやおろし 1回火入れ(秋刀魚ラベル)』を。
続いて、あと数本しかないという『美濃紅梅 岐阜の夏 純米吟醸 生貯蔵酒(鵜飼・鮎ラベル)』もいただきました。

最後に、『美濃紅梅 純米吟醸酒』と『大垣城 純米酒』も。
全体的にすっきり系でキレが良く、普段あまり飲まないタイプのお酒でしたがどれも美味しかったです。

お土産:『美濃紅梅 純米吟醸 ひやおろし 1回火入れ(秋刀魚ラベル)』
今回のお土産は…!

やはり季節の商品・ひやおろしでしょう、という事で秋刀魚ラベルの『美濃紅梅乃 ひやおろし 1回火入れ』をゲットしました。
夏酒も大変美味しかったんですが、ひやおろしの方がスキッとした、さっぱりとした旨みで今の季節に合っている気がしたのです。
お店の方は『秋刀魚の方が甘すぎなくて美味しいでしょう』とおっしゃっていました。
今回飲ませていただいたお酒4種類のうち、3種類は美濃紅梅。
同じ銘柄なのに少しずつ味が違うというのが分かりやすいのも飲み比べの醍醐味ですね。
マストでしなければならないものではないにもかかわらず、試飲をさせてくださるお店のご厚意には大感謝です。
ひやおろしとは?

ちなみに…ひやおろしは春先に搾られた新酒に一度だけ火入れを行い、夏の間に寝かせたお酒のこと。
通常のお酒は貯蔵前と出荷前に2回火入れが行われますが、ひやおろしの場合は出荷前の火入れは行わずに出荷されるんです。
秋に美味しく仕上がったお酒を火入れせずに(冷えたまま)出荷するので『ひやおろし』といわれます。
冷蔵庫での保管が推奨ではあるものの、常温保管でも大丈夫なのが嬉しいですね。
本当はもうひと蔵行きたかったが
今回の大垣ストップはここで終了。
美味しいお酒をゲットして満足した私は、JR大垣駅よりえっちらおっちら東京に帰っていきました。
滋賀で買ったお酒、奈良で買ったお酒、大垣で買ったお酒、、
めっちゃ重かったわ!
実はこの近辺にはもう1軒、全国レベルで超有名な酒蔵があったんですがこれ以上お酒を買ったら肩が壊れそうだったので次回のお楽しみとしました。。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
同じく武内酒造の『一滴千山』、濃厚で酸味に特徴のあるお酒だそう。
こちらも早いうちに飲んでみたいです↓