<滋賀の地酒>ふるさと納税でゲットした田中酒造の『春乃峰 吟醸酒 黒ラベル』を飲んでみた

日本酒のこと

昨年のふるさと納税でゲットした、田中酒造の『春乃峰』3本セットを引っ張り出してきました。

田中酒造といえば昨年滋賀県にある4つの酒蔵が同時蔵開きを行ったイベント『春の東海道酒蔵めぐり~酒蔵でつながる東海道~』で初めて訪れた蔵で、その時に酒粕袋詰めをやって大変楽しかった思い出深い場所でもあります。

少し時間が経ってしまいましたが、次回の『春の東海道酒蔵めぐり』に行く前に予習のつもりで『春乃峰 吟醸酒 黒ラベル』を開栓してみました。

『春の東海道酒蔵めぐり~酒蔵でつながる東海道~』1日で湖南市・甲賀市の田中酒造を含む4蔵を駆け巡ったお話はこちら↓

田中酒造

田中酒造は和醸良酒(おいしいお酒でご縁をつなぐ)をテーマに掲げる明治44年(1911年)創業の酒蔵。

仕込み水は敷地内に湧き出る鈴鹿の伏流水(軟水)を使用。
年間でタンク4本分の仕込みを、オーナー家族総出で行っているそうです。

『春乃峰 吟醸酒 黒ラベル』

『春乃峰』は蔵から見える鈴鹿の山々に春が訪れる頃、新酒が生まれるところから名づけられたのだそうです。

桜の花びらが舞い散るラベルがとっても素敵ですよね。

『春乃峰 吟醸酒 黒ラベル』のスペック

酒米滋賀県甲賀市産山田錦 100%
精米歩合50%
使用酵母9号酵母
日本酒度1
酸度1.8
アミノ酸度1.4

『春乃峰 吟醸酒 黒ラベル』は吟醸酒。
普段私はあまり飲まない醸造アルコールの添加されたお酒です。

使用されている9号酵母は、『香露』の製造元である熊本県酒造研究所から発見された酵母で、『香露酵母』とも呼ばれています。

9号酵母の最も大きな特徴はフルーティーな吟醸香といわれており、こちらのお酒もきっと華やかな香りがするのではないでしょうか。

アルコール度数は17度と少し高め。
どのような味になっているのか、楽しみです。

『春乃峰 吟醸酒 黒ラベル』テイスティング

黄色がかった色味にオリが沢山浮いています。
香りは酸味の効いた白ワインのような香り。
そしてほのかに白桃のような甘味を感じる香りも。

一口飲んでびっくりしました。
んん?これ本当に日本酒?
何も言われなければ、白ワインだと思ったと思います。

フルーティー且つライトボディでキレがよく、アルコール感は強め。
クコの実のような甘味があり、パイナップルを彷彿させる酸味が全体を引き締めています。

ほんのりカマンベールチーズのようなクリーミーさがあり、すごく味わい深い。
確かにお米の香ばしさを感じる瞬間に、あぁこれ日本酒だったなと思い出します。
美味しい。

これは確かに日本酒…しかしながら、白ワイン感のかなり強いお酒だと感じました。

今回は全て冷酒で飲み切ってしまいました。
ちょっとは常温に戻して飲もうと思っていたのに…あまりの美味しさにストップがききませんでした!

『春乃峰 吟醸酒 黒ラベル』を飲んでみて

『春乃峰 吟醸酒 黒ラベル』はすっごく美味しいお酒でした。

加えて、こんなにも白ワインらしい日本酒を飲んだのは初めてかもしれません。
ラベルを隠して『白ワインだぜ!』と出したら、半分くらいは信じちゃうんではないでしょうか。
一回試してみたい!

フルーティーで複雑な味わいが混ざり合っているのに不思議とあっさりした飲み心地。
キレ上がりがよくてするすると喉を滑るように流れていき、すっきりと飲めるのも気に入りました。

またこちらのお酒を見かけたら、その時はちゃんと常温でも飲んでみたいと思います。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

参照:
田中酒造株式会社 | 明治44年創業の滋賀県甲賀市の酒蔵 Tel.0748-88-2023 (harunomine.com)

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