<立春朝搾り 2025>春を迎える祝い酒★信濃錦・開華の2種を飲み比べしてみた

日本酒のこと

毎年この時期になると楽しみなのが『立春朝搾り』。

『立春朝搾り』は搾ったその日に自宅でお酒が楽しめるという、日本酒の製造元と消費者を繋ぐ一大イベントなんです。

2024年は栃木県の株式会社 せんきんが醸す『仙禽』と千葉県の飯沼本家による『甲子』をゲットして飲み比べましたが、今回は飲んだことのない銘柄2種を試してみることにしました。

立春朝搾りについては、こちらの記事にまとめてます↓

信濃錦 純米吟醸 生原酒

昨年も近所のスーパーで取り扱いがあり、気になっていた銘柄!
折角なのでこの機会に試してみることにしました。

早朝に長野県で搾られたお酒がその日のうちに東京の自宅で楽しめるなんて、、あまりにも贅沢です。

(資)宮島酒店

創業は明治44年(1911年)の宮島酒店が使用する全ての酒米は地元伊那谷で減農薬もしくは無農薬にて契約栽培されたもので、信州の土地に根差した味わい豊かなお酒を醸しています。

信濃=長野県、錦=長野の美しき大自然、を意味する『信濃錦』が主要銘柄で、全ての仕込みを純米醸造酒として行っています。

『信濃錦 純米吟醸 生原酒』スペック

『信濃錦 純米吟醸 生原酒』契約栽培米の美山錦を100%使用した無濾過生原酒。
透明のボトルにうっすらとオリが舞っているのが確認できます。

銘柄信濃錦 純米吟醸生原酒
製造者(資)宮島酒店
酒米美山錦(麹米60%・掛米60%)
精米歩合60%
内容量720ml
価格720ml・1,800円(税込1,980円)
1,800ml・3,600円(税込3,960円)
主な販売エリア長野
(東京でも取り扱っている所がありました!)

美山錦は山田錦・五百万石に次ぐ生産量を誇る(令和4年度)、長野県オリジナルの酒米です。
心白発現率が高く吟醸酒に向いていると言われており、美山錦を使用して醸されたお酒はすっきりと淡麗で、華やかな香りのものが多いのだそうです。

『信濃錦 純米吟醸 生原酒』テイスティング

冷酒でいただいてみました。
うっすらと濁っているのがいい感じです。

香りは華やか。
ほのかにバラを彷彿させる花の香りがします。

口に含むとじゅわっと沁みるような甘味。
香ばしさを感じる旨味がありながらライトボディで、キレのある酸味がとても美味しいです。

甘味・旨味・酸味のバランスが絶妙でずっと飲み続けていられるようなお酒です。
淡麗と言われれば確かに淡麗、しかしながら様々な味が潜んでいて楽しい味わい。

印象的なのはぴりりと来る辛味。
飲み終わった後も舌にぴりぴりとした感覚が残っていました。

ほんのりと濁った様子、こちらのグラスの方がよく分かりますね。

数日たってから再度信濃錦を飲んでみました。
開栓時の『シュッ』という音は健在です。

時間が経ってお酒が落ち着いたのか、ライトボディは変わらないものの蜂蜜のようなこっくりした甘味、そして濃厚なバナナ感。
決して甘味が強いわけではないのですが、そんな風味が増していました。

飲んでいると、ほのかにスモーキーさも感じられました。
印象の強かった最後の辛味はほんの少し落ち着いたかも?

美味しさはそのままで、でも最初に飲んだ時よりもさらにいろんな味が感じられたような気がして面白かったです。
もっと寝かせたらもっと違う味わいが楽しめたのではないかという気がしますが、美味しかったのですぐに飲み切ってしまいました。

開華 純米吟醸 生原酒

前回の仙禽に続き、二回目の栃木県のお酒です。

 第一酒造(株)

延宝元年(1673年)創業の第一酒造は、創業時から蔵元自社水田にて田植えから収穫まで全て行う酒蔵で栃木県最古の酒蔵です。

主要銘柄は『開華』で、平成10年(1998年)より全商品が特定名称酒に移行しているのだそうです。

『開華 純米吟醸 生原酒』スペック

立春朝搾りを平成10年にたった一蔵で始めたのが、第一酒造なのだそう。
いわば元祖立春朝搾り、という事で気になってチョイスしてみました。

銘柄開華 純米吟醸生原酒
製造者 第一酒造(株)
酒米山田錦・五百万石(麹米55%・掛米55%)
精米歩合55%
内容量720ml
価格1,800円(税込1,980円)
主な販売エリア栃木・群馬・埼玉・東京

『開華 純米吟醸 生原酒』テイスティング

開栓すると、かすかに『シュッ』という音が!
期待が高まります。

まずは冷酒で飲んでみました。

香りは青りんご、そしてほんのりセメダイン。
ふわりと広がる甘やかな香り。

口に含むと、瑞々しいブドウのような(甘いわけじゃなくて、風味が)ジューシーな飲み心地。

コクがあってなめらかで、ふくよかなお米の風味が美味しい。
そしてほんのりマッシュルームのような風味。
ミディアムボディの辛口で、口の中ではじける優しいぷちぷち感がたまりません!

最後はじんわりと苦味・渋味を連れて、すいっときれいにキレていきました。

数日後に開けると、また開栓の際にシュッと音がしました。元気!
そしてグラスにもかすかに気泡がくっついています。

最初に飲んだ時よりも圧倒的にまろやかで、お酒の一体感が増している気が。
口に含むと、ジューシーなブドウを頬張った時のような甘味と優しい酸味が口いっぱいに広がります。
めっちゃ美味しい!

初日のフレッシュな味わいも格別でしたが、3日ほど置いてから飲むのもまた別の美味しさがありました。

まとめ:最高に贅沢な時間をありがとう!

ライトボディでキレのある酸味と舌に残る辛味が特に美味しい信濃錦、華やかでフルーティーな香りとコクがあってなめらかな飲み心地の開華と、全く違ったタイプながらいずれも大変美味しかったです!

その日の朝に搾りたてのお酒がその日のうちに自宅で飲めるなんて、本当に本当になんと贅沢な経験なんでしょう…素敵な企画に感謝したいと思います。

当日のフレッシュな味わいが、明日・明後日と時間を置くと変化していく過程を感じたり。
その辺の飲み比べが楽しいのも立春朝搾りの醍醐味です。

そして少し話がずれますが、都内で醸されている多満自慢は取り扱い店舗が近所にないためまだ飲めていないのが悔しいので、来年こそは飲んでみたい!です。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

参照:
日本名門酒会 公式サイト – ドキュメント-立春朝搾り 春を迎える祝い酒 (meimonshu.jp)

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