<佐賀の地酒>光武酒造場『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』を飲んでみた

日本酒のこと

今回は、昨年光武酒造場の蔵開きを訪れた際にゲットした福袋に入っていた『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』を飲んでみました。

酒造り技術者の育成を主な目的としたプロジェクトにて醸された日本酒という事で、どんな味わいのお酒となっているのか興味津々です。

光武酒造場

元禄元年(1688年)創業の光武酒造場は、清酒・焼酎・リキュールなどの製造販売を行う蔵元です。

清酒の主要銘柄は『金波』や『光武』があり、特に『光武』は長崎・佐賀のスーパーで遭遇率の高いお酒でした。
焼酎『魔界への誘い』は全国で取り扱っている酒販店も多く、昨年光武酒造の蔵開きを訪れた際はどちらの銘柄も同じ蔵がつくっていることを知り、地味にびっくりしたものです。

佐賀県鹿島市にて開催された、第13回 肥前浜宿 秋の蔵々まつりに行ってきたお話はこちら↓

『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』

『BOOST』は蔵人のスキルアップなどを主な目的として始まったプロジェクト

光武酒造場にいる5人の蔵人の中で毎年1人がメインとなって酒質を設計・企画し醸されるお酒で、原料米や精米歩合、味わいなどは毎年異なるものが出来上がります。

2023年のBOOSTは山口英人氏が主となってつくられました。
ラベルの緑色は山口氏の趣味であるバイク『カワサキ』の代表的な色なのだそうです。
ニンジャってこういう色でしたね?

『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』スペック

酒米麹米:山田錦
掛米:五百万石
精米歩合50%
使用酵母
日本酒度4.2
酸度
アミノ酸度

仕込に使用されるお米全体の約7割を占める掛米には『東の横綱』と呼ばれるほど人気のある酒米・五百万石が使用されています。

昭和13年(1938年)に新潟で誕生した五百万石で醸されたお酒は、くせのない淡麗な味わいが特徴だと言われています。

『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』の日本酒度は4.2度という事で、辛口よりの味わいになっているようです。

『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』テイスティング

香りはおだやか。
青りんごのような甘い果実感、ほんの少しのライチっぽさ、そしてお米のふくらみを含んだような柔らかい香りを感じます。

口に含んだ第一印象は『めっちゃすっきりしてる』!
雑味のないクリアな味わいで、するっと流れるように喉を通り過ぎていきます。

鼻を抜ける香りはフルーティーな香り。ほんのり感じる穀物感。

炊いたお米のような淡い甘味と軽快な飲み心地。
甘味、旨み、酸味のバランスがよく、特に若干パイナップルを感じる酸味がいい感じでした。

やや辛口で、すぅっと消えていくようなキレのよさが印象的な、とても飲みやすいお酒だと感じました。

『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』を飲んでみて

今回初めて企画もの(というのか?)の日本酒を飲みました。
同じ光武酒造場のBOOSTでもその年によって目指す味わいが違うため、毎回全く違ったお酒が出来上がるのが面白いですね。

『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』はさらさらしたイメージで、軽快な飲み心地とキレ上がりのよさが魅力的なお酒だと感じました。

こちらはすでに販売が終了しているものの2024年バージョンのBOOSTの販売が開始しているようなので、機会があれば試してみたいと思います。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

こちらは今年の企画酒、蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2024!
2024年は濃醇甘口よりのお酒に仕上がっているようです↓

『蔵人企画 純米大吟醸 BOOST 2023』と同じ福袋に入っていた光武酒造場の『純米吟醸 光武』を飲んでみたお話はこちら↓

参照:
ふれあいとときめきの蔵 光武酒造場 (kinpa.jp)

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