<滋賀の地酒>望月酒造の『寿々兜(すずかぶと) 辛口純米』を飲んでみた

日本酒のこと

今回はご縁があって、滋賀県甲賀市のお酒である『寿々兜(すずかぶと) 辛口純米』を入手・開栓してみました。

望月酒造

寛政年間(1789〜1801年)から酒造りをしている望月酒造は滋賀県甲賀市に蔵を構え、ほとんど手作業でお酒造りを行う酒蔵です。

望月酒造のコンセプトは『米の味がする酒』。

主に使用されるのは主に日本晴という飯米(!)。
お米の風味を損なわないために磨きすぎないようにしているため、米本来の味わいや風味を最大限に味わえるのが特徴なのだそうです。

『寿々兜 辛口純米』

ネイチャー

もともとは『晴朗(せいろう)』の名でお酒をつくっていましたが、2006年に新しい銘柄として『寿々兜(すずかぶと)』が誕生しました。

『寿々兜』の名前は、望月酒造のお酒造りに欠かせない鈴鹿山系の伏流水から『鈴』の文字をとってより縁起のいい『寿々』へ、また望月酒造が蔵を構える甲賀市よりとった『甲』の文字を変換して『兜』としたものを組み合わせたものなのだそうです。

『寿々兜 辛口純米』スペック

酒米吟吹雪 100 %
精米歩合80%
使用酵母金沢酵母
日本酒度∔10
酸度∔2.0
アミノ酸度

主に食用米を使って醸されることが多い寿々兜ながら、今回入手したお酒は酒米である吟吹雪100%でした。

吟吹雪は山田錦×玉栄をかけ合わせて造られた品種で、柔らかい印象の味わいが特徴です。

また金沢酵母で醸したお酒は、酸味が強く濃厚な味わいのお酒になりやすいと言われています。

『寿々兜 辛口純米』テイスティング

穏やかな落ち着いた穀物系の香り。
口に含むと、いちじくみたいな優しい甘味と、香りから想像した通り、お米を感じる旨味を感じました。

程よい、しかしながら若干個性を感じる酸味。
最後は強めの苦みとぴりぴり感が、じぃん、と舌に残ります。

全体的にすっきりしていて、でも旨味もしっかりと感じるミディアムボディ。

ほんのりクセがあって、それがいい。
美味しいお酒でした。

望月酒造の『寿々兜 辛口純米』を飲んでみて

今回は初めて望月酒造の主要銘柄『寿々兜』の辛口純米を飲んでみました。

飲んでみた感想は、望月酒造のコンセプト通り、『米の味がする酒』だということ!
辛口ながらしっかりと旨味があり、ほんのり個性的で美味しいお酒でした。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な時間をお過ごしください。

参照:
清酒「寿々兜」醸造元 望月酒造株式会社

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