小浜島は美しい星空を見るには最適なところだって知ってましたか?
島内に大気が安定しており高い建物や街灯もないため、星空を見るには適したスポットなんです!
小浜島に滞在中、いくつかのエージェント主催で星空フォトを撮ってもらえるツアーがあると知ったので張り切って参加してきました。

星空保護区ってなに?
『星空保護区』って聞いたことはありますか?
星空保護区認定制度とは、国際ダークスカイ協会(International Dark-Sky Association)が光害の影響がない暗い自然の夜空を保護・保存するための取り組みを評価する制度で、2001年より始まりました。
認定を公表することによって、夜空保護の重要性や光害問題の現状と対策等について広く周知することを目的としています。

沖縄県・八重山諸島に位置する西表石垣国立公園は2018年3月に国内初の『星空保護区』に認定されました。
その後、日本では東京都伊豆諸島にある神津島(ダークスカイ・アイランド)、そして岡山県井原市美星町(ダークスカイ・コミュニティ)が星空保護区に認定されています。
西表石垣国立公園の星空は世界トップレベル
西表石垣国立公園内で行われた専門家による夜空の暗さの調査で、基準を大きく上回る測定結果が得られたとのこと。
これによって八重山諸島の星空は世界トップレベルであることが分かったのだそうです。

石垣市と竹富町は2017年7月に西表石垣国立公園陸域内を『ダークスカイ・パーク』として国際ダークスカイ協会に申請しました。
その結果、5年以内に国立公園内の全ての屋外照明を光害対策型に改修することを条件に2018年3月に暫定認定が下りたのです。
最近では新型コロナウイルスの影響による工事の遅れにより、暫定認定の期限が2025年12月末まで延長されました。
現在までに予定されていた工事の9割以上が終了しているとのことなので、正式な星空保護区認定が下りるのはそう遠くない未来となりそうです。
星空フォトはいつ撮れる?

星空フォトは天候はもちろんのことですが、月の明るさによっても左右されてしまいます。
例えば満月。
月の明るすぎる光に星々がかき消されて見えなくなってしまうため、満月近くの時期よりも月明かりのない新月の時期がいいでしょう。
特に月齢0の新月の日は月明かりがないため、星空フォトを撮るにはとってもおすすめです。
天の川は基本的に一年中みられるものの、特に7月から9月が一番見えやすいそうです。
星空フォト
星空フォトツアー開催日当日は、夜10時にカメラマンさんと集合。
そして自分の好みの場所&ポーズで写真を撮ってもらいます。
私は普段写真を撮らないので、、どんなポーズを撮ったらいいかわからずカメラマンさんのおすすめですべてお任せしちゃいました。

美しい星空ですね…
行き当たりばったりの小浜旅でたまたま出会えた星空フォトのツアーでしたが、時期的にも定員的にも参加できて本当にラッキーでした。
光害(ひかりがい)
恥ずかしながら、今回このツアーに参加して初めて光害(ひかりがい)という言葉を知りました。
光害は、過剰または不要な光による公害のこと。
これによって資源の無駄遣い、動植物(生態系)への悪影響などさまざまな問題が起こります。

真っ暗な夜道はいろんな意味で怖いですし、治安的にも必要な部分はあると思います。
でも、夜の街が昼間のように明るくある必要はあるのかな。
個人で何ができるのかはまだ分かりませんが、快適さや安全性はきっと環境へのやさしさと共存できると思っています。
普段見ることのできない美しい星空を見て、過剰な人工の光は本当に必要なのかを考えるいいきっかけになりました。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
参照:
DarkSky International | Protecting the night skies for present and future generations
環境省「星空を見よう」 光害について (env.go.jp)