秋の佐賀旅★佐嘉酒造の『特別純米 佐嘉』飲んでみた<佐賀・佐賀>

日本酒のこと

実は2023 佐賀 インターナショナル バルーン フェスタを訪れた際に、競技の間に訪れていた場所がありました。

熱気球の競技会場と同じ嘉瀬川の川沿いにある『佐嘉酒造』です。

実はこの時、佐嘉酒造はおそらく休業日…だと薄々感づいてはいました。
せっかく近くまで来たのでどんな所か見てみたいなぁと思って行ってみただけのため、直売所の中には入っていませんw

バルーンフェスタの会場から佐嘉酒造までは約4.5㎞の距離。
歩いて大体1時間かかったので、とてもいい運動になりました。

熱気球に魅せられ続けた、バルーンフェスタを訪れた時のお話はこちら↓

佐嘉酒造

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ会場から歩いて行った佐嘉酒造。

元禄元年(1688年)に『寒菊』の銘柄で酒造場を創業した佐嘉酒造。

佐賀県内で最も古い酒蔵のひとつで、2022年までは『窓乃梅酒造』として知られていました。
実はこの『窓乃梅』とは、安政7年(1860年)の時の藩主 鍋島直正公の命名によるものだそう。

主要銘柄は『窓乃梅』、そして佐賀を世界に発信していきたいという想いを込めて名付けられた『佐嘉』です。

佐嘉酒造
佐賀県佐賀市久保田町大字新田1833

『特別純米 佐嘉』

佐嘉酒造の新しいブランド『佐嘉』は杜氏が酵母やもろみをもれなく見守れるよう、すべて小仕込で丁寧に仕込まれています。

また新鮮でまろやかな味わいを守るために、火入れは瓶詰め時に1回だけにしているのだそうです。

こちらのお酒は後日、嬉野市にある地酒屋さんにて購入しました。

『特別純米 佐嘉』スペック

酒米さがの華 100%
精米歩合60%
使用酵母SAWA-1
日本酒度1
酸度
アミノ酸度

『特別純米 佐嘉』は2023年のThe SAGA 酒認定酒に選ばれた、佐賀産の原材料を使用して醸されたお酒です。

使用されている酵母は『SAWA-1』。

『SAWA-1』=『佐賀酵母』
佐賀県で独自の酵母として開発された『県酵母』で、佐賀県工業技術センターが開発した清酒用の酵母です。

酒造好適米の『さがの華』は若水と山田錦を親にもつ酒米。
大粒で心白の発現率が高いため米の内部まで麹菌が根を伸ばしやすく、より糖化する力の強い麹が作られやすいのだそうです。

『特別純米 佐嘉』テイスティング

開栓すると、フルーティーな香り。

まずは常温で飲んでみました。
穀物的なリッチな味わいがぐわっときます。
とっても濃厚!しかしこってり系ではない。
飲み込むと最後には辛味が残り、舌がピリリと刺激されます。

少し燗をつけると、旨みが増して更に濃厚な味わいに。
日本酒度は1、となっていましたが濃厚なお米由来の甘味を感じたのでびっくりでした。

冷やして飲むと味わいの厚みが控えめになってかなりスキっとした味わいになってしまったので、少々勿体ない気がしてしまいました。
個人的には常温からぬる燗で飲むのが一番おいしいと感じました。

『特別純米 佐嘉』を飲んでみて

背景は気にしないでね

今回、探し求めていた『佐嘉』をやっと手に入れることができ、味わうことができてめっちゃ嬉しかったです。
純米酒らしいお米由来の旨みが存分に感じられ、それでいて雑味などはなくとても美味しいお酒でした。

寒い時期は特に、燗上がりするお酒は重宝します…!
佐賀県内の酒屋さんであればどこでも手に入るわけではないようなので、また見つけたらゲットしなければ。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

参照:
佐嘉酒造株式会社 (sagashuzo.co.jp)

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