最近機会があればパトロールがてら足を運んでいるセイコーマート香深にて発見した金滴酒造の『特別純米酒 新十津川』。
始めて目にする地名『樺戸(かばと)』の響きに惹かれて購入し、宿にて開栓してみました。
金滴酒造

明治39年創業の金滴酒造は、北海道樺戸郡新十津川町に蔵を構える酒蔵です。
ピンネシリ山系の徳富川(とっぷがわ)の伏流水を仕込み水として使用し、出来上がるお酒はまろやかで柔らかく、ほのかに甘みのある味わいが特徴なのだそう。
また原料米の95%は北海道産の酒米を使用。
主に新十津川町産の『吟風』そして『きたしずく』を使って仕込みを行っています。
金滴酒造
北海道樺戸郡新十津川町字中央71-7
『特別純米酒 新十津川』

『特別純米酒 新十津川』は吟醸造りのお酒です。
『吟醸造り』とは吟味して醸されたお酒、という意味だそう。
精米歩合が60%以下で、各蔵元のスタンダードに沿って吟香を有するよう醸造されたお酒を指します。
『特別純米酒 新十津川』のスペック

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酒米 | 新十津川町産 吟風 100% |
精米歩合 | 55% |
使用酵母 | ‐ |
日本酒度 | – |
酸度 | ‐ |
アミノ酸度 | ‐ |
『特別純米酒 新十津川』は地元である十津川町でつくられた酒造好適米『吟風』が使われています。
吟風を使用して醸されたお酒は、雑味が少なく軟らかい味わいが特徴だと言われています。
おすすめの飲み方はロック(0~5度)、冷酒(5~10度)そして常温となっていました。
『特別純米酒 新十津川』テイスティング

今回は常温で飲んでみました。
華やかな吟醸香。
そしてお米を感じる、綿あめのような甘味のある香りです。
まず最初にほんのりとブドウのような淡い甘味を感じます。
そしてグイ、と押し出されてくる香ばしさを含んだ独特なお米の旨み。
後味にじんわりと苦みを感じました。
余韻は短く、すーっと消えていく感じです。
全体的にライトボディですっきりした印象を受けました。
するんと引っかかりなく喉を通って流れていくような、美味しいお酒でした。
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一杯だけ間違えて燗をつけてしまったので、こちらも飲んでみると。
香りが飛んでしまいとっても物足りない感じに。
また味わいがフラットになってしまい、旨味・甘味など冷やで飲んだ際に美味しいと感じた部分がどこかに行ってしまいました。。
勿体ないことをしてしまった…。
ロック、または冷酒でも美味しいそうおですが今回は冷やでつるつると飲んでしまいました。
次回は冷やして楽しんでみたいと思います。
『特別純米酒 新十津川』を飲んでみて

今回飲んでみた『特別純米酒 新十津川』はセコマにてなんと税込1,088円で購入。
吟醸造り、地元産の酒造好適米『吟風』を使用して醸されたなどを考えると大変に高コスパなお酒だと感じました。
香ばしいような少々独特な風味があって、でも全体的にまろやかで飲みやすい。
焼き魚に合わせたらとっても美味しそうです。
また機会があれば、金滴酒造の他のつくりのお酒も飲んでみたいと感じました。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。