滋賀・奈良、そしてプチ広島&岐阜旅を楽しんで東京に戻った後は抜け殻の如く過ごしている私ですが、日々の暮らしに色どりを与えるべく大切にとっておいた日本酒を飲んでみました。
実は結構前…7月に東京・日本橋にある滋賀県のアンテナショップ・ここ滋賀にて愛知酒造の試飲販売会があり、ずっと気になっていた『富鶴』をゲットしてきたのです。
今回はその『富鶴』をやっと開封したので、その記念記事をば。

愛知酒造のラインナップは4種類とシンプルで、しかしながらそれぞれのお酒の味わいが全然違ったため選ぶのに苦労しました。


このとき試飲させていただいたお酒はどれも辛口系だったのですが、その中でも特にフレッシュな旨みが凝縮されていて夏の気候にぴったり(だと感じた)純米吟醸をお持ち帰りしました。
愛知酒造(えちしゅぞう)
愛知酒造は、滋賀県愛知郡愛荘町にて明治2年に創業されました。
主要銘柄は『富鶴』です。
こちらの蔵では、米造り・酒造りのプロである南部杜氏による、米に寄り添った酒造りをしているのだそう。
仕込み水で良質な軟水である鈴鹿山系の伏流水はお酒そのものだけでなく、原料のお米づくりから始まり、全てのお酒造りの過程で使用されています。
ぱっと見『ん?愛知県?』ってなりそうな名前ですが、『あいち』ではなく『えち』と読みます。
『富鶴 純米吟醸 生酒 吟吹雪全量使用』
まずはボトルに一目ぼれ。
水色のガラスボトルを見ると無条件においしそうに感じませんか?

この日購入したのはこちら、『富鶴 純米吟醸 生酒 吟吹雪全量使用』。
今回用意されていた中では唯一の生酒でした。
酒造好適米 吟吹雪

富鶴に使われている吟吹雪は酒造好適米のひとつで、山田錦×玉栄をかけ合わせて造られた品種。
柔らかい印象の味わいが特徴です。
滋賀県農業試験場(現 滋賀県農業技術振興センター)によって開発されました。
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同じ吟吹雪で醸されたお酒を飲んでみた感想はこちら↓
『富鶴 純米吟醸 生酒 吟吹雪全量使用』のスペック

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酒米 | 滋賀県産 吟吹雪 100% |
精米歩合 | 55% |
使用酵母 | ー |
日本酒度 | 0 |
酸度 | 2.2 |
アミノ酸度 | ー |
日本酒を購入する際に気にしていることのひとつにどこ産の酒米を使っているか、があります。
そのお酒が造られた地元産の酒米を使用しているものは、よりおいしい気がして…。
吟吹雪というお米は先日訪れた太田酒造や吉田酒造でも使用されており、まろやかな味わいが素敵だったので期待大です。
『富鶴 純米吟醸 生酒 吟吹雪全量使用』テイスティング

青りんごのようなフレッシュな香りの中に、若干のバナナ感。
味も瑞々しく、果実のような味わいで冷えた状態で飲むのがとっても好みでした。
かなりしっかりした旨みとコクがあって、するする飲むという感じではなく一口ごと余韻を楽しむに一息を入れたい感じのお酒です。
決して重たくはなく後味はスッキリなので、どんどん飲んでしまうんですけどね。。
茄子の味噌煮など、濃い味のものといただいてもすごく美味しかったです。

愛知酒造『富鶴 純米吟醸 生酒』を飲んでみて

濃厚、すっきり、めっちゃ美味しかったです。
また飲みたい。
私が普段飲むお酒の相場からするとかなりお高め(4合瓶で3080円)だったので購入する際はそれなりに悩みましたが、やはり買ってよかった!
とても味わい深いお酒でした。
ネット通販では今回紹介いただいたお酒以外の他にも取り扱いがあるみたいでした。
タイミングが合えば愛知郡までドライブ(東京から何時間かかるかな?)してみるのも楽しそう…?
それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
こちらはもう少しだけリーズナブルなセレクション。
次回は別のものも試してみたいなぁ。