<佐賀の地酒>富久千代酒造『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』を飲んでみた

日本酒のこと

富久千代酒造にて生産される日本酒は年間で400石(1升瓶40000本相当)ほど。
国内外での高く評価されているため人気のお酒でありながら生産量が多くないため、入手しづらいお酒といわれています。

昨年佐賀を訪れた際にチェックしてみたところ、幸運なことに佐賀県内の特約店では購入が難しくなかったため、気になったものを数本ゲットしていました。

という事で佐賀から持ち帰ってきた鍋島シリーズの最後は『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』です。

『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』

『鍋島』にはたくさんの種類があり、訪れる取扱店によっても扱っているお酒の種類が違うので酒屋さんめぐりが楽しかったです。

『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』のスペック

『白菊』の名前に惹かれてこちらの商品を選びました。

今回のお酒は鍋島のクラシックシリーズのひとつ。
9号・14号酵母を使って、クラシカルな味わいを表現したシリーズです。

酒米白菊 100%
精米歩合60%
使用酵母
日本酒度
酸度
アミノ酸度

酒米『白菊(しらぎく)』は雄町を父方の祖父に持ち、大粒品種の血を受け継いで玉栄の父親となった古い酒造好適米。

栽培が途絶えていた時期もあったものの、愛知県の関谷酒造のリクエストで2007年に兵庫県にて復活した酒米です。

また、岡山県の白菊酒造も愛知県農試より譲り受けた種籾を独自に復活させたのだそうです。

約9か月、大切に冷蔵庫にて保管していた『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』。
どのような味わいのお酒となっているのかわくわくです。

本当はすぐ飲みたかったんだけど、、色々あってね。

『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』テイスティング

開栓すると、シュッと景気のいい音が。
鼻を近づけると完熟メロンを彷彿させる甘み、そして和菓子を彷彿させるような香りがします。

まずは冷酒で飲んでみました。
口に含むと期待通りの微発砲。
ぴちぴちした舌触りが最高です。

めちゃくちゃフルーティーで、瑞々しいメロンをかじった時の、口中にじゅわっと果汁が広がるあの感じが広がります。

鼻を抜けるのはかすかにお米を感じる香ばしい香り。

これ本当に特別純米酒?と思ってしまうくらいまろやかできれいな味わい。
余韻は短めで、優しい苦味がしばし舌に残りました。

徐々に常温に近付くにつれて、味が膨らんでいきます。
強い穀物感を感じるコクがぶわっと前面に出てきて、結構飲みごたえがある!

酸を感じる甘味が特徴的で、さらさらした飲み心地のとても美味しいお酒でした。
どちらかというと濃醇さはあるものの重くなく、軽くもなく
飲みながら、少しのワインっぽさを感じるのも面白かったです。

『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』を飲んでみて

『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』は微発砲、酸を感じる甘味、さらさらしたミディアムボディ、、と個人的にとっても好きなタイプのお酒でした。

そして何より冷やした時のお上品できれいな…本当に特別純米?と思ってしまうほど洗練された味わいで、当時のレシートを何度見かしてしまいました。
すごく、すごく値打ちのある、いいお酒なのではないかと思います。

あああああ。
また佐賀に行きたい!

皆様も『鍋島 classic 特別純米酒 白菊』を見かけることがあれば、是非飲んでみてください!

という事で、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

【製造年月2023年10月以降】鍋島 特別純米酒 クラシック≪白菊≫1800ml【富久千代酒造】【冷1】

富久千代酒造『鍋島 特別純米酒』を飲んでみたお話はこちら↓

富久千代酒造『鍋島 Harvest Moon ひやおろし』を飲んでみたお話はこちら↓

そして富久千代酒造『鍋島 New Moon しぼりたて 生酒 純米吟醸原酒』を飲んでみたお話はこちら↓

参照:
佐賀の酒 鍋島|富久千代酒造 (nabeshima.biz)

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