前日の紆余曲折を経て夜行バスで稚内に到着しました!
お宿に荷物を預けた後は、日本最北端の地を目指してレンタル自転車で宗谷岬へ。
そして一夜明けた次の日は、せっかくなので礼文島に渡る前に稚内市内も見ておきたいと思い、礼文島行きフェリーの時間までてくてく散歩しながらメインのスポットをまわってみました。

飛行機が飛ばなかったので夜行バスで稚内まで来たお話はこちら↓
強風時は体力と要相談★宗谷岬までレンタル自転車で爆走してきたお話はこちら↓
稚内ってどこにある?

『日本のてっぺん』として知られる北海道稚内市は日本海とオホーツク海に面した日本最北の町で、宗谷エリアでは唯一の市でもあります。
『わっかない』はヤム・ワッカナイというアイヌ語から来ており、『冷たい水の出る沢、川』という意味なのだそう。
宗谷岬からわずか43km先にはロシア連邦サハリン州(旧樺太)があり、空気の澄んだ日にはその島影が見えるんです。
ロシア語を話す人々の往来が多いのでしょうか、市内の案内は日本語・英語に加えてロシア語で書かれていました。
稚内は利尻礼文サロベツ国立公園をはじめとした豊かな自然環境が特徴で、冬になると流氷が接岸することもあるのだそうです。
この日の観光ルート

前日はレンタル自転車で稚内駅から宗谷岬まで行きました。
あまりの強風(向かい風!)にぐったり疲れてしまったので、この日は歩きで稚内中心エリアを歩いて観光することにしました。
午前10時に稚内駅を出発。
とことこ歩き始めて3時間後の13時にはスタート地点に戻ってくることができました。
回ったのは主に下記の3か所です。
- 10:00JR稚内駅
- 10:45ノシャップ岬
- 11:55サハリン展望台
- 12:45稚内港北防波堤ドーム
- 13:00JR稚内駅
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10:45 ノシャップ岬到着

10時に稚内駅を出発し、まず最初に目指したのはノシャップ岬です。
利尻島と礼文島、そして宗谷岬を一望できるスポットで、日本海に沈む夕日がとても美しいと言われています。
ノシャップは、アイヌ語の『ノッ・シャム』が語源となっており、『岬のそば』『岬がアゴのように突き出たところ』という意味なのだそう。
残念ながら私が訪れたときは曇りだったため視界がよくなく見えませんでしたが、晴れて空気が澄んでいる日にはサハリンの島影が見えるんですって!
11:55 サハリン展望台到着


稚内公園にある開基百年記念塔敷地内にあるサハリン展望台までは、急な坂道をえっちらおっちらと登っていきました。
この辺りで晴れ間が広がりつつあるのと同時に、少しずつサハリンを見てみたい私のテンションは上がっていきます。

しかしながら条件が合わなかったようで、私はここでもサハリンを見ることは叶いませんでした。
残念…!

結構遠いな
稚内から比較的近い利尻島や礼文島はぼんやりですが見ることができました。
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絶景!
12:45 稚内港北防波堤ドーム到着

昭和11年(1936年)に完成した稚内港北防波堤ドームは北海道遺産にも選定されている建造物で、もとは稚内港の防波堤として、そして桟橋から駅までの通路として使用できるようつくられました。

70本もの柱が並ぶ半アーチ式の独特の波打ったようなかたちがとても素敵で、全長は427m・高さは13.6mもあります。

事前に想像していたイメージよりもスケールが大きかったのが印象的でした。
13:00 JR稚内駅到着&ポケモンマンホール(ポケフタ)

国内で最北端の駅として知られる稚内駅は旭川から伸びるJR宗谷本線の終着駅です。
駅舎前にある『日本最北端の線路』の碑の横には終戦直後まで運航されていた稚内桟橋駅までの線路跡があり、稚内港北防波堤ドームに向かって伸びています。
そして稚内の駅舎近くにはアローラロコン&アローラキュウコンの描かれたポケモンマンホール(ポケフタ)があるのです。

可愛い!
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時間が足りるか少し心配でしたが、比較的ゆっくりなペースで歩いても約3時間で稚内市街地にあるメインの観光スポットを徒歩で回りきることができました。
駅構内には稚内の特産物やお土産物を扱うショップやコンビニ・セイコーマートが入っており、休憩用のいすやテーブルまで設置されています。
長い散歩の後の休憩に最適!
地元の方々や観光客が多く利用している印象で、活気のある素敵な空間となっていました。
さて。
この後はフェリーに乗って礼文島へ向かいます!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な1日をお過ごしください。

参照:
【公式】きた・北海道/稚内・利尻・礼文の観光WEBサイト (north-hokkaido.com)
ポケモンマンホール『ポケふた』 (pokemon.jp)