最大12時間着用可能なのが魅力のひとつでもある月経カップ。
個人的に、月経カップのいいところはほかの生理用品と比べても交換・リセットの頻度が低いところだと思っています。
とはいえ多い日なんかはもっと早くカップを空にする必要がありますよね。
でも、外で経血を捨てるってどうやって…?
というあなたのために、今回は外出中に月経カップの中身をリセットする方法といくつかのコツをご紹介します。
お出かけ前の準備
お出かけ前にやっておいたら安心なことをリストアップしました。
持ち物準備
お出かけの時に持ち歩くものはひとつだけ!
- 水を入れた容器
(お手洗いで、カップについた経血を洗い流すために使います)

小さいサイズのペットボトルなど、家にある嵩張らない容器で大丈夫です。
その他、念のために『絶対必要ではないけどあったら便利なもの』をリストアップしました。
必要に合わせて準備してください。
- デリケートゾーン用のウェットティッシュ
- 予備の月経カップと使用済みのカップを入れる袋
- バックアップの生理用品(ナプキン、タンポンなど)
月経カップの取出し&挿入に慣れないうちは、バックアップがあったほうが安心!
外出前にはカップを空にしてから出かける
外出中、特に行き慣れない場所に行く場合は、すぐにお手洗いが見つけられない可能性があります。
お出かけ前に月経カップを空にしておくことで、余裕を持って行動することができるのでおすすめです。
カップを空にする場所を見つける
カップを空にするのに一番おすすめの場所は、個室にシンクのついているお手洗いです。
何かあってもその場ですぐに手を洗える安心感は格別ですよね。
でも、運よくそんなお手洗いがなければ普通の個室のお手洗いでも全く問題ありません!
一番大切なのは、焦らないこと。
焦ってしまうと普段は上手にできることもできなくなってしまいますので、できるだけ混んでいないお手洗いを選ぶようにしましょう。
こういった時に時間を調整できるよう、余裕をもって早めにお手洗いに行くタイミングを決めるといいと思います。
手を洗う
いつも通り、自分の身体や月経カップに触れる前には必ず流水と石鹸で手を洗いましょう!
衛生面に気を配り徹底することで、トキシックショック症候群(TSS)を予防することができます。
いざ交換!
お手洗いに入ったら、下記のステップで月経カップを空にしていきます。
3つのバージョンを説明しますので、あなたの感覚に一番合ったものを試してみてください。
- 水を入れた容器を持ち歩くバージョン
- デリケートゾーン用ウェットティシュで拭くバージョン
- 持ち物なしのずぼらバージョン(水もデリケートゾーン用ウェットティッシュもない場合)
交換用の月経カップと使用済みのカップを入れる袋を持ってきていれば、お手洗い内でカップを洗う必要はないので便利です。
使い終わったカップは、軽くトイレットペーパーで拭いたあと袋に入れて家に持ち帰り、人目を気にせず自宅で洗うことができます。
水を入れた容器を持ち歩くバージョン
(水を入れた容器を持ち歩くバージョン)
- Step 1荷物は荷物置きに置く / 荷物掛けに掛けておく
- Step 2水を入れた容器のふたを開け、水がすぐに使えるようにセッティングしておく
- Step 3トイレットペーパーを必要な分だけ先にとっておき、すぐに手の届くところにスタンバイする
ふたつのかたまりに分けて準備しておくと便利!
① カップを拭く用
② 自分の手を拭く用 - Step 4服の調整をする
① トップスは少しまくり上げておく
② ボトムスは限界まで下げるこうすることで、万が一カップから経血が漏れてしまった際も服に血を付くのが避けられる
- Step 5トイレットペーパーで、水の上に膜をはっておく
経血はきれいに流しきるのが大変だが、これをすることで経血が直接便器に付着するのを防げる
- Step 6カップを取り出し、中身を捨てる
経血は、水の上に浮かせたトイレットペーパーの上に捨てる
- Step 7持ってきた水でカップをすすぎ、経血を流す
(この時、少し水を残しておく)
- Step 8①のトイレットペーパーでカップの汚れを拭きとる
- Step 9カップを再装着する
- Step 10残りの水で手をすすぐ
- Step 11②のトイレットペーパーで手を拭く
- Step 12他の用事を済ませたら完了!しっかりと手を洗う
トイレットペーパーは水に溶けるため、カップを拭いている間にカップが繊維だらけになってしまうことがあります。ですので、ササっと手早く拭いて、カップの周りにぽろぽろしたものがついていないか、しっかり確認するようにしましょう。
デリケートゾーン用ウェットティシュで拭くバージョン
(デリケートゾーン用ウェットティッシュで拭くバージョン)
- Step 1荷物は荷物置きに置く / 荷物掛けに掛けておく
- Step 2トイレットペーパーを必要な分だけ先にとっておき、すぐに手の届くところにスタンバイする
(あとで自分の手を拭くのに使う用)
- Step 3服の調整をする
① トップスは少しまくり上げておく
② ボトムスは限界まで下げる - Step 4トイレットペーパーで、水の上に膜をはっておく
経血はきれいに流しきるのが大変だが、これをすることで経血が直接便器に付着するのを防げる
- Step 5カップを取り出し、中身を捨てる
経血は、水の上に浮かせたトイレットペーパーの上に捨てる
- Step 6デリケートゾーン用のウェットティッシュでカップを拭く
- Step 7カップを再装着する
- Step 8ウェットティッシュでついでに手も拭く
- Step 9他の用事を済ませたら完了!しっかりと手を洗う
この方法は、膣がデリケートな方には向かない恐れがあります。
デリケートゾーン用のウェットティッシュとはいえ刺激がゼロなわけではないですので、違和感などを感じたらカップを拭くのに使用するのはやめましょう。
流せないタイプのデリケートゾーン用のウェットティッシュは、使い終わった後にうっかりトイレに流してしまわないようしましょう!
持ち物なしのずぼらバージョン
こちらは、水もデリケートゾーン用ウェットティッシュもない場合のバージョンです。
(持ち物なしのずぼらバージョン)
- Step 1荷物は荷物置きに置く / 荷物掛けに掛けておく
- Step 2トイレットペーパーを必要な分だけ先にとっておき、すぐに手の届くところにスタンバイする
ふたつのかたまりに分けて準備しておくと便利
① カップを拭く用
② 自分の手を拭く用 - Step 3服の調整をする
- Step 4トイレットペーパーで、水の上に膜をはっておく
- Step 5カップを取り出し、中身を捨てる
経血は水の上に浮かせたトイレットペーパーの上に捨てる
- Step 6①のトイレットペーパーでカップの汚れを拭きとる
- Step 7カップを再装着する
- Step 8②のトイレットペーパーで手を拭く
- Step 9以上、お手洗いを出る前に手を洗う
- Step 10帰宅してから、月経カップを石鹸でしっかり洗う
最後のずぼらバージョンは、特にお勧めするわけではありません。
が、時には『あれもない!これもない!どうすれば?!』ということは、誰しもあると思います。
膣には自浄作用がある点を考慮すると、カップから経血を捨ててすぐに膣内に戻す場合、そこまで神経質にならなくとも問題ないようです。
うまくいかないときは…
いつもと違う環境でうまくいかない場合は、月経カップにこだわらなくても大丈夫。
月経カップを取り出したけどうまく再挿入できないときは、カップのことは忘れてバックアップとして持ってきた生理用品を使いましょう。
慣れない環境で焦ってしまいカップが取り出せない場合も、最大装着時間内であれば、カップを付けたままナプキンを付けるなどして、家に帰ってから対応するようにしましょう。
経血はドロッとしているので、カップを斜めにしないよう注意していれば水のようにさらさらとこぼれ出てくることは少ないです。
月経カップの使用は、慣れと経験がものをいいます。
回数をこなしていれば、いつの間にかスムーズに使用できるようになっているはずですので、気楽に気長にいきましょう!
気を付けること
ここでいくつかの注意点を。
カップは清潔に保管する
予備のカップを持ち歩く際は、ほこりやバクテリアの付着を防ぐために付属のポーチを活用するなどして、カップを清潔に保つようにしましょう。
カップをトイレに落としてしまったら…
自動洗浄のお手洗いで、うっかりカップを落としてしまったら。
落ち着いて、センサーが反応しないように座ったままカップを救い上げましょう。
自動洗浄が作動すると、二度とそのカップに会うことはありませんゆえ。。。
レスキューしたカップはその場では使わず、家に持ち帰りしっかり洗って煮沸消毒するようにしましょう。
人によっては、便器に落ちたものは絶対使用できない。無理。って方もいると思います。。
その場合は、月経カップのせいでお手洗いが詰まったら目も当てられないので、レスキューしたものを処分するようにしましょう。
まとめ
なんだか色々と手順が合って面倒そう…と思ったかもしれませんが、慣れたら数分でカップを空にすることができます。
本当に外でカップを空にできるか心配な方は、まずは自分のカップが満杯になるタイミングやカップの交換が必要になる頻度を把握してから、外出時の月経カップ使用を始めるのが安心かと思います。
外出中に慣れない場所で月経カップが取り出せるかわからない…という場合は、まずは使い捨ての生理用品を使用し、帰宅予定時間から逆算して途中から月経カップを挿入する、などいろんなアレンジができると思います。
あなたに一番合った方法を見つけてみてください。
それでは、ハッピーな生理ライフを♪
参照記事
How to Clean a Menstrual Cup in a Public Bathroom: 6 Ways
【医師監修】月経カップのおすすめ9選。使い方やお手入れ方法、体験レビューも紹介





