旅行でインドに行ってきました。
…7か月前に。
かつて仕事で頻繁に通っていたこともあり、インドには様々な想いを持っている管理人です。
そんなインドの生理用品に対するイメージは、
『その辺で買える使い捨てナプキンはおむつレベルの分厚さ』
『おむつ的なものも、どこでも買えるわけではない』
『お金を出せば薄くて質のいい生理用パッドも購入可能、しかし高いうえ買える場所は限られている。』
…などなど、あまり良いものではありませんでした。
最後にインドに行ったのは7年以上前だったのでもしかしたら状況は変わっているかも…とは思いつつ、記憶の中では現地調達したいと思わせる要素が何もなかったため、生理になったとき用に月経カップを持参することにしました。
ちなみに、なぜインドをコロナ後初めての旅行先に選んだかは、自分でもよく分かりません。
インドにいる最中は『もう2度とこんなところ来ない!』と心乱されるにも関わらず、離れると『あの感じが懐かしい・・・近いうちに行きたいかも』と思わせる、管理人的には鮒ずし的存在の場所です。
鮒ずしもときに無性に食べたくなるねんな。
持ち物

今回の旅行で荷物に詰めた生理用品は以下の通り。
できるだけ荷物を少なくするべく、厳選しました。
- 事前に消毒済のYuuki Cup のレンジ用消毒ケース
- 事前に消毒済のYuuki Cup とフェアリーカップ
- 消毒用アルコールジェル
- デリケートウェットシート
- レンジが使えないときのために、現地で使い捨てナプキンを調達するという強い覚悟
生理用ナプキンは嵩張るため、持参せず。
もしも本当に必要になったら現地で見繕おうと覚悟を決めて出発しました。
注意点
毎回のリセットは飲料用のペットボトルの水を使用していました。
インドは、たまーにペットボトルを再利用して中身だけ詰め替えられた飲料水が売られていることがあるので、買う時にはキャップの栓が開いていないものを選び未開封なものであることを確認します。
ちょっと神経質すぎない?って思う方もいるかもですが、一見新品のペットボトルの飲料水として売られているものの、本当に飲んで大丈夫なものかどうかあやしいことが多々あるため…。
リサイクルの観点からは良いのかもですが、自分が使ったものを再利用するならいざ知らず。
赤の他人の使ったものを再利用する勇気はありません。。
ということで、念入りにキャップが未開封なことを確認してからペットボトルを購入し、その水をリセット時に使用していました!
リセット方法
インドへ向けて出発する前に、Yuuki Cupのレンジ用ケースと使用予定の月経カップを消毒しておきました。

普段は鍋でぐつぐつ煮沸消毒派!なのですが、旅行中はこちらの消毒カップを使用。
- 手をよく洗う
- 手を消毒用アルコールで消毒し、さらにペットボトルの水で流す
- カップを取出し、ペットボトルの水で経血を流す
- カップをデリケートウェットシートで拭く
- 再挿入
生理が終わったら石鹸とペットボトルの水で洗って、レンジでチンして煮沸消毒して乾かしたのち、保管!
手を消毒用アルコールジェルで消毒してさらにペットボトルの水で流すのは、消毒成分が肌に触れて刺激になるのを防ぐため。
ウェットシートを毎回使用するのでゴミが出てしまうのは無念でしたが、背に腹は代えられない。。
インドの水は怖いので念には念を、と思ってこの流れにしました。
良かったこと
旅先で月経カップを使うメリットは、なんといってもこのふたつ!
- 旅先でも生理を忘れて観光に集中できる
- 全体でみると荷物の量が激減
上記のもの以外にもありますが、月経カップを使うメリットは以前の記事で思いっきり書き綴っているのでそちらをご参照ください。
旅先でも生理を忘れて観光に集中できる

生理がくるのは素晴らしいことながら、せっかく非日常を味わいに来た旅先で生理のためにアクティビティを制限されたり不快感があったりするのはとっても勿体ないですよね。
使い慣れた月経カップを旅先で使用することで、トレッキングや乗馬(ラクダ)など、生理を気にすることなく楽しむことができました♪
着けてることを忘れちゃうほど快適、でもリセットし忘れるのは危険!
そのため注意点として、快適すぎるため最長使用時間を超えて使用しないようにアラームをセットしておき、リセットし損ねないようにしていました。
ちなみに、8月のデリーの気温は33℃前後、湿度は67%程度。
じめっとした空気が結構不快でした、、。
この環境でムレもなく生理を過ごせたのは、本当にありがたかったです。
全体でみると荷物の量が激減

生理用品は軽いけど、嵩張ります。
そして場所によっては現地調達も難しいことがあります。
月経カップも場所を取らないわけではないながら、使い捨てナプキンを1サイクル分持ち歩くのに比べると大幅にスペース減!!!
また、使い終わった生理用品の処理を考える必要もなかったので、月経カップ使用にしてとっても良かったと感じました。
気になったこと
これが嫌すぎて、二度と旅行先で月経カップを使うのは嫌だ!と思うようなことはひとつもありませんでした。
しかしながら、ちょっと気になった点が二つあるので共有します。
- リセットのためにトイレに行く際、ペットボトルが荷物になる
- 床に落としたら終わり
リセットのためにトイレに行く際、ペットボトルが荷物になる
現地滞在中はほとんどホテルでカップをリセットしており、実際に外出中にリセットしたのは一回だけだったため大したことではないのですが。
普段であれば、自宅から清潔な水を小さなボトルに準備して持ち歩くことができるため、荷物をコンパクトにまとめることができていました。
が、ここは旅先…そしてインド。
そのため、ペットボトルに入っている水ならばどれでもいいわけではなく、しっかりと清潔な水かどうかを確認する必要があるため、持ち歩ける水もそれなりに信用できる店で買ったもの一択となってしまいます。
結果、管理人がカップをホテル以外でリセットする際は、500mlのペットボトルを持ち歩く必要がありました。
別にどうってことない荷物量ではありますが、いつもほぼ手ぶらなのを考えるとプラスで荷物があった点は気になりました。
床に落としたら終わり
控えめに言って、管理人のインドに対する不信感はかなり高め。
そうでなくとも(インドでなくとも)外出先のお手洗いで、生理用品を落としたら…きっと洗って使うことはしないでしょう。。。
ということで『すべてのアイテムについて、床に落としたら、終わり。』
と常に緊張感をもってカップのリセットに挑んでいました。笑
そしてバックアップとして、うっかりカップを落としてしまった時のために月経カップは2個荷物に入れていました。

写真は、全然関係ないけどめっちゃ薄い新品のトイレットペーパー。
なぜかこのサイズでのみ売っている。。もっと大きいほうが交換回数が減って使いやすくないかい?
旅先でも月経カップは重宝しまくった
もともと外出時にリセットすることに慣れていなくても、大丈夫。
管理人はほとんどの場合、外出前後にホテルでリセットしていました。
続けて12時間以上も出かけられる元気な人は外出中に一回リセットする必要があるかもですが、管理人は比較的ゆったりまったり派なため朝ゆっくり出かけて夕方は早めに帰ってくるスタイルだったのでこんなかたちになりました。
しつこいくらい色んな記事に書いていますが、月経カップを使うことで『生理を忘れてアクティビティに専念できる』というのは改めて素晴らしいと感じました!
特に8月のデリーは凶悪な蒸し暑さだったため、生理用ナプキンを使わなくてよかっただけでかなりストレスが軽減されていたと感じます。
以上、旅先のインドで月経カップを使って旅をしてみた体験談でした!
お付き合いいただき、ありがとうございました♪