<徳島の地酒>本家松浦酒造の『鳴門鯛 純米大吟醸 寿(じゅ)』を飲んでみた

日本酒のこと

ひょんなことから、ちょっととんでもなく美味しいお酒に出会ってしまいました!

その名も『鳴門鯛 純米大吟醸 寿(じゅ)』というおめでたい名前の、徳島県鳴門市、本家松本酒造のお酒です。

本家松浦酒造

栓のデザインも大変おめでたい

文化元年(1804)創業の本家松浦酒造は徳島県鳴門市に蔵を構え、全量徳島県産米にこだわった酒造りをしています。

主要銘柄である『鳴門鯛』は、魚族の王である鯛の如く端麗優雅であるように、また特に鳴門海峡に産する鯛は激流を遡り肉質が締まり脂が乗って美味であることからと命名されました。

『鳴門鯛 純米大吟醸 寿(じゅ)』

『鳴門鯛 純米大吟醸 寿(じゅ)』はフランスで開催された Kura Master にて2024・2023・2021・2019 純米大吟醸部門で金賞を受賞した実績のあるお酒です。

『鳴門鯛 純米大吟醸 寿』のスペック

酒米あわいちば山田錦 100%
精米歩合40%
使用酵母
日本酒度+2.5
酸度
アミノ酸度

醪の状態で30日長期低温発酵して醸された、とても手の込んだお酒です。

また『鳴門鯛 純米大吟醸 寿』に使用されている酒米は、徳島県市場町で育てられた『あわいちば山田錦』。

山田錦は酒米のうち最大の生産量を誇り、雑味が少ない酒に仕上がるため、吟醸酒などの高級酒造りに適している品種です。

『鳴門鯛 純米大吟醸 寿』テイスティング

冷やで飲むのが一番おすすめ、とのことだったのでそのように。

グラスに鼻を近づけると…色とりどりの花束に顔を寄せたときのような、フレッシュな香りが胸いっぱいに広がります。

とっても華やか、そしてフルーティー、フルーティー、フルーティー。
新鮮な青りんごのような爽やかな香り、そしてほんのりメロン。
繊細な綿あめのような香りも。

これは間違いなくワイングラスで飲まなければならないやつだと気づきました。

ブルゴーニュグラスみたいな、リムがすぼまったタイプの。

← こういうやつ

香りが良い日本酒用に、一脚素敵なワイングラスを買うのもアリですね。

すでに香りが美味しいので、それも楽しまなくては勿体ない…!

口に含むと広がる優しく瑞々しい果物のような甘味、そしてじゅわっと花開くジューシーさがたまりません。
ふくよかなお米を感じるやさしい旨味。
グレープフルーツを彷彿させるきれいな酸に、軽やかで流れるようなさらさらとした飲み心地。
まろやかできれいでお上品な味わいです。

鼻を抜けるのはお米由来の甘い香り、そしてほんのりセメダイン。
最後にじんわり残る苦味がいい感じです。

このお酒が嫌いな人なんていないでしょ、とすら思えてしまう。

時間が経つと、香りが青りんごよりも完熟メロンに寄っていくのも楽しかったです。

『鳴門鯛 純米大吟醸 寿』を飲んでみて

久しぶりにこんなにフルーティーで華やかなお酒を味わいました。
青りんごから始まって、メロン、そしてグレープフルーツと、違うフェーズで色んな果物が味わえるような楽しく美味しいお酒でした。

ラベルの感じから勝手にもっと頑固な日本酒ぽい味(どんなんや)を想像していたため、嬉しいサプライズ。

個人的にラベルの鯛がすごく気に入ってしまったので、丁寧に瓶からはがして大切に保管していますw

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な時間をお過ごしください。

参照:
https://narutotai.jp/

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