新年あけましておめでとうございます。
昨年は『つきのさかずき』を応援していただきありがとうございました。
皆様のサポート、本当に、とっても励みになっています。
2024年も引き続きご愛読いただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします!
2024年もブレることなく日本酒とともにスタートいたしました。
…というのも、年末に佐賀市内のお酒屋さんにてお酒を購入した際に屠蘇散(とそさん)と愛らしすぎる猫のカレンダーをいただいたのが事の始まり。

お屠蘇が自分で作れるものだとは知らず屠蘇散も初めて目にするものだったので、2024年はワクワクしながら自家製のお屠蘇で祝いすることにしました。
お屠蘇(おとそ)ってなに?

お屠蘇とは、清酒やみりんに屠蘇散(とそさん)を漬けこんだ薬膳酒。
健康・無病息災を願って飲む祝い酒のことです。
屠る(ほふる)= 邪気を払う
蘇る(よみがえる)= 魂を蘇らせる
から、『お屠蘇』とは『邪気を払い生気を蘇生させる』という意味だと考えられているそう。
お屠蘇の起因

弘仁年間(810年10月20日~824年2月8日)に唐からの使いである蘇明という博士が絹の袋に入れた屠蘇散を朝廷に献上しました。
嵯峨天皇はその屠蘇散をお神酒に浸して用い、それがお屠蘇の始まりとされています。
その後、国民もそれに倣い正月三が日の儀式のひとつとして屠蘇を用いるようになったといわれています。
屠蘇散(とそさん)の材料

屠蘇散の材料はメーカーによって配合されている生薬は違うそう。
今回いただいた屠蘇散の原材料を見てみると、下記の生薬が入っていました。
- 陳皮(ちんぴ):血行を良くして冷えの改善が期待できる
- 山椒(さんしょう):胃を健やかに整える
- 桂皮(けいひ):発汗や解熱、整腸作用
- 桔梗(ききょう):去痰作用や鎮静、鎮痛作用
- 白朮(びゃくじゅつ):健胃作用や利尿作用
- 防風(ぼうふう):発汗や解熱作用、抗炎症作用
- 大茴香(だいういきょう):鎮痛作用、冷感改善や食欲増進
- 丁字(ちょうじ):胃を健やかに整える
などなど身体に良さそうな生薬が多数含まれており、風邪の初期症状にも効くといわれています。
自家製お屠蘇の作り方

今回いただいた屠蘇散(とそさん)には自家製お屠蘇のつくり方が記載されていたので、その通りにつくってみました。
屠蘇散の使用方法
- お正月前夜に、清酒一合(180ml)に少量の本みりんもしくは砂糖を加え、お屠蘇の素を浸す
- お正月三が日のお祝いに杯を廻し、健康と無病息災を祈願する

屠蘇散の袋をけると、シナモンの良い香りがふわっと香りました。
長く浸けすぎると濁ってしまうそうなので、頃合いを見定めて屠蘇散を取り出しましょう。
私は6時間漬けてから取り出しました。
お屠蘇の飲み方

本来は屠蘇器(とそき)というお屠蘇を飲む専用の道具を使っていただくのが正しい作法だということで、押し入れの奥に眠っていた屠蘇器を引っ張り出してきました。
お屠蘇の飲み方
- 元日の朝に汲む、年明け最初の水『若水』で手や口を清め、神仏を拝む
- 飲むときは家族全員が東の方角を向き、飲む人の右側からお屠蘇を注ぐ
- 年少者から年長者へと盃を順番にすすめていく
若い者から最初に盃をすすめるのには、若者の精気を年配者に分け与えるという意味があるそう。
また、厄年の人は周りの人から厄を払う『気』を受け取るために、最後にお屠蘇を飲むと良いそうです。

自家製お屠蘇の出来栄えは

今回お屠蘇をつくるために使用したお酒は、精米歩合70%の純米酒です。
日本酒度は‐1度・酸度は2度というしっかり甘旨系の味わいの雰囲気。
実際にお酒だけ飲んでみると、そこまで濃厚ではないながらしっかりと甘みを感じるお酒でした。
そして肝心のお屠蘇のお味は!
薬草感が強く漢方的な苦みもあり、甘味の強い純米酒ととってもマッチした味わい。
もともとハーブやスパイスを漬けこんだワインなどが好きなので、全く抵抗なく美味しく飲めるお味でした。
味ある猫のカレンダー 2024


こちらがお屠蘇と一緒にいただいてしまった、2024年の愛らしすぎるカレンダー。
常連でもないのに、初めて訪れたお店でこんな素敵なプレゼントがもらえるとは驚き&感謝です!
一番よく使う部屋に飾って大切に使わせていただこうと思います。
2024年もよろしくお願いいたします!

体に良い効果のある生薬を漬けこんだお屠蘇で、無事に新年を迎えることができました。
2024年も美しい場所・そして美味しいお酒との出会いを求めて、西へ東へ北へ南へ赴く予定をしています。
まだ見ぬ楽しい日々が素晴らしいものになる予感で、わくわくが止まりません。
あなたの1年も、たくさん笑いのある、充実した美しい年になりますように!
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。
秋の佐賀旅シリーズ、もう少し続きます。
引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです!
参照:
お正月に欠かせない「お屠蘇(おとそ)」の意味とは。意外と手軽な作り方も紹介 – KUBOTAYA (asahi-shuzo.co.jp)
Kabamaru紹介 | 和味文化研究所 岡本肇 (wamibun.com)


