『久保田』朝日酒造主催・あさひ日本酒塾ビギナー編に行ってきた<東京・日本橋>

まちあるき

先月、インスタグラムで見つけた広告を見てすぐさま応募したイベントに行ってきました。

『久保田』や『朝日山』を醸す朝日酒造の日本酒講座・初心者編です!

プログラムは4時間構成のロングコース
日本酒が造られる工程から始まり、きき酒実践講座まであるとのことで張り切って行ってきました。

あさひ日本酒塾ビギナー編

日本酒になじみのない層をターゲットに行われる『あさひ日本酒塾ビギナー編』は、実際に製造現場で働く担当の方々がお酒造りの基本をレクチャーしてくれるのが魅力です。
最後にはきき酒実践講座もあり、久保田や朝日山の飲み比べができるプログラムとなっています。

イベントあさひ日本酒塾 ビギナー編 東京会場
期日2024年2月17日(土)
場所日本橋髙島屋三井ビルディング 9階 日本橋ホール
時間14:00~18:00
対象20歳以上の日本酒ビギナー
定員70名(抽選)
参加費3,000円(税込)
応募期間2023年12月19日(火)~ 2024年1月18日(木)

約500人からの応募があったそうで、朝日酒造の人気ぶりがうかがえます。

応募期限最終日の次の日・1月19日にはメールにて当選連絡があり、参加費支払い用のリンクが送られてきました。

当日の様子

定員は70日という事で、中々広い会場での開催にドキドキしながらの参戦です。
会場内は自由席で、到着した順番に好きな場所に座っていくスタイルでした。

プログラム
  • 講座①
    日本酒ができるまで

    (講師)朝日酒造 生産本部 醸造1課 課長 渡辺将勝氏

    日本酒ができるまでの過程についてビデオ形式で学びます。
    その後質疑応答があり、何でも質問しやすい雰囲気となっていました。

    機械化できる部分はどんどん機械化し、人の感覚に頼らなければならない部分は徹底して人が見る、と効率的に品質の高いお酒造りをされている印象を受けました。

  • 講座②
    美味しく味わうために

    (講師)朝日酒造 生産本部 製品1課 主任 関英満氏

    日本酒の約80%は水でできている!
    という事で、朝日酒造で使用している仕込み水のお話を伺いました。

    洗米や瓶洗いなどの作業に使用する縦井戸の水に加え、『宝水』という鉄分がほぼ検出されず硬度の低いまろやかな横井戸の水を全てのお酒の仕込み水に使用しているそう。

    なんでも周辺地域では井戸を持つ家が少なくないながら同じ水質の水が採れる井戸はないそうで、それほど希少価値の高い水なのだそうです。

    自分流に味わう日本酒①:『出汁割り』

    お酒:出汁を4:6~6:4の間で自分の好きな割合でブレンドするととても美味しいらしいです。

    講師の関氏によると、どん兵衛のうどんを食べた後の出汁は手軽でおすすめなのだそう。今度やってみよう。

    自分流に味わう日本酒②:『自家熟成』

    1月1日に搾った生酒をすぐに瓶詰めした、アルコール度数18%の『元旦しぼり』を自家熟成させる方法を紹介いただきました。

    1. 『元旦しぼり』を3本ほど準備する
    2. 1本目はフレッシュな生酒をすぐにいただく
    3. 新聞紙でぐるぐる巻きにする(紫外線劣化の防止のため)
    4. 冷暗所(できれば冷蔵庫)に立てて保管
    5. 可能な限り動かさない(空気に触れる面を最小限に!)
    6. 梅雨明け頃に2本目をいただく
    7. 3本目は秋以降にいただく

    熟成がすすむほどにフレッシュさがまろやかさに変化し、特に3本目は穏やかな、深い味になっていくそう。

    冷やで熱い鍋料理とともにいただくのがおすすめなんですって。

  • 講座③
    きき酒実践講座

    (講師)朝日酒造 経営企画部 研究センター 課長 中村諒

    さて、お待ちかねのきき酒実践講座は『久保田 純米大吟醸』から。

    きき酒の方法

    1. お酒の色やにごりを目視する
    2. 鼻を近付けて『上立ち香』を感じる
    3. お酒を口に含み、舌で味を感じる
    4. 口から息を吸い、鼻から息を吐いて『含み香』を感じる
    5. 口・鼻の両方で余韻・キレ(味・香り)を感じる

    『含み香』を感じる際のお酒が入った状態で口から息を吸って鼻から息を吐く、というのはとても難しかったので要練習だと思いました。

    当日の自分のメモを読み返してみると:

    • フルーティーでりんごのような甘さを感じる華やかな香り
    • まろやかでなめらかな口当たり
    • 酸味が強めで甘味は控えめ
    • 鼻を抜けるアルコール感とお米の香り
    • 最後に若干の苦みを感じる
    • キレがよい

    そしてプロのコメント例としては:

    • フルーティーな吟醸香(リンゴ様)で華やか
    • 脂肪酸(重い香り)少々、香りに重厚感がある
    • 口当たりはまろやかでやや濃厚な甘さ
    • 口の中で吟醸香が膨らむ
    • 酸味もあり、味のボリュームがある
    • 存在感のある味から落差のあるキレ
    • 酸味と吟醸香の余韻…

    うーん、味を言語化するって難しい。
    私にはまだまだ練習が必要です!

    食事の邪魔をしないまろやかさと酸味、そしてしっかりと旨味がありとても美味しい酒だという事はわかりました!笑

  • 交流会

    お弁当を食べながら朝日酒造のお酒をいただくセッション。
    朝日酒造の社員の方々が気さくに商品について、お酒の選び方などを話してくださいました!

    また同じテーブルに座っていた方々とお話しするのも楽しかったです。
    みんなお酒好きなので、おすすめのお酒についても教えてもらいました♪

    お弁当は思った以上に立派だったのが嬉しいサプライズでした。
    どれもこれもお酒に合う味で美味しかったです。

    ここからはテーブルに置かれたお酒をお互いに注ぎあって(もしくは手酌で)飲むスタイルだったので、各テーブルが盛り上がりました。

  • お開き

    最後にラッキードローがありました!
    が、残念ながら何も当たらず。
    いやいや…この日本酒塾に来られた時点でラッキーなんだよ、と自分に言い聞かせてみます。

    …と思っていたら、アンケートに答えるとこちらの盃がもらえました。
    素敵なお土産をいただいてしまった。
    自宅で使わせていただこうと思います。

あさひ日本酒塾ビギナー編に参加してみて

今回初めて飲んだ『久保田 萬寿 無濾過生原酒』。
濃厚で旨味が濃く、のみごたえがあって美味しかったです。
燗をつけたらさらに美味しそうだと思いました。

『久保田 萬寿 無濾過生原酒』に加水したものが左に半分だけ映っている『久保田 萬寿』。
こちらも落ち着いた甘味と旨味が美味しいお酒で、めっちゃ美味しかったです。

左側にうつっているのは『朝日山 千寿盃』。
新潟では定番の地元で愛されているお酒だそうで、スッキリと淡麗でドライなお酒でした。
淡く甘い水のようなきれいな味わいで、つるつると飲んでしまえてこちらもまた美味しかったです。

こんなにみっちり日本酒について学んだのは初めてだったので、とっても勉強になりました。

ノートなどは持って行った方がいいのか分からなかったので一応持参しましたが、ちゃんと資料が配られたので不要でした。
メモを取る用の筆記用具は持って行っておいてよかったです。

きき酒体験では一定の時間を取って丁寧にやり方を説明してもらえたので、今後お酒を飲む際に取り入れていこうと思います。

また日本酒に出汁を加えて飲む『出汁割り』という飲み方があることをこの日初めて知りました。
家で簡単にできそうなので、やってみたい!

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

次回はこんなイベントをするそうです。
ご興味があれば、2024年3月13日までに応募してみてください。
久保田 萬寿 無濾過生原酒 720ml 要冷蔵

参照:
【2月開催】あさひ日本酒塾2024ビギナー編 東京会場 | EVENT | 朝日酒造株式会社 (asahi-shuzo.co.jp)

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