先日朝日酒造主催・あさひ日本酒塾ビギナー編に参加してから、ちょっとだけお酒の飲み方が分かったような気がしてさらに日本酒が楽しくなってきた今日この頃。
今回は個人的に結構な高級酒の部類に入ると思っている『久保田 萬寿 無濾過生原酒』に挑戦してみました。
こちらのお酒はあさひ日本酒塾にて初めてその存在を知り、とっても気に入ってしまったものです。
気軽に飲める価格帯ではないのでゲットしてからも冷蔵庫にて少し置いておいたものの、せっかくの生酒なり!早く飲まねば!という事で意を決して開栓してみました。
朝日酒造

『ひと口呑めば、心も身体も喜びに満ちる』お酒を醸す朝日酒造は、1830(天保元)年の創業以来約200年もの間お酒を醸し続ける老舗の酒蔵。
主要銘柄のひとつである『久保田』は日本国内のみならず海外にも展開しておりあまりにも有名です。
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朝日酒造主催の日本酒塾(初心者編)に行って日本酒について、そしてきき酒について学んできたお話はこちら↓
『久保田 萬寿 無濾過生原酒』

『久保田 萬寿 無濾過生原酒』お酒造りに最も適しているといわれる12月~1月にかけて仕込が行われる寒造りのお酒。
醪を搾ってそのままの、搾りたてのお酒が瓶に詰められた無濾過生原酒です。
『久保田 萬寿 無濾過生原酒』スペック

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酒米 | 麹米:五百万石 掛け米:新潟県産米 |
精米歩合 | 麹米 50% 掛米 33% |
使用酵母 | ‐ |
日本酒度 | 2 |
酸度 | 1.5 |
アミノ酸度 | – |
『久保田 萬寿 無濾過生原酒』は品質をはじめ、社会的評価、自然的要因、人的要因、そして特定の原料と製法を満たしたクオリティの高い新潟の日本酒に与えられるGI NIIGATAに指定されたもの。
また掛け米に使用されている五百万石で醸されたお酒は、一般的にかためですっきりとしたキレのより味わいの酒質が特徴だと言われています。
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オフィシャルでは冷酒、ロックがおすすめの飲み方だそう。
最近気温も上昇し暑くなりつつあるので、冷たいお酒がよりおいしく感じられそうです。
『久保田 萬寿 無濾過生原酒』テイスティング

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お酒はラベルにある通り、ほのかに黄金色を帯びた色。
芳醇な香りで、ひと口飲むとこっくりとした旨味が口いっぱいに広がります。
酸味は穏やかでやわらかくとろりとした飲み心地。
ねっとりとやわらかい果物を食べているのかと思う程に甘味が強く、17度もアルコール度数があるのに不思議なくらいそれを感じさせないやわらかな味わいです。
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一言でいうと、とっても濃厚。
おすすめの飲み方のひとつにロックが挙げられていたのが納得できます。
しかしながらストレートでも全然飲み疲れない上品さがあり、無濾過生原酒=ずっしり系かとおもいきやこちらのお酒は久保田らしきれいさが健在で、とても飲みやすく美味しいお酒だと感じました。
こんなに甘みを強く感じるにも関わらず数値をもとにしてつくったチャート上は『芳醇辛口』。
確かに辛口の要素もあるものの、辛口と聞いて思い浮かべる味わいからのあまりの乖離に日本酒の味の奥深さを感じさせられます。
『久保田 萬寿 無濾過生原酒』を飲んでみて

冬季限定・数量限定でリリースされる『久保田 萬寿 無濾過生原酒』はファンの間では有名で、発売するとすぐに売り切れてしまうのだそう。
無濾過生原酒は私の好きなお酒のつくりのひとつですが、今回飲んだ『久保田 萬寿 無濾過生原酒』は自分が今まで飲んだものの中でも特に新潟のお酒らしい淡麗さを感じる味わいのものでした。
価格帯的に気軽にいつでも飲める!というタイプのお酒ではないながら、また機会があれば次のBYのお酒も是非飲んでみたいと思います。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
参照:
朝日酒造 | 「久保田」「朝日山」を醸す新潟の酒蔵 (asahi-shuzo.co.jp)
GI新潟認定酒一覧 | 取り組み | 新潟県酒造組合 (niigata-sake.or.jp)