熊本世界遺産めぐり★雨の天草で絶景逃しまくりのドライブしてきた<熊本・天草>

まちあるき

こんにちは。
年が明けたにもかかわらず、まだ昨年秋の話をしているのはこのブログ『つきのさかずき』です!

…という事で、(昨年)熊本まで行ってきました!

人生初の熊本県旅。
私の中では熊本のイメージといえば、くまもん、阿蘇山、そして天草四郎!

こちらは崎津集落にある崎津教会

しかしお天気があいにくの雨だったため、阿蘇山は次回のお楽しみ(いつになることやら)として、天草地方を1日で廻ってみることにしました。

この日のルート

この日は朝からしとしとと雨が降っており、テンションは↓…

しかし次回いつ来られるかわからない熊本にいながらそんなことは言っていられない!
という事で、三角西港からの出発です。

世界遺産:三角西港(みすみにしこう)

世界遺産『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』には江戸末期からの約50年という短い期間で急速に日本の近代化がすすめられたことを示すものとして、8県11市に広がる23の資産が選ばれています。

熊本県にある三角西港もそのひとつ。
1887年に開港した三角西港はオランダ人技師による築港技術と日本の伝統的石工の技術が融合して建築された港湾都市で、100年以上経ったいまも当時の状態をほぼ完全に残しています。

天草ありあけタコ街道

国道324号の有明区間は『天草ありあけタコ街道』と名付けられており、タコがよく採れる夏になると干しダコがタコ街道沿いの海岸でみられるのだそう。

今回は巨大な凧のモニュメントを見てきました。

曇り空のせいか、ちょっとおどろおどろしい感じの写真が撮れてしまいましたが…実際は何とも愛嬌のあるモニュメントでした!

世界遺産:崎津集落

世界文化遺産である『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』めぐりもそろそろ終わりに近づいています。
今回訪れたのは、キリスト教禁教時代にその土地独自の信仰形態を育んだ集落として価値を認められた崎津集落にある崎津教会。

クリスマスが近いためか、様々なデコレーションが施されていました。

崎津集落の隠れキリシタンたちはアワビやタイラギなどの海産物等を信心具(信仰の対象)としてキリシタンとしての信仰を続けていたそうです。

ゴシック様式の美しい内装に、珍しい畳敷の教会内を見ているだけでは想像もできませんが、なんとこの崎津教会の祭壇はキリスト教弾圧時代に『絵踏み』が行われていた場所(庄屋役宅跡)に置かれています。

絵踏みの制度は寛永6年(1629年)に始まり、その後も200年近く続けられ、安政5年(1858年)に終わりました。
『絵踏み』とは『踏み絵』を踏ませることで、キリシタンかどうか見極める方法のこと。
『踏み絵』はイエス・キリストや聖母マリアが描かれた絵・木版・もしくは銅板のレリーフ等そのものを指すのだそうです。

﨑津諏訪神社から見えた崎津集落の様子。
のどかな漁村の中を歩いたひとときは、日々の暮らしを営む人々の生活に少しだけお邪魔させていただいたような、貴重な時間でした。

崎津集落から鬼海が浦までの途中に通りがかった、白亜の壁がまぶしい大江天主堂。
周りを囲む庭が広大で美しく、手入れが行き届いており気持ちのいい空間が広がっていました。

鬼海が浦

崎津集落内をお散歩した後は、鬼海が浦(本当は夕日の美しいスポットだそう)へ。
断崖絶壁!

風が強かったので飛ばされそうで少し怖かったですが、どこまでも続く海が美しい。
そして、釣りをしたら色んな魚が釣れそうだなーと思いました。

青空のもと、同じ風景を見たらまた雰囲気が違ったんでしょうね。
またいつか天気が良い時にも訪れてみたいものです。

下田温泉 五足の湯

この日は気温も低く、寒かったので下田温泉の足湯に立ち寄りました。
無色透明・無味無臭の下田温泉は源泉が51℃で、浴場まで移動する間に適温である40~42℃になっているそう。
そのため『沸かさず、薄めず、循環せず』の純粋な天然温泉なんですって。

天井につるされた色とりどりのランタンが、ベトナム・ホイアンのランタンまつりを思い出させました。

おべんとうのヒライ

熊本県内を地図で見ていると、たくさんの『おべんとうのヒライ』というお店があることに気づいたので、地元のお店かな?と思って行ってみました。

後で調べてみると、『おべんとうのヒライ』は熊本県と福岡県を中心に展開するお惣菜やお弁当を販売するチェーン店なんだそう。
24時間営業の店舗があったり、食堂が併設されている店舗があったりとするようで、私は訪れた店舗でおうどんを食べました。

九州らしい濃い甘めの味付けで美味しかったです!
うどんの上に豪快の盛られたごぼう天も美味しかった…!

島鉄フェリーで長崎へ!

早い夕ご飯を食べた後は、島原に向かいます!
島鉄フェリーを使えば車もろとも30分で島原まで移動できることを知り、楽に長崎に到着することができました。

個人の場合、フェリーの事前予約は不要。
自分が乗りたい時間の30分ほど前に鬼池港のカウンターでチケットを購入しました。
チケット購入の際には車検証の提示が求められた以外は、スムーズに手続きすることができました。

普通に車で移動したら5時間程度かかるらしい。
のんきに船でみかんを食べながら移動でき、半時間後には口之津港に到着していました。

車と大人1人のフェリー代は2430円でした。
料金は車のサイズによって違います。詳細は島鉄フェリーのウェブサイトをご覧ください。
→ 時刻表・運賃 | フェリー | 島原鉄道 (shimatetsu.co.jp)

次は島原・雲仙へ

さらば、天草よ…

以上、曇り空時々雨の日に天草をドライブしてみた1日。
天草は地図で見ていた以上に広く感じてしまい、こころなしか駆け足での移動になってしまいました。

世界遺産である三角西港や崎津集落を始めたとした観光に加えて、足湯で疲れた足(運転疲れ?)を癒すこともでき、とても充実した一日となりました。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
素敵な一日をお過ごしください。

この後に訪れた島原半島ドライブのお話はこちら↓

近隣・佐賀にある『見えない』世界遺産、『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』に登録されている三重津海軍所跡に行ってみたお話はこちら↓

世界文化遺産・長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産に登録されている黒島に行ってきたお話はこちら↓

参照:
三角西港 | 観光スポット | 【公式】熊本県観光サイト もっと、もーっと!くまもっと。 (kumamoto.guide)
天草の﨑津集落 | 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 (kirishitan.jp)
トップページ | 島原鉄道 (shimatetsu.co.jp)

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