どんなかたちがあって、なにが違う?月経カップのかたちとそれぞれの特徴について。

月経カップの選び方

月経カップについて調べていると、同じカップ型のアイテムとはいえ様々なかたちのものがあることに気づく方も多いと思います。

今回は一般的に言われている、それぞれのかたちとその特徴についてお伝えします。

ぜひ月経カップ選びの参考にしてみてください!

月経カップのかたち

月経カップはいろんなデザインのものがあり、中でもその『かたち』は月経カップの特徴を表す大きな要素のひとつだと思っています。

月経カップ・各部位の名称

部位の名称について

リム
膣壁と密着し、経血が漏れないようサポートする。カップの多くは、カップ本体よりもリムのほうが弾力性があるため、膣の中で開きやすくなっている。

空気穴
カップ内の空気を外に逃がし、密封を解除して着脱しやすくするための穴。

リブ
取り出す際、カップの下部がつかみやすいように付いているすべり止め。
中にはついていない月経カップもある。

持ち手(しっぽ)
膣内でカップへたどり着くための道しるべ的存在。溝がついており、掴みやすくなっている。
ブランドによってはリング型やボール型のものなどもある。

V字型

管理人がいちばん一般的な月経カップのかたちだと思っている、V字型。
シャープなV字のものもあれば、ちょっと丸みを帯びた大容量タイプのV字のものもあり、それぞれに個性があります。

ザ・V字型の月経カップ、ディーバカップ

V字型のカップの多くにはカップの一番上部分の厚み(リム)に加え、その下にセカンドリムと呼ばれる部分があります。

セカンドリムはリムよりも薄いながら、それ以外のカップ部分よりは厚めになっています。

この設計のおかげでカップの弾力性が増し、カップが開きやすくなるんです。

一般的なV字型カップの特徴

  • シャープなV字型のものは、カップの下部分がつまみやすいため真空が解除しやすく、取り出しやすい
  • ベル型に比べるとリムが薄めのものが多く、折り曲げやすい
  • すっきりしたかたちで膀胱などを圧迫しにくいといわれている

管理人の感想

  • カップが折りやすく、挿入時の先端部分がコンパクトにできるため入れやすい
  • 単純にV字型のカップは他のかたちに比べると数が多いので、選択肢も多く選ぶのが楽しい
  • スタンダードなかたちで、初めての方にも使いやすいと思う

こちら、V字型の月経カップの使用レビュー・スペック紹介です↓

セカンドリムありのザ・V字型
こちらもセカンドリムあり
すっきりとしたV字型
折りたたみできるスカラップ的なV字型
やんわりしたV字型
メルーナに同じ、やわらかなV字型
丸みのあるV字型

ベル型

フレア型に広がったリム、ころんとまるまったお尻が特徴のベル型。
見た目がチューリップみたいで愛らしいですよね。

ベル型代表のスクーンカップ

一般的なベル型カップの特徴

  • リムがフレア状に開いたデザインのため、子宮口を包み込むような位置におさまりやすい
  • V字型に比べると、子宮口がカップの中に入っても容量に干渉しにくい
  • 個人によっては、排便時排尿時にカップが干渉してしまうことがある
    (例えば、カップによって尿道や直腸が圧迫されることで違和感を感じるなど)

管理人の感想

  • リムが厚いデザインのものは、折るときにとっても指の力を使うので疲れる
  • カップを取り出す際、リブの部分が丸っこいのでつまみにくい!
    →リブをつまもうとせずに、指でカップのおしりの部分を膣壁に向かって押し付けると、押した部分がつぶされて空気が抜けるのでスムーズに真空が解除できる
  • 子宮口近くまで自然と上がっていってしまうので、装着感は最高(存在感なし!)
  • カップのお尻が丸まっている分、V字型のカップよりもカップに指がひっかけやすいため取り出しやすい
  • 子宮口が高めの方は、カップが奥に入りすぎて取りにくくなる可能性があるため、カップ+持ち手の長さが短いものは避けた方が無難だと思う

こちら、ベル型の月経カップの使用レビュー・スペック紹介です↓

めっちゃやわらかいベル型カップ
内側の羽根が経血漏れを防いでくれる
ちょっとかためのベル型カップ

ボール型

見たまんま、ボールのようなフォルムが特徴のボール型。
日本ではフルムーンガールが唯一のボール型月経カップとして販売されています。

Femmycycleは海外で流通しているもの。
フルムーンガールよりやわらかいのが特徴のようです。

一般的なボール型カップの特徴

  • 空気穴がないため密着感が生まれやすく、経血が吸い込まれるようにカップに入っていく(らしい)
  • 『カップが膣の中で上下回転してしまった』というレビューをいくつか見かけた
    (ステムがあると回転を防いでくれる可能性があるため、切らない方がいいみたい)

管理人の感想

  • まだボール型は使ったことがありません。
    独特なかたちのため、好き嫌いがはっきり分かれるという話もあります。
    近いうちにフルムーンガールを試したい!

こちら、ボール型の月経カップのスペック紹介です↓

持ち手のかたち

カップの次は、持ち手のかたちについて。
目立つ部分ではないながら、膣内でカップを見つけるための道しるべとして大きな役目を果たしてくれる、心強い味方です!

一部の例外を除いて、持ち手は引っ張ってカップを取り出すためのものではありません。
あくまでカップへのガイドとして使用しましょう。

ステム型

まず一番一般的な持ち手のかたち、ステム型から。
ステム型の中でも種類があり、手持ちの月経カップだけでも大まかに分けて4つのタイプがありました。

ディーバカップは空洞のステム型
グリップが存在感大のステム型 AllMatters
Lunetteはフラットなステム型
スクーンはしっぽの先ほど細くなるタイプ

一般的なステム型の持ち手の特徴

  • リング型に比べると存在感がない(細い)ため、装着時に違和感を感じにくい
  • 不要な部分はカットできるため、自分に合った長さに調整しやすい
  • やわらかい素材のものは、膣の外に飛び出していても気にならない場合もある

管理人の感想

  • 長さがあるものが多いので、取出しの際のカップへのガイド役として一番頼りになる
  • 空洞型のステムは掴みやすいが、掃除のときにしっかりステムの中まで洗う必要があるためちょっと面倒に感じることがある
空洞型のステム
長すぎず短すぎないスタンダードなステム
フラット型のステム
やわらかく、伸縮性が高いステム
先端が丸みを帯びたステム型

リング型

輪っかの存在感が大きなリング型の持ち手。
見た目が可愛いので個人的に大好きな持ち手のかたちです。

一般的なリング型の持ち手の特徴

  • 指がひっかけやすいため、取出し時に安心感がある
  • 他の持ち手に比べると存在感があるため、膣の中にしっかりおさまらない長さの場合は不快感を感じることがある
    → 子宮口が低い人は要注意!
  • 紐をくくりつけるなどして使用できるものもあるので、カップの位置が分からなくなるのが不安に感じる人に向いている

管理人の感想

  • 見た目が可愛いので好き
  • カップを洗って乾燥させるとき、ひっかけて乾かせるので便利
  • 特にメルーナのリング型は頑丈で、取出し時に掴みやすいので重宝している

こちら、リング型の月経カップの使用レビュー・スペック紹介です↓

ほかにもボール型、ステム型あり
こちらは細めのやわらかいリング型
カップのサイズによって
リングの大きさも違うのが特徴的
こちらはリング型のみ展開

ボール型

ボール型はあまり一般的ではないように思います。

こちら、メルーナジャパンの公式インスタから。
オレンジ色のものが、フラットなボール型の持ち手です。

一般的なボール型の持ち手の特徴

  • ボール型の持ち手は短いため、子宮口が低い方向け
  • 短く幅もあまりないため、ステム型やリング型より装着時の存在感がない
  • 持ち手が頑丈なので掴みやすく、使いやすい

管理人の感想

  • 管理人は子宮口が高めなので、短い持ち手のボール型を使うのには勇気がいります!
    そのため、使ったことはありません。

メルーナの月経カップにはリング型・ステム型・ボール型のものがあります↓

ボール型、ステム型、リング型あり

おまけ: 持ち手のかたさについて

一般的なやわらかい持ち手の特徴

  • 装着時に存在感を感じることはあまりない
  • 膣から出ている状態でも気にならないことが多い

管理人の感想

  • 引っ張ってもただ伸びるだけのものが多いので、取出し時のガイドとしてのみ使用
  • 使っていると徐々に曲がってくる
    (使用には問題なし、でも笑いを誘う)

一般的なかたい持ち手の特徴

  • 子宮口が短い方は、持ち手が完全に膣内におさまっていても、無感覚ゾーンから飛び出していると持ち手の存在が気になることがある

管理人の感想

  • 装着の向きによっては、膣壁に刺さるような刺激があるため、注意が必要
  • 頑丈なものは、カップの位置を調整する際や取り出す際に使いやすい

空気穴あれこれ

空気穴は、カップ内の空気を外に逃がし、密封を解除して着脱しやすくするための穴。
適度にカップ内に空気を送りこみ、カップの中が強い真空状態になるのを阻止する役割も持っています。

左から空気穴小さめ、ふつう、大きめ

一般的な小さな空気穴のカップの特徴

  • 表面張力がはたらくため経血が穴から出てくることはない
  • カップ内の空気の調整を意識して行わないと、強い真空状態になることがある(子宮口が吸い込まれる感じで痛くなることがある)

管理人の感想

  • 空気穴のつまりに気を使う必要あり
  • 強い真空状態による痛みは、挿入時に適度に空気を入れるよう調整すれば解消される

一般的な大きな空気穴のカップの特徴

  • 空気穴から経血があふれることあり
  • 真空を解除するのは、空気穴が小さいものに比べて簡単

管理人の感想

  • 穴に経血が詰まることがないので、掃除がしやすい
  • 真空状態による痛みが発生しにくい
  • 個人的には経血量が多くないので、空気穴から漏れたことはない(と思っている)
左からディーバカップとメルーナ どちらも空気穴は小さめ

ほとんどのカップの空気穴は、外側から内側に向かって水平になるようにあけられています。

でも中には斜めに空気穴が開いているものも。

スクーンカップはリムの外側から内側に向かって、上向きに空気穴があけてあります。

そのため、経血がリムのギリギリまで溜まっても、空気穴から漏れにくいデザインになっています。

数は少ないながら、中には『空気穴がない』月経カップもいくつかあります。
フルムーンガールや、リリーカップなど)

空気穴がない月経カップを使用する際は、カップを挿入するときに意識してカップ内の空気を調整するとよいでしょう。

例えばカップの中が強い真空状態になってしまうと、子宮口がカップに吸い込まれてしまい痛みを感じることも。

それを避けるために、カップを挿入したときにカップと膣壁の間に指を差し込んで空気の通り道を作ってあげると、カップ内の空気量が調整されやすくなり、適度な真空状態を作ることができます。

まとめ

以上、カップの様々なかたちと特徴についてでした。

すべての~型はこう!と言い切るのは難しいながら、それぞれの特徴と一般的なユーザーレビューがお伝え出来ていたら幸いです。

月経カップの感想や使用感は本当に人それぞれ。

個人によって身体が違うため、同じものを使っていても『最高!大好き!』となる場合もあれば、『合わな過ぎた…』となることも珍しくありません。

カップに関する情報収集に加え、あなたのライフスタイルや身体の特徴を鑑みたうえで、あなたに一番合う月経カップを見つけてください!

それでは、ハッピーな生理ライフを♪

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