佐賀県でも有数の酒どころ・鹿島市のお隣、嬉野市にある3つの酒蔵。
今回は『東一』という五町田(ごちょうだ)酒造の主要銘柄のひとつを飲んでみました!
五町田酒造

五町田酒造は1922年に瀬頭酒造より分家して創業した酒蔵で、2022年には創業100年を迎えました。
創業当初は『日本一』の銘柄でお酒を醸していたそうです。
寒暖の差が激しい嬉野市塩田町では稲作に適した環境があり、昔から米づくりが盛んな場所。
昭和63年(1988年)に吟醸造り(吟づくり)を日本酒造りの基本とする『吟醸蔵』となることを掲げ、佐賀県では入手が難しかった酒米山田錦の栽培を開始しました。
並々ならぬ企業努力の結果、今では吟醸酒の仕込みに見合う収穫量と品質の安定に成功しています。
『東一』は佐賀県ではよく知られた銘柄で、全国でも『佐賀のお酒は美味しい』というイメージを定着させたといわれています。
五町田酒造
佐賀県嬉野市塩田町大字五町田甲2081
吟醸造り(吟づくり)

国税局によると吟醸造りとは、『吟味して醸造することをいい、伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、かすの割合を高くして、特有な芳香(吟香)を有するように醸造すること』。
五町田酒造では、酒造りの際にあえて酵母が活動しにくい低温でじっくり発酵させる低温長期発酵を行っています。
『東一 山田錦純米酒』

銘柄『東一』には東洋一のお酒を目指す、という気持ちが込められています。
またお米の旨みを活かした酒造りをしており、今回購入した『東一 山田錦純米酒』はKURA MASTER 2021年度 純米酒部門金賞を受賞したお酒という事で、期待が高まります!
『東一 山田錦純米酒』テイスティング

穀物由来のコクがあり、お米の旨みがじっくりと感じられるお酒です。
甘くもなく、辛くもなく、ちょうどいい。
心地のいい適度な酸味と、最後に来る苦味とのバランスがよくスーっとキレていき、飲みやすいお酒だと思いました。
味が薄いものにも濃いものにも合いそうな味わいで、万能な食中酒と呼ばれるのが分かった気がします。
燗をつけるとよりボディがふくらみ美味しいと聞きましたが、あまりの美味しさに燗をつける前に飲みきってしまいました。。
『東一』のお求めは特約店で

五町田酒造は前回訪れた瀬頭酒造から道を挟んだ、徒歩数分の距離にあります。
…が、特約店を大切にするという想いから直売所はありません。。
何も調べずに訪れてしまった私でしたが、、事務所にて特約店の案内などをしていただきました。
お忙しいところ、ご対応いただいてしまいありがとうございました!
改めて、佐賀のお酒は美味しい…レベルが非常に高いという事を思い知らされました。
今回飲んだのは『東一 山田錦純米酒』でしたが、他のシリーズも試したい…!
飲みたいお酒が多すぎて、佐賀にいる間に気になるお酒が全て味わえるか自信がなくなってきましたが、肝臓がもつ限り挑戦したいと思います。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。



