前回奈良の『春鹿』で有名な今西清兵衛商店にてワンコインきき酒をしてから早…4か月?!
時が経つのは早いですね。
この日は純米酒を−5℃の氷温にて約100日間貯蔵したという『裏春鹿 純米生原酒 氷温貯蔵 番外品』を開栓してみました♪
『裏春鹿 純米生原酒 氷温貯蔵 番外品』
鏡文字で春鹿、と書かれたラベルと『番外品』が目を引くこちらの純米酒。
値段ははっきりとは覚えていないのですが、かなりコスパが良かったことだけは記憶にあります。
4合瓶で1,500円はしなかったような。うろ覚えですが。。

『裏春鹿 純米生原酒 氷温貯蔵 番外品』は今西清兵衛商店の直売所のみの取り扱いなのだそう。
いいタイミングでこのお酒に出会えてラッキーでした。
『裏春鹿 純米生原酒 氷温貯蔵 番外品』のスぺック
通常お酒を貯蔵すると、出来たての時にあった若々しさ・荒々しさが落ち着いてまろやかになるといわれています。
氷温貯蔵したお酒は通常の貯蔵方法よりも緩やかに熟成がすすむため、よりすっきりとした味わいになるのだそう。

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酒米 | ヒノヒカリ 100% |
精米歩合 | 70% |
使用酵母 | – |
日本酒度 | -9 |
酸度 | 1.7 |
アミノ酸度 | – |
日本酒度がマイナス9度、というのがどんな味なのかを彷彿させます。
絶対私の好きなやつ。
低温貯蔵のお酒は前回新潟の八海山雪室にて有料試飲をしたときに初めて味わいましたが、きれいですっきりとした上品な味わいが印象的だったのでそのような要素があるのを期待しての開栓です!
八海山雪室の見学に行ったお話はこちら↓
1年を通して3度前後に保たれる八海山雪室内で8年熟成された古酒をテイスティングしてきました。
『裏春鹿 純米生原酒 氷温貯蔵 番外品』テイスティング

開栓するとねっとりと甘そうなバナナの香りがぶわっと漂います。
めっちゃバナナ。

ひとたび口に含むと飲み口はサラリ、なのに濃厚な甘み&旨みがぎゅっと凝縮されたような味わい。
こんな旨味があるのにすっきりしてるのはおそらく控えめに感じる酸味のおかげ?
飲み込むと口に残るほろ苦さ…。
口の中にいつまでも残るかと思いきや、意外にも引き際を心得ておりなんとも心地いい飲み心地です。
アルコール度数は18度ながら全くそれを感じさせない味わいで、グイグイ飲んでしまうとちゃんとしっかり酔いが回るので危ない感じだなぁと思いました。
濃厚なのにすっきりきれいな味わい。
これは氷温貯蔵によるものなのでしょうか。
『裏春鹿 純米生原酒 氷温貯蔵 番外品』を飲んでみて

『裏春鹿 純米生原酒 氷温貯蔵 番外品』は氷温貯蔵。
0度以下の貯蔵庫にて貯蔵されても日本酒は凍らないのか…と疑問に思っていたのですが、今西清兵衛商店のスタッフさんによると日本酒はマイナス10度くらいまでは凍らないんですって。
毎回違うつくりの日本酒に出会うと思う事ながら、改めて日本酒って本当に奥が深くて面白いなぁと感じています。
これからどんなお酒との出会いがあるかは未知数ですが、その時その時の出会いを大切に楽しみたいと思います。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
前回奈良の今西清兵衛商店にてワンコインきき酒体験をしたお話はこちら↓
参照:
春鹿 公式サイト|日本酒発祥の地「奈良」より世界へ羽ばたく。株式会社今西清兵衛商店 (harushika.com)