佐賀県小城市にて3つある酒蔵のひとつを訪れてきました。
『天山』『七田』そして『岩の蔵』で有名な天山酒造です。
先日は憧れの天吹酒造を見学させていただいてとても勉強になりました。
そして次は…これまた佐賀の銘酒『天山』を醸す天山酒造に向かいます。
よく行くスーパーで天山酒造の『天山』を取り扱っているため、勝手に親近感を感じていた天山酒造…ラベルをよく見ると佐賀県、と書いてあるではないですか!
これは絶対に訪れねば!
と、佐賀県への旅が決まった際にはすぐに来場見学を申し込ませていただきました。
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小城市にある小柳酒造の『高砂』を飲んでみたお話はこちら↓
天山酒造

1875年創業の天山酒造は祇園川のほとり、全国でも有数のゲンジボタルの里にあります。
中硬水である天山山系の清冽な伏流水を仕込み水に使用し、県内の農家との契約栽培を通して良質な酒米造りをしている酒蔵です。
主要銘柄は『天山』『七田』『岩の蔵』、そして日本酒のほかにも焼酎やリキュールなどが製造されています。
天山酒造
佐賀県小城市小城町大字岩蔵1520番地
天山酒造の来場見学 予約方法

天山酒造の来場見学は公式ウェブサイトより予約しました。
→ 来場見学のご案内 | 天山酒造 (tenzan.co.jp)
開催 | 平日 9:30〜11:30・14:00〜16:00 |
所要時間 | 約40分 |
人数 | 20名まで |
備考 | 参加費用:無料 / 試飲:有料 駐車場3台(要予約) |
当日の様子

今回の見学では仕込中のため蔵内に立ち入ることができませんでした…が、かつて蔵として使われていた展示・イベントスペースや、スパークリングのお酒を寝かせている貯蔵庫などのエリアを案内していただきました!
- 日本酒造りの大まかな流れを模型にて説明
こちらの蔵では、子供連れの家族などが見学に訪れることが多いそう。
そのため、模型を使って分かりやすくお酒の造り方を伝えられる模型を採用しているのだそう。 - イベントホール
- 蔵の2階へ
蔵開きなどのイベントの際に開放されるエリアだそうで、かつて使用されていた道具を再利用したいすやテーブルなどが配置されていました。
ショールームのようなオシャレな空間が広がっています。
巨大な杉樽が並んでいる様子は圧巻!
- 『七田』『天山』など主要銘柄の違いについて
造りの違いや特徴など、こちらのサンプルを見ながら説明していただけます。
この後直売所で買い物する時にとっても役立つお話を色々聞けました。
- 地下貯蔵エリア
『天山 スパークリング』の貯蔵庫です。
こちらのスパークリング酒は、定期的にひとつひとつの瓶を回して管理しているそう。
手間がかかっていますね。このテーブルはスパークリングのカバーを模したもの。
素敵なデザインにうっとりします。 - 有料試飲エリア
こちらでは様々な種類のお酒が試飲できるエリアがありました。
車じゃなかったら試してみたかった…!
『天山』『七田』そして『岩の蔵』の違い

『天山』は1875年の創業以来145年以上もの間愛されている、中硬水の仕込み水による力強い味わいが特徴のお酒。
元々私が天山酒造を知るきっかけとなったもので、東京にも特約店が多数ありアクセスしやすいのも魅力です。
『七田』は2001年に造られた特約店限定の純米酒。
現代の食生活にマッチするお酒を目指しており、穏やかで上品な香りやお米の酸味と旨味のバランスをを追求した味わいが特徴のお酒です。
そして『岩の蔵』は1997年に新たに立ち上げられた九州限定流通の銘柄で、日本酒を始めて飲む人に向けて造られた華やかな香りと甘みが特徴の、飲みやすいお酒なのだそうです。
天山酒造のお土産
天山酒造の人気銘柄『七田』の取り扱いもあったため、今回は『七田 純米 七割五分磨き ひやおろし 山田穂』『103 TENZAN ソーダ』をゲットしました!


103は、10 = ten (10), 3 = zan、ということで『テンザン』と読むのだそう。
遊び心が溢れるネーミングですね。
そして…オリジナルグッズも多々販売されておりそのどれもが欲しくなってしまいましたが、今回は嵩張らない日本酒ストラップを購入。
案内してくださったスタッフによると『最近は皆さんスマホをお持ちなので、全然ストラップの需要がないんですよね』とのこと。
確かに、せっかく買ったストラップやけど付けるところないな!
どうしよう!笑
先日、滋賀県は木ノ本で購入した七本槍のストラップとともに、付ける場所が確定するまで大切に保管しておこうと思います。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。