五島列島は福江島を旅の拠点として、今回は久賀島に日帰りで行った来た時のお話です。
結論から言って、行って本当に良かったです!
が、もう一回行きたいか?と問われれば一旦考えさせてください…
それ位、きつかったんです!(体力的に!)
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奈留島で江上天主堂までレンタル自転車で爆走したときのお話はこちら↓

久賀島はどこにある?
久賀島は五島市の福江島と奈留島の間に位置する馬蹄型の島。
ヒサカジマ、と呼ばれています。
私は最初クガシマかなーって思っていました。
下の地図では白い二重丸で囲まれているところです。

今回の弾丸旅行では、福江港(水色の☆)から田ノ浦港(黄緑の☆)まで移動したのち、最終目的地の旧五輪教会堂(オレンジの☆)まではレンタル自転車で突っ走ってきました!
Google Mapsによると、久賀島の田ノ浦港から旧五輪教会堂までは約14.4㎞の道のり…長い一日だったといえるでしょう。
旧五輪教会堂
旧五輪教会堂は昭和6年(1931年)に旧浜脇教会を移築したもので、長崎県にある教会堂としては大浦天主堂に次ぐ古さを持つ木造教会。
移築の際に特に改修をしていないことから、創建当時の姿を残しているのだそうです。

こちらの教会堂は車で行くことができず、途中ちょっとした山道を歩く必要があります。
そのため絶対に天気がいい日に訪れたかった場所のひとつでした。
FYI – 旧五輪教会堂は訪れる前に事前予約をする必要があるので、行く際は忘れずに見学予約してから出発してくださいね。
→久賀島の集落|教会を訪れる|長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 (kyoukaigun.jp)
旧五輪教会堂
長崎県五島市蕨町993-11
レンタル自転車
今回久賀島に行く前に気づいたことは、2点。
- 久賀島には食堂・レストランがない
- 久賀島にはレンタサイクル屋さんもない
食堂は福江港で何か購入して持っていけば済むことですが、レンタル自転車は福江港で調達して持っていけるのか?
答えは、グレーでしたがYESかNOかといえばYESです!
福江港でレンタルした自転車をフェリーに乗せて久賀島に持っていくことは可能なようだったので、ちょっと手間がかかりますがそうすることにしました。
GOTO CHARI
GOTO CHARIは福江港ターミナル内にあるレンタサイクルで、五島市観光協会によって運営されています。
こちらの窓口にて久賀島へ自転車を持って行きたい旨を伝えると『おすすめはしませんが、了解しました。もしも事故などで自転車がパンク等起こした場合は、自転車に貼ってある番号にお電話ください。といっても違う島なので、できることは何もないですが。。』といわれました。
そりゃそうですよね。納得しかありません。
久賀島にレンタサイクルがないため、自転車の福江島からの持ち込みはおすすめはしていないものの禁止もしていないそうです。
電動アシスト付自転車のレンタル料金は、6時間で1500円でした。

余談ですが。
貸し出しの時点でスタッフの方に『電池が途中で切れるかもしれませんが、切れたら普通の自転車として使えます』と言われた通り久賀島にいる間に電動アシストの電池が切れてしまいました。。
ちなみに、その時は6時間充電が持つものはない、とのことで、、
6時間電動アシスト付の自転車を借りたはずが、3時間で普通の(めっちゃ重たい)自転車になるとか、、詐欺じゃない?と思いましたが、あくまで個人の感想です。
以上から、特に事情がない限りこちらで自転車を借りるのはあんまりお勧めしません。
福江島内にはほかにもいくつか電動アシスト付自転車が借りられるところがあるので、せめてレンタル時間内は電池が持つものを借りた方が心も身体も疲れないと思いますw
フェリーの時間と料金
こちらは福江港‐久賀島間のフェリーの時間と料金です。
今回は往路は9:10福江港発、復路は12:30田ノ浦港発の便を利用することにしました。
フェリーの片道の料金は大人1名790円で、船に乗り込んでから直接スタッフよりチケットを買うスタイルでした。
自転車の持ち込み料は片道430円。こちらも船内でお支払いしました。

当日のスケジュール
今回の弾丸旅行は9:10に福江港を出発して12:50に戻ってきたので、4時間程度のとっても短い旅でした。
- 9:10シーガルにて福江港出発
木口汽船の『シーガルの』中はグラスボートになっており、条件がそろうといい感じに海の中が見られます。

停泊中はこんな感じ。
走行中は泡で何も見えなくなるので、上で外の景色を見ていたほうが素敵です。
- 9:30田ノ浦港着
こちらが田ノ浦港。
12:30の船を逃したら17:10の船が来るまで何もないところでひたすら耐えなければならない、と肝に銘じて出発です。

- 10:30旧五輪教会前の駐車場に到着
幅の大きいアップダウン、舗装されていない道、割れたコンクリートの道(そしてその上に石ころがちりばめられている)、、ここに来るまでの道のりがハード過ぎました!
しかし小さい車輪ながらガッタガタの道にもかかわらずパンクすることなく無事にここまでたどり着けて感謝です。

ここからは約500m、山道を下っていきます。

かすかに旧五輪教会堂が見え始めました。
ゴールは近い…!
- 10:35旧五輪教会堂到着
予約時間は11:00。
25分早く着いてしまったにもかかわらず、快く中に入れてくださいました。
旧五輪教会堂は堂内で写真を撮ることが可能です。

管理人さんの計らいで、運よく居合わせたツアーガイドの方の丁寧な説明を聞きながら見学できてラッキーでした。


教会堂の外は美しい景色が広がっています。

こちらは珍しいスライド式の窓。

旧五輪教会堂の横には、現在使用されている五輪教会が。


ため息が出るような景色に後ろ髪をひかれながらも、次の目的地『折紙展望台』へと向かいます!
- 11:35折紙展望台
ここに来るまでの道は、ただただひたすら登り道。
展望台なので当たり前ながら何回も行くのをやめようかと思うほど坂の傾斜がきつかったです。
しかし、この景色!!!!!
写真ではあまり伝わらない気がしますが、長崎らしい海の景色と360度見渡せる見晴らしのよさ、そして解放感は素晴らしかったです。
そして、お腹が空いたので福江港ターミナルで購入していた堂崎マドレーヌをぱくり。

口の中の水分を全部持っていかれる系マドレーヌでめっちゃめちゃむせましたが、糖分補給は完璧です!
- 12:15浜脇教会
無我夢中で自転車を漕いで最終目的地の浜脇教会へ。
浜脇教会は1931年に建立された、五島初の鉄筋コンクリート造りの教会です。
途中から充電がなくなってしまい、電動アシストなしのただのめっちゃ重い自転車となり果てた相棒を漕ぐのは本当にきつかった、、

浜脇教会見学後は急いで田ノ浦港に向かいます。
- 12:30田ノ浦港出発
無理かと思ったけど、間に合ったぁぁ!

港でシーガルが向かってくるのを確認したときの安心感と言ったら。。。
この便で福江港に帰ります。 - 12:50福江港到着
お疲れさまでした!

- 13:00…と見せかけて、福江港から箕岳へ
自転車はあと3時間借りられるので、ずっと行ってみたかった箕岳へと向かいます。
福江港からは約7.6㎞の距離。
そこそこアップダウンもあり、結構しんどい道のりでした。
今更だけど、運動不足なのかな。
うっかり者の私は箕岳展望台に至る歩道があることに気づかず、こちらの急斜面をひたすら登ってきてしまい、何回も落ちるかと怖い思いをしました。。展望台に着いたら、下からちゃんと道が伸びていたので軽く衝撃を受けました。
いたずらに危ない経験をしてしまった。
水平線近くに何基かの風車がそびえています。
これから五島の海のを思い浮かべるときは、水平線と白い風車がでてきそう。
果てしない海に果てしない空。
- 14:30福江港着
その後、ゆっくりと時間をかけて福江港ターミナルまで戻ってきました。
無事に時間内に自転車を返すことができてひと安心。
砂利道など、所どころハードな道もありましたがパンクなどしなくてよかったです。
まとめ
今回で『福江から日帰りシリーズ』は最後です!
GOTO CHARIで借りた自転車に乗って気付いたこと…それは、自転車の車輪が小さいと長時間乗っているのが結構しんどいということ。
車輪の大きさなんて気にしたことはなかったのですが、次回から自転車を選ぶ際には気をつけてみようと思います。(選べるのか知らんけど)
箕岳から福江港までの帰り道は半ば放心状態でした。
美しいものを見過ぎたのと、ずっと自転車に乗っていて疲労困憊だったのと、お腹空いていたのと。
その後、ホテルに戻って爆睡したのは言うまでもありません。
以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
参照:
レンタサイクル&レンタバイク | 島内のアクセス | 五島の島たび【公式】- 長崎県五島市の観光・旅行情報サイト (nagasaki-tabinet.com)
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター - 長崎県長崎市出島町 – 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 (kyoukaigun.jp)
*本ブログの内容は、2023年5月時点のものです。最新の情報は、各公式ウェブサイト等をご確認ください*




