日本酒の勉強を始めて『花酵母』の存在を知ってからずっと飲んでみたかったお酒があります。
そう、天吹酒造の花酵母で醸した日本酒たち!
今回は、たまたま入ったお好み焼き屋さんで取り扱っていた『天吹 純米大吟醸 生 denim(デニム)』を飲む機会に恵まれたのでレビューします。

『天吹』の文字を見つけたときは狂喜乱舞でしたよ、ええ。
天吹酒造
天吹酒造合資会社は佐賀県三養基郡にある酒蔵で、元禄時代に創業した約300年の歴史を持つ老舗です。
仕込み水には背振山系のまろやかな伏流水を使用。
加えて、花の中から分離された『花酵母』を使ってお酒を醸しています。
天吹酒造 合資会社
佐賀県三養基郡みやき町東尾2894
天吹酒造 (amabuki.co.jp)
花酵母とは
一般的にお酒造りに使用される酵母は、酒の醪から分離したものを使う場合がほとんど。
そんな中、東京農業大学短期大学部醸造学科酒類学研究室は自然界の酵母に着目し、花々から優良酵母を分離することに成功しました。
それが様々な香味を醸し出す天然の酵母である花酵母。
そんな花酵母は日本酒だけでなく、焼酎やビールを醸す際にも使われることがあるそうです。
酵母とは?って方はこちらをご覧ください↓
天吹 純米大吟醸 生 denim(デニム)
『天吹 純米大吟醸 生 denim(デニム)』は天吹酒造のカジュアル コレクションの第二弾。
公式ウェブサイトには製造本数が少ない、とあったので意図せずして出会えたのはとってもラッキーでした。

酒米 | 鹿児島県産なつほのか |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | オシロイバナの花酵母 |
日本酒度 | ー |
酸度 | ー |
アミノ酸度 | ー |
『生酒』に弱い私、、今回はそうでなくともオーダーしていましたが!
使用酵母はオシロイバナの花酵母で、りんごや洋梨のような香りが特徴だそう。
花言葉はあなたを想う、内気、臆病、なんだとか。
日本酒を選ぶ際、使われた酵母の花言葉を気にしてみるというのも雅な感じで面白いですよね。

テイスティング

冷酒でサーブしてもらったdenimは、濃厚で華やかなフローラルな香り。
甘味と旨味たっぷりで、最後に感じるほろ苦い後味もよきかな。
シンプルにめっちゃ飲みやすいお酒です。
食事は味の濃いものばかり頼んだんですが、お酒との相性が良くdenimをおかわりしてしまいました。

『天吹 純米大吟醸 生 denim(デニム)』を飲んでみて
常温になるまで待って味の変化を楽しもう!
と思っておかわりを頼んだものの、美味しすぎて冷たいまま瞬殺してしまいました。
その後deminを求めてお酒屋さんをのぞいてはいるものの出会えていないので、もう出回っていないのかなぁ…。
そんな感じの初天吹・denimでしたが、これからもっといろいろな種類のものを飲んでみたい!と思わせるお酒でした。
その後…
出先で天吹のお酒を取り扱っているお酒屋さんを見つけたのでこちらをゲット!
- 純米吟醸 雄町 (いちご酵母)
- 特別純米酒 山田錦 (ベゴニア酵母)

飲んでみた感想はこちらの記事をどうぞ。
以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。