大切に、大切に冷蔵庫にて保管していた最後の不老泉!
今回開栓したのは、今年の4月に滋賀県高島市を訪れた際に購入したものです。
今まで飲んだ不老泉の中で好みでなかったものはなかったので、今回も濃厚な旨みを期待してゲット。
飲んだらなくなってしまう(当たり前だな?)のでいつ開けようか機会をうかがっていたものの、やはり早めに飲んだ方がいいよね、生酒だし!…と思い切って決断したのです。
上原酒造
話は逸れるけどこの時に買った酒粕、めっちゃ美味しかったです。
搾りたてのものは、火で炙って砂糖をまぶすといいスナックになるのだとか!
上原酒造のお酒は最後まで搾りきらない贅沢な方法でお酒をつくるため、その酒粕にはかなり高濃度のアルコール分が残っているのだそう。
未成年に提供する時はしっかりと火を通すように、とアドバイスをいただきました。
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滋賀県高島市にある上原酒造にて木槽&天秤を見せていただいたお話はこちら↓
なぜか上原酒造に行くときはいつもお天気が良くない…。
『不老泉 特別純米 中汲み 無濾過生原酒』
相変わらずシンプルなラベルが日本酒らしくて格好いいよなぁ。
酒蔵を見せていただいたときのことを思い出しながら味わいます。
『不老泉 特別純米 中汲み 無濾過生原酒』のスペック
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酒米 | 滋賀県産 山田錦 100% |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | 蔵付酵母 |
日本酒度 | 3 |
酸度 | 1.9 |
アミノ酸度 | 1.5 |
毎回思うが、この裏ラベルの情報量の多さ!
勉強になります。
こちらは『中汲み』のお酒。
中汲みは醪を搾った時に出てくるお酒の順番のことで、中取り・中垂れ、と呼ばれることもあります。
まず最初に醪の自重だけで出てくるのは荒走り。
白く濁っていることが多く、アルコール度数は低め。
キレがよくフレッシュな味わいが特徴的だと言われています。
続いて出てくるのがええとこどりである『中汲み』。
にごりはなく、日本酒の一番いい部分で酒質が安定しており、バランスの良い味わいが特徴だと言われています。
そして最後に圧力をかけて出すのが『責め』。
透明でアルコール度数が高く、雑味が多いためブレンドに使用されることがほとんどなのだそう。
もし見かけることがあれば飲んでみたいものです。
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裏ラベルのスペックから鑑みるに、『不老泉 特別純米 中汲み 無濾過生原酒』は濃醇辛口よりのお酒のよう。
私の中では不老泉=濃醇、なので期待が高まります。
『不老泉 特別純米 中汲み 無濾過生原酒』テイスティング
冷えたボトルをいざ開栓!
鼻を近づけると、嗅ぎなれた濃ゆいバナナの香り。
ほのかに炊いたお米のような香ばしさも感じます。
口に含むと、フレッシュな葡萄のような甘味。
お米の旨みを感じるコク。
そして気持ちの良い強めの酸味で、舌がいい感じにキュッと引き締まります。
美味しい。。。。。
甘、旨、こってりで、一言でいうと濃厚な味わいです。
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続いて、冷やで楽しみます。
香りは相変わらずバナナ。
しかしながら冷えていた時よりも『お米感』が強く感じられるようになりました。
甘、旨、こってりの濃醇さは同じながら、冷えていた時の瑞々しい甘味ではなく、クコの実のような、はたまたキャラメルのような?
しっかり輪郭のある甘味が強くなった気がします。
また冷酒ではあまり感じなかった、まろやかでとろりとした飲み心地がすっごく美味しい!
厚みのある味わいにアルコールが溶け込んで違和感はなく。
アルコール17度はそこまで感じないものの、最後にぴりっとする感じはありました。
苦味のある余韻は長め。
ゆっくりじっくり味わいたいタイプのお酒です。
個人的にアテはあってもいいけどなくても全然いい、お酒だけでちびりちびり飲んでも十分美味しいのが気に入りました。
『不老泉 特別純米 中汲み 無濾過生原酒』を飲んでみて
『不老泉 特別純米 中汲み 無濾過生原酒』、すごく美味しかったです。
ガッツリと輪郭のある甘味、厚みのある旨味、そして穀物感を感じるコク。
しかしながらフレッシュさもあり、個人的にはとても飲みやすいお酒だと感じました。
濃醇なので、暑い日なんかには大きめの氷を入れて、ロックにしても美味しいのかもしれません。
あああ、それにしても美味しかった。
近いうちにまた同じお酒を補充しに行きたいものです。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください!
今まで飲んだ不老泉は全部美味しかった!中でも一番好きなのはこれ↓
参照:
上原酒造株式会社 | 滋賀県観光情報[公式観光サイト]滋賀・びわ湖のすべてがわかる! (biwako-visitors.jp)