7月中旬でもまだまだ花あり!礼文島を去る前に8時間コースを歩き納めてきた<北海道・礼文>

まちあるき

さてさて、そろそろ礼文島を去る時期が近付いてきた時分のお話です。
最後に何か礼文島でやり残したことはないか考えあぐねていた時にふと気づいてしまったのです。

晴天の中、8時間コースを歩いてみたい…!
特にアナマ岩周辺を晴れた水平線を見ながら歩きたい…!

と。

という事で、最終日周辺の一番天気のいい日を狙って3度目の8時間コースを歩いてきました。

雨天決行な1回目↓

香深から北上、逆走してきた2回目↓

8時間コース&礼文林道(船泊→香深)

この日の天気予報は晴れ。
最低気温は13度、最高気温は19度!
いつもより多めに水分をもって挑みました。

8時間コース & 礼文林道
  • 9:00
    船泊出発

    船泊はいつも晴れ!
    この日もいいお天気の中を出発し、浜中→西上泊分岐より8時間コースに入ります。

  • 9:30
    西上泊分岐

    あああああ。
    しっかりと目的地の方角である山周辺にガスがかかっています。
    3度目の正直!と思っていたものの、また真っ白な山の中を徘徊するはめになるのか。

    歩き進めるにつれてどんどんあやしくなる雲行き。
    そして濃くなってくる霧。

    そしてとうとう、霧の世界に突入しました!

    8時間コース3回目の今回は、珍しい花を見つけるために出来るだけゆっくりと歩いてみました。

    というのも、5月下旬から6月の間は探さなくてもカラフルなお花がそこいら中に咲いているのです。
    しかしながらこの時期は地味な(個人の感想です)感じの小さい花が多く、ちゃんと見ていないと気づかないタイプのものばかりな気がしまして。

  • 11:10
    アナマ岩付近・岩場の手前

    アナマ岩付近に差し掛かると、少しばかり霧が晴れてきました。

    白いカラフトイチヤクソウを発見。
    前回来た時は咲いていなかったうえに桃色のものしか見られなかったので、やはりもう一回歩きに来てよかった。

    んんん、少しずつ視界がクリアになってきました。

    水平線がうっすらと見える!

    これはもしかするとアナマ岩について頃にはいい感じの晴れた海が拝めるかも?

    カメラを向ける方角によって全然雰囲気が違うのが面白いです。
    まだ宇遠内方面は曇っているものの、召国方面は晴れてきました。

  • 11:20
    アナマ岩

    前回激しく迷って遭難しかけた(w)アナマ岩にたどり着きました。
    8時間コースは浜中から香深井に南下するルートが推奨されているのには訳があったようですね。。

    まぁ、このように(↓)しっかりと周囲を見渡せばしっかりとルートが分かるようにペイントなどもあるため、私のようにぼんやりした人でなければ道順から外れることはないでしょう。

    なぜこんな目立つ印を見落としたのか。
    疲れていたのでしょうかね。。

    石垣もちゃんと組んであり、明らかにこちらがルートだと分かります。うん。

    こちらはアナマ岩。

    やはりまだ宇遠内方面はガスっぽい。

    2回目の8時間コースでは、逆から来たためにこの足場が3個埋め込まれた岩が見つけられませんでした。
    潮の満ち引きによって歩ける場所がずいぶん様変わりするのが面白いところです。
    (気をつけましょう)

  • 11:45
    宇遠内(ウェンナイ)
    進行方向

    進行方向は曇り、振り返れば晴れ。
    切ない!

    振り返ると晴れ

    何にしろ、打ち捨てられたようなゴミいっぱいの海岸線を歩いた後に宇遠内にたどり着くと、とてつもない安心感を覚えます。

    今回は昆布漁の真っただ中でした。
    朝に採られた立派な昆布が浜いっぱいに干されており、礼文にいるなぁと改めて感じます。

  • 11:50
    宇遠内でランチ

    今回はおやつも持ってきたのでいつもより少し豪華なランチです。
    紅芋タルト、めっちゃ美味しかった。

    30分ほどゆっくりして、改めて辺りを見渡すと青い空が。

  • 13:30
    礼文林道

    ついに待ちに待った晴天が広がりました。
    晴れているとこんなにも空が近く見えるのか。

  • 13:45
    エゾカワラナデシコ群生地

    エゾカワラナデシコは比較的色々な場所で見つけることができました。
    でもこんなにまとまって咲いているのは初めてかも。

  • 13:55
    レブンウスユキソウ群生地

    群生地のレブンウスユキソウは一部終わりかけのようでした。

    元地海岸も港もくっきり見えました。

  • 14:05
    利尻富士!

    利尻富士も見納めか。
    次は絶対登りに行きたい…!

    と思いながら、さっき食べきれなかったずんだどら焼きをぱくり。
    ガッツリ糖分が補給でき、ずんだの餡の後を引かない甘さと密度による満足感が美味しい逸品でした。

  • 14:50
    うのず製菓

    最終地点である香深港に行く前に、礼文まんじゅうを求めてうのず製菓へ。
    お店番のおばあちゃんが私の撮った花の写真を見て大変感心してくれたので、とても気分よくお店を後にしましたw

  • 15:15
    香深港・ゴール!
    香深港で帰りのシャトルを待っている間、我慢できずに味見しちゃった

    うのず製菓では餡ドーナツ&礼文まんじゅうをげっと。
    香深港で一部味見をば…餡ドーナツは想像していた通りの美味しさ、そして礼文まんじゅうは変わらぬ美味しさでした。

    お疲れさまでした!

8時間コース&礼文林道で見た花々(7月中旬)

個人的に8時間コースは他のコース(桃岩・フラワーロードや岬めぐりコースなど)と比べると花を楽しむタイプのコースではないような気がしていましたが、なんのその。
今回も素敵な花々に出会うことができました。

??

コイチヤクソウ

ミソガワソウ

エゾカワラナデシコ

カラフトイチヤクソウ

シオガマギク

レブンウスユキソウ

キタノコギリソウ

オトギリソウ

シロヨモギ

ヨツバヒヨドリ

イブキトラノオ

クサフジ

エゾニュウ

ちょっと近未来な感じが素敵なエゾニュウ。
8時間コースだけでなく、他の場所でも遭遇率が高かったです。

8時間コースは行くたびに違う花が見られるから飽きない!

実は出発前に他の旅行客の方々と話していたら『8時間コースは今はあんまり花が咲いてないからおすすめしないよー』と言われていました。
しかしながら実際に歩いてみるとコース脇には様々な花が咲いており、植生が変わるたびに違う花を見ることができてとっても楽しかったです。

1度目、2度目、3度目と2~3週間ずつ時間をあけていたためか、毎回違う植物がみられる他のも良かったところ。
しかし問題は、私には花や植物を見てキレイと思ってもその名前がほとんどわからなかった点です。

歩いた後に撮った写真と本を見比べて植物の名前を特定していたので、中には間違っているものがあるかもしれません。
…間違っていたらすみません!

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

created by Rinker
¥1,320 (2025/05/20 08:54:38時点 楽天市場調べ-詳細)

参照:
8時間コース | 礼文島トレイルオフィシャルウェブ (rebun-trail.jp)
礼文林道コース | 礼文島トレイルオフィシャルウェブ (rebun-trail.jp)
礼文花図鑑 (town.rebun.hokkaido.jp)

タイトルとURLをコピーしました