とある曇りの日、私は再度8時間コースに挑んでみることにしました。

雨天のもと見る草花は水にぬれて生き生きとしていましたが、正直なところ、膝から下が完全に濡れていた私はテンションが低めだったのです。
せっかくの美しい景色を乾いた天気のもと見てみたい!
と思い立ち、今度は香深港から船泊まで北上していくルートで歩いてみることにしました。
⋆
前回、雨の中8時間コース&礼文林道を歩いてきたお話はこちら↓
礼文林道&8時間コース(香深→船泊)

今回は快晴とはいかないまでも、雨は降っておらずガスっぽいのみで乾いたお天気。
趣を変えて前回歩いたコースを逆走するかたちで歩いてきました。
- 8:10香深港フェリーターミナル出発
今回は船泊から車で香深港まで移動し、そこから歩いて礼文林道口まで移動しました。
香深港から礼文林道元地口までは普通の車道で歩道はないので、バスが通るたびにドキドキしました。 - 8:30礼文林道元地口
うーん、、なんとも言えないお天気模様です。
- 8:55レブンウスユキソウ群生地
前回礼文滝まで歩いてみたときには真っ白な霧で何も見えなかった場所。
この日は海まで見えたので良しとしましょう。レブンウスユキソウ群生地では少しずつ開花が始まっていました。
ふさふさした様子が可愛らしいです。 - 9:45宇遠内(ウェンナイ)分岐
礼文林道を黙々と歩き進めていくと、宇遠内分岐に到着しました。
うっすら、本当にうっすら海が見えます。
紫陽花のような花が咲いていました。
ツルアジサイかな?足元に散らばった小さな白い花が星みたいで綺麗です。
- 10:25宇遠内(ウェンナイ)
宇遠内では漁師の方が何か作業をされていました。
無人の集落なのかと思っていたのでびっくり!タイミングが合えば、宇遠内で唯一のお店(食堂)が営業していることもあるそうです。
この日は波が荒く、ざばーん!ざばーん!と波が岩場に打ち付けていました。
潮はそこまで高くなかったので問題なく歩くスペースはあったものの、波の音にビビりながらゆっくり進みました。 - 10:40アナマ岩
宇遠内からアナマ岩までは意外とすぐ到着しました。
前回はとっても長い道のりだったよおうな気がしていたので拍子抜けです。…実はここで、アナマ岩を通り越して更に先(もはやコースではない)まで行ってしまいました。。
明らかにコースではない雰囲気だったので引き返し、無事にルートに戻ることができましたが、、潮の満ち引きによって海岸線が変わり前回と様子が違っていたため道順を見失ってしまったようです。
遭難しなくてよかった! - 休憩&おにぎり
ここで最初のおにぎり休憩。
晴れろ、晴れてくれ、と念じながら塩の効いたおにぎりを頬張ります。今回は海岸線で美しい水平線を見たい!
と思っていましたが、またの機会を待つしかないようで。ガスっぽいなぁ。
でもそこが神秘的で綺麗ともいえるかも。この辺りは強風で、人間が飛ばされるほどではないにしろ帽子や持ち物は確実に飛んでいくレベルの強さだったのでハラハラしました。
群生地よりも元気いっぱいに咲いているレブンウスユキソウを発見。
大きな株で、とても勢いがあるように見えます。そのまま進み、高度が下がるとだんだんガスっぽさが消えてきました。
香深エリアは天候が悪くても船泊エリアは晴天、とよくあるパターンのだったようです。
コース終盤の青空で急にのどかな雰囲気になり、ほっこりしました。
- 13:10召国分岐
ほんのりガスっぽさもありつつ、海に立つ白波の美しい様子が見えてきました。
召国分岐周辺は珍しい花が沢山咲いており、ちょっと歩いては写真を撮って、を繰り返してしまいました。
歩いてきた道にもやーっとガスがかかっていますね。
- 13:45西上泊分岐
これで8時間コースは終了です!
- 14:15澄海岬
せっかくここまで来たので、澄海岬にも立ち寄ってみました。
相変わらず美しい青です。 - 休憩&おにぎり
澄海岬展望台にて、もう一つおにぎりを持っていたことを思い出したのでおにぎりタイムに。
大勢のうみねこを眺めながらの休憩です。 - 14:45レブンアツモリソウ群生地
すでに一般開放が終了したレブンアツモリソウ群生地。
すっかり青々した雑草に覆われてしまっていました。 - 15:05浜中の海岸にてアザラシ観察
いるかしら、と立ち寄った浜中の海岸にてトッカリ(アザラシ)を発見!
仲良く並んでお腹を太陽に向けています。
拡大するとこの体たらくよ。
iPhone SEの限界を見ました。 - 15:20船泊
最後にトッカリを拝むことができたので満足しつつ船泊に到着です。
お疲れさまでした!
礼文林道&8時間コースで見た花々(6月下旬)

召国分岐から西上泊分岐の中間地点にて。
6月下旬でもまだまだ美しい花々が競い合うように咲いており、賑やかな様子でした。
サイハイラン

レブンウスユキソウ

ツボスミレ

ヒオウギアヤメ

ハマベンケイソウ

ハマナス

ガマズミ

ハクサンチドリ

ギョウジャニンニク

先日新大久保の某アイヌ料理店で食したギョウジャニンニクの花!
これかぁ、と思って観察させていただきました
クルマバソウ

オオダイコンソウ

コケモモ

ガンコウラン

カラフトイチヤクソウ

エゾチドリ

まとめ

8時間コースを歩いていると、澄海岬をこんな方角から望むことができます。
岬周辺の緑色のビロードを貼ったような、ふさふさした感触を思わせる様子がとても礼文島らしいなぁと思いながら眺めていました。
ちなみにこの日は波が荒く、強風でした。
時間的に潮が高くなかったのが幸いでしたが、潮の状況や天候によって宇遠内からアナマ岩までは通行するのが危険なこともあるので事前に情報収集をしていきましょう。
それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
礼文滝コースを歩いてみたお話はこちら↓
美しすぎるフラワーロードを歩いてみたお話はこちら↓
参照:
8時間コース | 礼文島トレイルオフィシャルウェブ (rebun-trail.jp)
礼文林道コース | 礼文島トレイルオフィシャルウェブ (rebun-trail.jp)