先日訪れたカクフェスにて再会した『古伊万里 前(さき) 純米酒』を飲んで、佐賀での日々が懐かしく思い出されました。
つい数か月前まで佐賀にいたのに、気分的にはとうの昔の話のように感じてしまうのが不思議です。
今回は改めて佐賀旅に思いをはせるべく、佐賀県伊万里市に行った際に立ち寄った古伊万里酒造にて購入した『古伊万里 前(さき)』を開栓してみました。

古伊万里酒造の蔵元販売所『前(さき)』にはなんだか気になるものがいっぱい飾ってあったので、写真をパチリ。
建物が新しい感じなので、よりそのレトロさが際立っていました。
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上野で開催されたカクフェスに行ってみたお話はこちら↓
同じ伊万里市内にある松浦一酒造を訪れて、かっぱのミイラを見せていただいたお話はこちら↓
古伊万里酒造

古伊万里酒造は、古伊万里市にいくつかある酒蔵のひとつ。
もとは呉服屋さんをされていたそうですが、明治42年(1909年)に酒造りを始めたのだそうです。
100年以上もの間酒造りをしている古伊万里酒造の『古伊万里 先(さき)』は2008年に地酒専門店専用酒として発売された比較的新しい銘柄。
インターナショナル ワイン チャレンジ(IWC)やKURA MASTER・全国新酒鑑評会等での金賞受賞など、国内外でも評価が高いお酒となっています。
『古伊万里 前(さき) 純米酒』

こちら、黒ラベルは『古伊万里 前(さき)』の中でもスタンダードな商品なのだそう。
一番最初に飲むならこれがおすすめです、と勧めていただきました。
『古伊万里 前(さき) 純米酒』テイスティング

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酒米 | 国産米 |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | – |
日本酒度 | – |
酸度 | – |
アミノ酸度 | – |
今回購入した『古伊万里 前(さき) 純米酒』の精米歩合は60%。
しっかりとしたお米の旨みが感じられる味わいとなっていそうです。
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最初は冷酒で飲んでみました。
まず最初に感じたのはお米の味わい深いコク。
結構しっかりした酸味があって、うっすらと爽やかな甘みを感じます。
最後はじんわりとグレープフルーツを食べた後のような苦みがきて、そのまますっとキレていく…。
つるつる飲めてしまうお酒で、これは飲みやすい!
ドライと言われたらドライな部類に分類されるのかな、と思いました。
そして。
こちらは火入れのお酒で、燗をつけても美味しいと聞いていたのでやってみました。
温まると、前面にむわっと押し出される穀物感。
こっくりした深みのある味わいになり、ひと口ひと口の重みが増します。
おいしい。
冷える季節にぴったりの味わいで、気に入りました。
『古伊万里 前(さき) 純米酒』を飲んでみて

今回飲んだ『古伊万里 前(さき) 純米酒』はとっても飲みやすく、また旨酸っぱい苦味の美味しいお酒でした。
こちらのお酒は東京にも特約店があるようなので、そこまで入手困難ではなさそう…?
次回は純米吟醸系も飲んでみたいなと思いました。
そして。
実は佐賀を去る前に県内にある特約店のひとつで、自分へのお土産に古伊万里カップ酒『NOMANNE ノマンネ』も購入していました。

古伊万里カップ酒『NOMANNE ノマンネ』は伊万里焼や有田焼の伝統的な柄が描かれた有田焼のカップに、佐賀県産酒米を使用して醸された純米酒(佐賀県原産地呼称管理制度認定)が入った夢のようなお酒です。
こちらも早く開けたい…!
という事で、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。