この時期に滋賀にいるという事は、湖国三大祭りのひとつである『大津祭』にも行ける!
という事でこんな絶好のチャンスを逃すわけもなく。
更に今回は大津祭の本祭に合わせて滋賀県酒造組合が主催する『秋の大おさけ日和』という滋賀県内の31蔵&飲食店や酒販店が参加するイベントも開催されており、大忙し。
気力と体力の限り、大津祭+@を楽しんできました。
大津祭

江戸時代初期に始まったという記録が残っており、約400年の伝統と歴史がある大津祭は平成28(2016)年には、国から重要無形民俗文化財に指定されました。
⋆
山建て 10月6日(日) | 収納されている曳山の組み立て |
宵宮 10月12日(土) | 提灯が灯され『ヨイヤマ』という曲が囃される 天孫神社では出店も |
本祭 10月13日(日) | 天孫神社前に集合した曳山13基が 丸一日かけて市内を巡行 |
⋆
2024年 大津祭 曳山巡行本鬮順
不鬮取 | 西行桜狸山 | 鍛冶屋町 |
1 | 源氏山 | 中京町 |
2 | 湯立山 | 玉屋町 |
3 | 猩々山 | 南保町 |
4 | 西宮蛭子山 | 白玉町 |
5 | 孔明祈水山 | 中堀町 |
6 | 龍門滝山 | 太間町 |
7 | 神功皇后山 | 猟師町 |
8 | 郭巨山 | 後在家町・下小唐崎町 |
9 | 月宮殿山 | 上京町 |
10 | 殺生石山 | 柳町 |
11 | 西王母山 | 丸屋町 |
12 | 石橋山 | 湊町 |
⋆
2023年10月、大津祭に行ってきたお話はこちら。
祭りの概要など詳しい説明はこちらです↓
大津祭 宵宮(2024年10月12日)

宵宮のお楽しみポイントはいくつかありますが、個人的に気に入っているのは本祭では各山車の上に乗せられる人形や仕掛けが展示されており、間近で見られるところ。
スタッフが常駐しているので、仕掛けについて気軽に質問したり面白いお話を聞くことができるんです。

また赤い提灯の光でライトアップされた山車が素敵で、各所で演奏されているお囃子の調べと相まってなんとも幻想的な雰囲気を醸す中を歩くのがとてもいいのです。

宵宮では各山車13基をめぐって2時間ほど山町を散歩しました。

巨大な車輪を見ておくれよ
ちま吉センターでフォトタイム!

私がちま吉センターに来た理由はただ一つ、なりきりセットで写真を撮るためですw
愉快な写真が撮れるうえ、あまり人がいないので時間がある人は是非行ってみてください!


ちま吉センターには地図も置いてあるので写真を取っておくと便利です。
各所でボランティアの方々が紙の地図も配っているので、持ち歩くのが苦でない方は是非そちらを。
⋆

たぬきが文句なしにめっちゃ可愛いねん
西行桜狸山の町家では、宵宮の日に『三井寺力餅』を購入することができます。
他にも各山車のブースでちまきや手ぬぐいなどのグッズを購入することができるので、お土産探しがてら見て回るのも楽しいです。
可愛いデザインの手ぬぐいも多く、全部欲しくなってしまうのが難点でしょうか。
こんな感じで宵宮を堪能し、20時ごろには帰路につきました。
大津祭 本祭(2024年10月13日)

宵宮から一夜明け、雲ひとつない青空に安堵!(昨年はあまり天気が良くなかったのです)
本祭では9:00に13基の山車が天孫神社前に大集合、そして9:30に巡業を開始します。
恐らくこの時間の天孫神社前が一番混雑するので、人が多いところが苦手な人は巡行が始まって人がばらけてからゆっくり見るのもひとつの方法です。
ちなみに、所望(しょうもん)と呼ばれるからくりが見られるスポットは御幣が掲げてあるところのみ。
山車は御幣に向かって駐車するので、ちゃんとからくりが見たい場合は御幣の近くにスタンバイしましょう。





ちま吉弁当(豆藤のお弁当)

本祭当日は、ちま吉センターにて豆藤のお弁当がひとつ1000円(現金のみ)で販売されていました。
どこでお昼を食べるか考えていなかったので、迷わず購入。

味は濃すぎず、薄すぎず。内容も多すぎず少なすぎず。
とても美味しいお弁当でした!
ひろえば街が好きになる運動 / Rethink Project by JT

JR大津駅を出ると、大津祭の本祭に併せて『ひろえば街が好きになる運動』が開催されていました。

受付でゴミ拾い用のトングとゴミ袋を貰い、大津祭の最中にゴミ拾い活動に参加できるというものです。
そんなにゴミって落ちてるのかなぁと思っていましたが、数時間でゴミ袋がいっぱいになってしまいました…。
日本全国でこのような活動が行われているそうで、お祭りを見ながら歩き回るついでに街の美化活動に参加できるのが素敵だなと思いました。
受付ブースにゴミを持ち帰りトングを返却すると、素敵なスポーツタオルが貰えました。
ゴミを拾おうと歩き回るのでいい運動にもなり、なんだかオシャレな景品までいただけたので参加してよかったです!

秋の大おさけ日和

そしてこの日は『秋の大おさけ日和』という素敵なイベントが開催されていました!!
昨年はあった『滋賀地酒の祭典』が今年はなかったので少々残念に感じていたものの、もしかしてこれがその代わりのイベントなのか…?!
当日券よりも前売り券の方が若干リーズナブルだったので、数日前に前売り券を購入しておいたのでした。
詳しいお話はこちらをご覧ください↓
今回のお土産『湯立山のちまき』

こちらは巡行終了解散後の湯立山と神功皇后山のセッション。
各山車が至近距離で違うお囃子を奏で続けているので、若干耳がぼんやりしつつ。
離れていくときはお互いに『ばいばーーい!』と手を振っているのが青春でした。
(どちらの山車も若者が多かった)
そんな、お祭りの終わりにしか見られない光景も面白かったです。

今回は運よく玉屋町・湯立山のちまきを入手できました。
天孫神社の湯立ての神事(大きな釜に湯を沸かし、その湯を使って吉凶を占ったり無病息災や五穀豊穣を願う神事)はこの山から捧げるのだそうで、湯立山の曳山は天孫神社を型どっており、廻りは神社の回廊をイメージしているのだとか。
ちまきにも『五穀豊穣』『家内安全』のありがたい文字がありました。
ご縁があって私の手元に来てくれたちまきちゃん、一年間宜しくお願いします。
ちなみに私は湯立山のお囃子が大変リズミカルで活気があって大好きなんですが、そのような理由で山車の後ろにくっついていたので私のもとに舞い降りてくれたのかもしれませんw
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

人形が町家に回収されていきます
参照:
特定非営利活動法人 大津祭曳山連盟のHome (otsu-matsuri.jp)
ひろえば街が好きになる運動|リシンクプロジェクト (rethink-pjt.jp)