礼文島滞在中は島の北部にある船泊(ふなどまり)という集落に滞在していました。
スーパーや郵便局などがあるため車がなくても生活には困らないのと、スコトン岬やレブンアツモリソウ群生地、澄海岬などのスポットが近いため観光にも便利なところがお気に入りでした。

波が低い日には、その辺の海でアザラシが日向ぼっこをしている様子が見られるのもとても素敵なんです。
ちょっと鳴き声がうるさいけど!
そんな船泊(ふなどまり)から、礼文島の最北端であるスコトン岬まで自転車を借りて行ってきました。

船泊からスコトン岬までは約8㎞弱、自転車では約20分の距離。
途中にある江戸屋というエリアは傾斜のきつい坂になっており、電動アシスト付の自転車を借りてきてよかったと感じました。
スコトン岬

礼文島の最北端に位置するスコトン岬は、海に突き出た断崖絶壁の景勝地です。
スコトンには『須古頓』という漢字が当てられており、アイヌ語の『サク・コタン』(夏の集落)、『シ・コツ・ネ・トマリ』(大きな窪地の港)、もしくは『シコトン・トマリ』(大きな谷にある入江)が語源となっていると言われています。

稚内からのフェリーが発着する香深港からは約25㎞離れており、フェリーターミナルからは宗谷バス(約1時間)を利用して訪れることができます。
この日は目を凝らすとうっすらとサハリンの島影が見えました!
スコトン岬
北海道礼文郡礼文町船泊村須古頓
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スコトン岬はトレッキングコースのひとつである『岬巡りコース』の出発地点でもあります。
スコトン岬から見る海驢島(とどじま)

スコトン岬の展望台の正面に見える海驢島は無人島。
冬の間、11月から4月頃には数十頭のトドが集まってきます。
海驢島の左隣に見えるのはタタキ島。
地元の人は『ラクダ岩』と呼んでいました。
スコトン岬からはそうは見えないのですが、船泊・大備方面から見ると岩がふたつコブのあるラクダのかたちに見えるのです!
最北限のトイレ

トイレに名前が付いているのが面白く、思わず写真を撮ってしまいました!
この辺りにあるものは大体なんでも『最北限の~』と言ってしまえそうです。
スコトン岬から見る利尻富士

この日は天気がよく、山の中腹に雪の残る美しい利尻富士が見えていました。
礼文島内には利尻富士が見えるスポットがいくつもあり、いつか登ってみたい気持ちがむくむくと湧いてくるのを感じます。
スコトン岬の昆布ソフト

とある冷たい強風の日、島の人という売店で販売されているうっすら緑色の昆布ソフト(400円)を食べてみました。

この日は少し曇っており寒かったのですが、『後悔します!食べといて!』とまで書いてあったので、つい。
昆布の味はそこまで感じず、ソフトクリーム全体の味はあっさりめでラクトアイスっぽい感じでした。
何味か知らずに食べたら私の舌では絶対『昆布』だとはわからない気がしましたが、味自体は美味しかったです。
コーンの一番下の方までぎっしりソフトが入っていたので、食べ応えがありました!
スコトン岬に咲く花々

これは6月上旬の様子。
白いのは『エゾノシシウド』かな?
この白い花はスコトン岬周辺にたくさん咲いており、ぽつぽつと浮かぶ鮮やかな白がこの景色の中でとても映えていました。
他にもたんぽぽや黄色い花(名前は分からん)が一気に開花してにぎやかな様子が素敵でした。

こちらはスコトン岬にある私のお気に入りのベンチ。
5月末は風が強いと寒い日もありましたが、読書したり横にある売店で買ったコーヒーを飲んだりと、まったりした時間を過ごすのに最適な場所でした。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日を過ごし下さい。
参照:
スコトン岬|観光スポット|【公式】きた・北海道/稚内・利尻・礼文の観光WEBサイト (north-hokkaido.com)