佐賀県小城市には先日訪れた『高砂』を醸す小柳酒造、『天山』『七田』『岩の蔵』を醸す天山酒造に加えて佐賀県外でも人気のある『光栄菊酒造』があります。
前回小城市を訪れた際、『光栄菊』を求めて光栄菊酒造まで赴いたのですが。
光栄菊酒造では直売はしていないそうで、残念ながらお酒の入手には至りませんでした。。
改めて光栄菊酒造の特約店を調べてみたところ、佐賀県内のいくつかのお酒屋さんで取り扱いがあることを知り。
今回は、特約店の中でも一度訪れてとっても気に入っていた佐賀市内の『地酒屋 山田酒店』にて『光栄菊』を買い求めました。
小城町にある小柳酒造で『高砂』をゲットしてみたお話はこちら↓
天山酒造で来場見学してきたお話はこちら↓
光栄菊酒造

光栄菊酒造は明治4年(1871年)に創業し、2006年に廃業するまで地元で愛される銘柄として長年親しまれてきた蔵。
約13年の間酒造りは行われていなかった光栄菊酒造ですが、滋賀にて能登杜氏・大阪にて南部杜氏のもとで酒造りを学びながら経験を積み、藤市酒造(愛知)にて『菊鷹』の杜氏を務めていた山本氏をはじめとするメンバーが集まり、2019年に使用されないまま残されていた光栄菊酒造の蔵を引き継ぐ形で新たに日本酒造りが再開されたのだそうです。
復活後の『光栄菊』は生産量が少なく、また限定商品が多いので希少性が高いため、全国でも人気のある銘柄となっています。
光栄菊酒造
佐賀県小城市三日月町織島2602番地3
『光栄菊 Snow Crescent スノウ・クレッセント 無濾過生原酒』

光栄菊酒造は、基本的に生酒しか造っていないそう。
旅行中(冷蔵庫のスペースが限られている)の私には中々保管のハードルが高いお酒だったので、冷蔵スペースを確保し万全の態勢を整えたうえでの購入でした!
無濾過生原酒ってなに?

無濾過=日本酒が絞られた後に、濾過をしないこと
搾ったままの日本酒には色が付いていますが、濾過をするとお酒の色は透明に近い色となります。
また澱や雑味の原因となる成分などが取り除かれるため、スッキリとした味わいに近づきます。
濾過をしない日本酒は、濃厚で時に荒々しい味わいが特徴といわれています。
生=火入れをしないこと
火入れとは、加熱殺菌処理のこと。
通常の日本酒は出荷されるまでに2回の火入れが行われますが、加熱殺菌処理をしない生酒はお米や水の旨みが繁栄されやすく、またフルーティーでフレッシュな味わいが特徴といわれています。
原酒=加水をしないこと
通常の日本酒はアルコール度数が高いのが特徴。
そのため、出荷前には割水をしてアルコール度数を調整しています。
(最近は原酒でも低アルコールのものも見かけますが)
加水をしない日本酒の特徴は、なんといっても日本酒らしい『ガツン』とした味わい。
そのため飲みごたえのあるお酒が多いといわれています。
一言でまとめると、無濾過生原酒は搾った後に濾過も火入れも加水もしないそのままの状態のお酒のことで、フレッシュさと日本酒ならではの濃厚な味わいが特徴です。
『光栄菊 Snow Crescent スノウ・クレッセント 無濾過生原酒』のスペック

『光栄菊 Snow Crescent スノウ・クレッセント 無濾過生原酒』はうすにごりのお酒。
ボトルの底に澱がたまっているのが見えます。

| 酒米 | 山田錦 100% |
| 精米歩合 | ー |
| 使用酵母 | ー |
| 日本酒度 | ー |
| 酸度 | ー |
| アミノ酸度 | ー |
酒瓶を少し傾けると、中でふわりと舞う澱がなんとも優雅でスノードームを見ているよう。
(本当は瓶を振ってはいけないんですがね)
購入時に『今年の光栄菊はかなり発泡感が強めなので、栓を開けるときは十分注意してくださいね!』といわれたので、ドキドキしながらの開栓です。

『光栄菊 Snow Crescent スノウ・クレッセント 無濾過生原酒』テイスティング

開栓時…前のめりにポンっと栓がはじけ、分かっていたにもかかわらずびっくりしてしまいましたw
開栓すると甘いメロンのような香りが漂います。
ひと口含むと…気持ちいいしゅわっと感、そしてジューシーな旨味!
すっきりした甘味があり、グイグイと盃を重ねられるようなやわらかい飲み心地のお酒だと感じました。

透明感が高いタイプのにごり酒で、まろやかな味わいとフルーティーさで、するするとお酒が喉を通ります。
これは普段日本酒を飲まない人でも美味しく飲めるのでは。

『光栄菊 Snow Crescent スノウ・クレッセント 無濾過生原酒』はとっても海鮮系と合うお酒な気がしました。
これ(←)が今あったらなぁーと終始思っていましたw
『光栄菊 Snow Crescent スノウ・クレッセント 無濾過生原酒』を飲んでみて

『光栄菊 Snow Crescent スノウ・クレッセント 無濾過生原酒』はドライな飲み心地なのに、お米由来のふくよかな味わいや旨味があり、とってもジューシーで美味しいお酒でした。
東京では手に入りにくいお酒のようですが、機会があれば是非また飲みたい…!
ちなみに。
今回お酒を購入した『地酒屋 山田酒店』は店員の方々の感じがとてもいいものの、こちらから声を掛けない限りほとんど話しかけてこられないので、買い物がしやすいのがとっても気に入りました。
質問すると気さくな感じで色々と教えていただけるうえ、こちらの好みがぼんやりしたものでもかなり的確にお酒をおすすめしていただけるのも良かった!
佐賀滞在中に数回訪れましたが、こんな素敵な酒屋さんが近所にあったら通い詰めてしまいそうだと思いました。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

こちらでいただいた屠蘇散でお屠蘇デビューしたお話はこちら↓





