大津屈指のお花見スポット・琵琶湖第1疏水でお花見散歩<滋賀・大津>

まちあるき

4月前半は東海道酒蔵めぐりや『不老泉』の上原酒造訪問のために滋賀県を訪れていました。

実際滋賀に行くまでは運よく開花のタイミングが合えば桜が満開の大津を見られるかも!と思っていたものの実際は少し開花時期が合わず、満開の様子を見ることは叶いませんでした。…が。

滋賀県大津市にはいくつかのお花見スポットがあり、せっかくこの時期にここにいるのだからという事で少しだけ花開いている桜を見に琵琶湖疏水へと足を運んでみました。

琵琶湖第1疏水

琵琶湖疏水は東京への遷都によって人口が3分の1にまで減少した京都を再生させるために計画されたのが始まりです。

中でも私が今回訪れた琵琶湖第1疏水は琵琶湖の水を京都まで引くことで電気事業・運河事業・水力事業を興し、様々な方面から京都の暮らしを支え、発展させることを目的として建設されました。

延べ400万人の作業員を動員し、約5年もの時間をかけて明治23(1890)年に琵琶湖第1疏水が完成。

当時大規模な土木工事は外国人技師が設計・監督するのが普通でしたが、琵琶湖疏水は設計から完成までの全てを日本人の手で行った初めての施工事例と言われています。

明治期に竣工した琵琶湖疎水は、今なお現役で稼働し続ける人口の運河です。

琵琶湖第1疏水
滋賀県大津市三井寺町7

滋賀県大津市にある数あるお花見スポットの中でも、個人的にお気に入りなのが膳所公園、天孫神社、そして今回訪れた琵琶湖疏水

お気に入りポイントはなんといっても疏水に沿って植えられた約100本のソメイヨシノや山桜の魅せる奥行き感、そして奥にそびえる山と消失点にある暗い第一トンネルのコントラストです。

残念ながら今回はまだまだ開花が始まったばかりで、全然期待した雰囲気になっていませんでした。
次回は満開の時期に琵琶湖疏水を訪れたいものです…!

この日の様子(二分咲きくらい)

この日琵琶湖第1疏水の両岸に植えられた約100本の桜並木は、ちらほらと控えめに咲き始めていました。

疏水沿いの道をゆっくり歩くのにかかる時間は1周約15分くらいでしょうか。
散歩と呼ぶには少々物足りないものの、人通りもまばらで歩きやすく気持ちの良い時間を過ごすことができました。

『琵琶湖第1疏水』は滋賀県大津市観音寺から京都府京都市伏見区堀詰町までの全長約20kmの疏水を指し、ここはその長い疏水のほんの始まりの部分なのです。

この日は開花はまだまだ全然これから、という感じだったためほとんど人はいませんでしたが、例年は満開になると一気に見物客が増えカメラを持った人々で賑わいます。

夜間にライトアップされた琵琶湖疏水もまた趣が変わって美しいのでおすすめです。
(めっちゃ人が多くなるけど)

琵琶湖第1疏水へは電車で行くのがおすすめ

このエリア周辺にはコインパーキングがなく、車で訪れる場合は三井寺近く、もしくは長等近くの駐車場を利用することになります。

桜が満開の時期、特に夜間のライトアップ時間中は結構な混雑が予想されるため、よほどの理由がない限りは電車(京阪電気鉄道『三井寺駅』で徒歩約5分)を利用するのがいいでしょう。

今回は微妙にタイミングが合わず満開の桜が咲き誇る琵琶湖疏水を拝むことは叶いませんでした。
しかしながらそれは次回、桜の美しい時期にこの場所を訪れる楽しみが残っているという事で、今からいつになるかもわからぬその時を楽しみにすることとします。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

その後、若干不完全燃焼だった私は東京に戻ってから千鳥ヶ淵にお花見に行ったのでした。

JR大津駅近くの素敵お花見スポット・天孫神社の記事はこちら↓

琵琶湖畔でピクニックがてらお花見ができる膳所公園の記事はこちら↓

参照:
日本遺産 琵琶湖疏水(びわこそすい) (kyoto.lg.jp)

タイトルとURLをコピーしました