10年くらい前のこと。
日本酒好きな会社の方に教えていただいた日本酒のひとつに『道灌(どうかん)』がありました。
その時は『太田道灌と何か関係があるのかなぁ』くらいにしか思っていなかったものの、その後機会があって飲んでみたときに好きなやつ認定してからは、チャンスがあるたびに飲んでいるお酒です。
滋賀県南部では大きなスーパーや酒屋さんなどで手に入るので、目にする機会が少なくない『道灌』。
今回はそんな『道灌』を醸す太田酒造に酒蔵見学に行ってきました。
太田酒造と『道灌(どうかん)』について
東海道草津宿にある、創業1874年(明治7年)の太田酒造は日本酒だけでなくワインや焼酎も手掛けている酒蔵で、主要銘柄は『道灌』です。

『道灌』は24歳の若さで江戸城を築城したといわれる太田道灌のこと。
太田家は道灌から6代目の孫・太田正長の時代に三代目将軍より内命を受け、『隠し目付け』として福井より草津の地に移り住みました。
太田家の酒造りがはじめられたのは、廃藩後のこと。
当時年貢米として納められる、質のいい近江米を有効に使うために始められたそうです。

兵庫県神戸市灘区に『千代蔵』、滋賀県草津市に『不盡蔵』があり、今回訪れた不盡蔵では吟醸・大吟醸酒を醸しているそう。
仕込み水は蔵の地下から汲み上げた『不盡の名水(ふじのめいすい)』と名づけた仕込水を、酒米は市内の農業法人に委託した低農薬米を使用しています。
太田酒造株式会社
滋賀県草津市草津三丁目10-37
太田酒造・酒蔵見学の予約方法
今回の酒蔵見学は、太田酒造のウェブサイトを確認してからメールにて申し込みをしたところ、すぐに返信が来て予約が完了しました。

滋賀県草津市にある『道灌蔵』は、1階はお酒の販売所で2階は太田道灌の資料館になっています。
資料館は自由に見学可能だそうなので、予約がなくてもこちらは見学できるそうです。
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| 見学料金 | 無料 |
| 所要時間 | 約15分 |
| 最寄り駅 | JR草津駅(徒歩約15分) |
| 駐車場 | 有 |
| 詳細 | 道灌蔵・不盡蔵 – 太田酒造株式会社 (ohta-shuzou.co.jp) |
美冨久酒造 酒蔵見学の様子
当日は『ランチの時間をさけていただいたら、いつでもいいですよ』と伺っていたので13時頃到着。
酒蔵直売店にて、酒蔵見学に来た旨を伝えます。

見学開始を待っている間に2階の太田道灌の資料館を見せていただきました。
驚いたのは展示物の多さ。
結構な情報量でちょっとした歴史の勉強にもなりました。

しばらくすると、男性の方現れて酒蔵見学がスタート。
(お話を聞いているうちに、社長の太田さんだという事が判明しました。太田道灌の末裔の方ですね!)
まずは製麹室へ。
今は何も作業は行っていなかったので、中にも入ることができました。
むわっと蒸し暑いエリアに、木の良い香りと甘いような独特の香りが漂っています。
こちらで蒸しあがったお米をほぐし、適温になるまで調整したものに麹菌をかけていくのだそうです。
この過程でお米のでんぷんが糖に変えられていきます。


続いて製麹室の向かいにある酒母室へ。
ここでは米麹に蒸米・水を合わせてアルコール発酵を行う『酒母』を培養します。
酒母用のタンクは仕込用のものと比べるとかなり小ぶり。
小さいものの方が温度管理がしやすいからだそうです。



ここから1階に降りていきます。
1階には仕込タンク・貯蔵タンクがずらりと並んでいました。
先ほど見た酒母用のタンクと比べるとかなり大きく感じます。
貯蔵タンクには熟成中のお酒が眠っているそうで…どんな味になるのか楽しみです!


『道灌』試飲&お土産購入
さて、酒蔵を案内していただいた後はこちらの蔵で造られたお酒の試飲タイムです。

それぞれのお酒のつくりや味の特徴についてお話を聞きながら、いくつか試飲させていただきました。
驚いたのは、同じ日本酒で、新酒のものと1年熟成させたものとが同じ値段で売られているということ。
1年寝かせたら新酒よりも高くなりそうなものなのに…不思議です。
また、同じお酒でも無濾過のものとそうでないのものでは全然味が違ったり、同じつくりでも使用する酒米によって味が全然変わるのが衝撃的でした。
こういうのは、飲み比べないと分かりづらいものなんですね。


グッズもシンプルで可愛かった。
トートを買おうかどうか最後まで迷いましたが、今回は我慢。
(先月、波照間酒造でトート買っちゃったからね。。)
今回、お土産として『特別純米 吟吹雪 無濾過』『特別純米生原酒 渡舟 直汲み』の2本をゲットしました。

そして、おまけに梅酒の梅をいただいてしまいました。

酒蔵見学させていただいた上にお土産までいただいて…。感激です。
太田酒造のお酒は全体的にまろみがあって旨系のイメージです。
どれも飲んでもとっても美味しく、お土産を絞るのが大変でした。
まとめ
酒蔵見学に行くたびに思うことは、わざわざ案内のために時間を作ってくださって大変ありがたいということ。
感謝です!

酒蔵見学に行くと、醸されるお酒のバックにあるその蔵の想いや歴史が鮮やかになります。
そういう背景を知ってお酒を飲むとより味わい深く、楽しいと実感します。
(毎回言ってるけど)今回の酒蔵見学で、更に太田酒造のファンになりました。
機会があったら栗東にあるワイナリーにも行ってみたいものです。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
その後、太田道灌ゆかりの酒★太田酒造『道灌 渡船 直汲み 特別純米生原酒』を飲んでみたお話はこちら↓
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