京都発着★青春18きっぷでコウノトリの里へ。日帰り城崎温泉の旅<兵庫・豊岡>

まちあるき

さて、今回はすごく久しぶりに京都を訪れたものの…全く観光しませんでした。

じゃあ何をしたって?

京都から日帰りで、コウノトリの里として知られる兵庫県豊岡市に行ってきました!
青春18きっぷでね。

京都から城崎温泉駅へは『きのさき1号(城崎温泉行)』という特急列車が出ています。
大人1人5,370円・約2時間20分の旅で城崎温泉駅まで行くことができますので、時間がない大人はきのさき1号で快適に移動することをおすすめします。

青春18きっぷとは何ぞや?という方は是非こちらをご覧くだされ↓

今回のルート:京都から城崎温泉への時刻表

この日は始発ではなく、普通の時間(気持ちちょっと早め)に出発することにしました。

理由は城崎温泉の2駅手前、豊岡駅までの所要時間が3時間50分程度だから
これは青春18きっぷユーザーの感覚からすると近距離扱いになるのではないでしょうか。
ん?ならない?

なぜ豊岡で一度途中下車を計画したかというと、コウノトリを観察することができる『兵庫県立コウノトリの郷公園』に行ってみたかったからです!

帰りは終電より一本早い電車で京都に戻ることにしました。
やはり発生する福知山での微妙な待ち時間!これは避けられないようで。
所要時間は3時間50分でした。

まさかの。この日はコウノトリ公園休園日だった!

という事で意気揚々と豊岡駅に到着した私。

駅前観光案内所前に貼ってあったバスの時刻表を確認し、来たバスに乗り込んで一応運転手さんにコウノトリの郷公園に行きたいことを伝えると…『あれ、今日は公園はお休みですよ!』と言われたのです!

こういうところに私の『行ってから考える』精神が垣間見えるんですよね。。

という事で、1時間後の城崎温泉駅行きの電車を待つべく豊岡駅前のモールでうどんを食べて時間をつぶしたのでした。

黙っていることもできたのに、公園が閉まっていることを教えてくださったバスの運転手さんは本当に感謝しかありません!
帰りのバスは2時間ほどなかったので、あのままバスに乗ってしまっていたらものすごく時間をロスするところでした。

城崎温泉駅到着!

この写真は帰りに撮ったもの

気を取り直して、13時16分に城崎温泉駅に到着!
駅の入口が銭湯のようでテンションが上がります。

もう既に汗だくだったので温泉でゆっくりしたい気持ちもあったものの、ここまで来たら絶対コウノトリを見たい!という事で、ハチゴロウの戸島湿地に行くことにしました。

ちなみに城崎温泉駅前には観光案内所があり、温泉街の簡易マップや外湯情報などを教えてもらえます。
効率的に廻る方法などもアドバイスいただけたので、滞在時間が限られている身としては大変ありがたかったです!

豊岡市立ハチゴロウの戸島湿地でコウノトリウォッチング!

この景色…ずっと見ていられる

ハチゴロウの戸島湿地は豊かな生態系の再生を目指す取組みが認められ、2012年7月にラムサール条約に登録された『円山川下流域・周辺水田』の一部です。

敷地内の山側にはコウノトリの人工巣塔が建てられており、運が良ければコウノトリの夫婦が子育てする様子が見られる、という事で城崎温泉駅から約20分の距離を歩いて見に行ってきました。

2002年の夏に戸島地区の田んぼに突如現れた野生のコウノトリによって地元の人々が城崎の自然の美しさ、そして貴重さに改めて気づき、このような環境は後世に残していく努力をすべきなのではないかと議論を重ねました。

最終的にその田んぼの一部はコウノトリの餌場とするべく市に提供され、2009年に豊岡市立ハチゴロウの戸島湿地が開設されたのだそうです。

豊岡市立ハチゴロウの戸島湿地
兵庫県豊岡市城崎町今津1362

コウノトリ観察小屋からの景色があまりにも美しく。
気付いたら2時間ほどそこでぼんやりしていました。

何を隠そう(?)実はハチゴロウの戸島湿地にも湿地を一望しながらコウノトリや豊岡の自然について学ぶことができる施設があるのですが、こちらも生憎休館日でしたw

少々残念でしたが、出入り自由の観察小屋からもコウノトリの人工巣塔を見ることができ、実際に2羽のコウノトリが周辺を飛んでいる様子が観察できました。

コウノトリが大きな羽を広げて思った以上に緩やかなスピードでバッサバッサと飛ぶ様子は大変迫力があります。
『あの大きな鳥が赤ちゃんを運んでくる』と言われたらうっかり信じてしまいそうだ…なんて思ったりしながら田園風景に癒されました。

御所の湯でひと休み

遠目に念願のコウノトリを確認した後は、待ちに待った温泉タイム

城崎温泉に来たら外湯めぐりを…と思っていたものの、この時点で午後3時半頃だったため一番行きたかったお風呂をひとつ選んで入ることにしました。

7つある外湯のひとつ『御所の湯』では山と滝が見られる露天風呂が特徴で、開放感あふれる雰囲気が最高でした。
お風呂は広くありませんが、人数が多いと入場制限がかかるため混みすぎることはなさそうでした。

御所の湯
兵庫県豊岡市城崎町湯島448-1

営業時間 7:00~23:00(最終受付22:40)
定休日 木曜日(祝日の場合は営業)
料金 大人800円、小人400円

温泉といえば、温泉たまご!

温泉ですっきりした後は、駅に向かう途中に見つけた温泉たまご屋さん『たまごむし場 まつがみ』に立ち寄りました。

素人でも好みのかたさの温泉卵がつくれるよう、詳しい手順が書かれているのがありがたかったです。

前回温泉卵を食べた場所は雲仙だったので『温泉たまご=硫黄臭い』というイメージが自分の中で自然に出来上がっていたのですが、城崎温泉は全く硫黄臭がなかったので終始不思議な気持ちでした。

たまごむし場 まつがみ
兵庫県豊岡市城崎町湯島251

城崎温泉出発前には駅近の食堂にて海鮮丼でお腹を満たしたのちに帰路についたのでした。
沢山歩いて、いい湯に浸かって、美味しいものを食べて、大変満足した一日となりました。

今回の旅に持って行ってよかったもの

今回の青春18きっぷ旅で私が持って行ってよかった!と思ったものを3つご紹介します。

  • スマホ用防水ケース
  • サングラス
  • 帽子

スマホ用防水ケース

青春18きっぷの良いところは、好きなだけ途中下車をしても料金が変わらないところ。
しかしながら、そして当たり前ながら、途中下車する際には駅員さんにきっぷを見せる必要があります。

5回分のきっぷが一枚の紙に印刷されているため、何回も財布から入れたり出したりを繰り返しているとボロボロになってしまうことも。

そんな悩みを解決するため、私は切符を防水スマホケースに入れて保管しています。
クリアタイプのケースなので中身が確認してもらいやすく、都度切符を取り出す必要がないところもお気に入り。

ケースに入れることできっぷの存在感が大きくなり、大事なきっぷを失くす心配も減って一石二鳥!だと思っています。

サングラス

座る場所によっては窓からの光が眩しいことがあります。
車内が空いていれば移動すればいいだけですが、路線によっては難しいことも。

そんな時、サングラスがあれば目がチカチカしません!

ブラインドを下げればいいのでは、とも思いますがやはり窓の外の景色も見たいのです。
車窓から見える景色が流れていく様子って癒されませんか?

帽子

帽子は、サングラスと同じ理由で持って行って良かったと思いました。
直射日光が当たる場所で長時間身動きが取れないと日焼けも気になります。

サングラスと帽子の両方をつけているとちょっと怪しい人みたいですが、背に腹は代えられん!

という事で、もしも荷物のスペースに余裕があれば是非とも何らかの日よけグッズを持って行くことをおすすめします。

城崎温泉街から対岸にあるハチゴロウの戸島湿地へ渡る橋

そして…長時間乗り換えが発生しない路線であれば、本を持って行くこともあります!

が、今回はそこまで長旅ではなかったのでできるだけ荷物を減らすべく本は持って行かずに車窓から見える景色を楽しんできました。

今回の記事が、あなたがこれから青春18きっぷで旅をする際の参考になれば幸いです。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

前回、長崎・雲仙にて地獄温泉卵を食べてきたお話はこちら↓

参照:
城崎温泉の伝説(傷ついたコウノトリを癒やした鴻の湯の伝説) – 城崎温泉観光協会 (kinosaki-spa.gr.jp)

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