岐阜の地酒に酔う 2024 in 東京に行ってきた<東京・飯田橋>

まちあるき

楽しすぎる試飲イベント『和酒フェス in 中目黒』を訪れてから、すでに2ケ月が経っていました。

時が経つのはなんと早いことか!
そしてあの時から変わらず暑いまま。
9月ってもっと涼しいんじゃなかったっけ?

今回は日本全国のお酒ではなく、岐阜県酒造組合が主催する岐阜の31蔵元に焦点を当てたイベント、 『GIFU’s SAKE 2024 岐阜の地酒に酔う 2024 in 東京』に行ってきました!

イベント開催案内 (gifu-sake.or.jp)
イベント開催案内 (gifu-sake.or.jp)

イベント『GIFU’s SAKE 2024 / 岐阜の地酒に酔う 2024 in 東京』はアメコミっぽいデザインのポスターがユニークで素敵です。

右手の人物の胸には黄金色に輝くエンブレム(岐阜県のシルエット)と瑞穂、その手に持っているのは米俵と光る…米の精霊?
背景にさるぼぼ飛んでるし。

ベルトの文字『G2』が気になって調べてみると、『Gが岐で2が阜』という意味なのだそう。
気付かんかった。面白い。

秋の開催をすでに楽しみにしている、和酒フェス in 中目黒(7月)に行ってきたお話はこちら↓

岐阜の酒に酔う 2024 in 東京

水がもらえるのは嬉しい!

今回酒類業界関係者ではない私が参加してきたのは、第二部の一般客セッションです!

イベント岐阜の酒に酔う 2024 in 東京
日時2024年9月7日(土)
場所ベルサール飯田橋駅前
 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-8-5
 住友不動産飯田橋駅前ビル1・2F
時間 / 第一部(酒類業界関係者)11:00~12:30(1時間30分)
時間 / 第二部(一般客)13:00~16:00(3時間)
参加費前売り 4,000円
当日  4,500円 (支払いは現金のみ)
備考軽食BOX、限定ペットボトルホルダー、岐阜の地酒に酔うオリジナルグラス付

チケットの購入方法

チケットはイベント開催の約1か月前に、e+(イープラス)というサイトより購入しました。

そして購入後に自分が買ったチケットはスマホのアプリでしか表示されないタイプのものだったことを知り、あわててe+のアプリをダウンロードしましたw

→ e+(イープラス)チケット予約・購入・販売情報サイト

『もぎり』タイプのチケットなので受付の作業が早く、スムーズに会場入りすることができました。

岐阜の酒に酔う 2024 in 東京に出展していた酒蔵と銘柄

当日出店していたのは岐阜県酒造組合連合会に加盟している31蔵の酒蔵です。

この中で大垣市にある渡辺酒造場(白雪姫)、三輪酒造(白川郷)、そして武内酒造(大垣城など)は蔵の直売所でお酒を買ったことがあるので一部呑んだことがあるものの、他は未知の世界…!

岐阜の酒に酔う 2024 in 東京に出展していた酒蔵と銘柄

  1. 足立酒造場 金華山
  2. 日本泉酒造㈱ 日本泉
  3. 小町酒造㈱ 長良川
  4. ㈱三輪酒造 白川郷
  5. 武内㈾ 一滴千山・御幸鶴
  6. 渡辺酒造醸 白雪姫
  7. 大塚酒造㈱ 竹雀
  8. 所酒造㈾ 房島屋
  9. ㈱小坂酒造場 百春
  10. 御代桜醸造㈱ 御代櫻・津島屋
  11. 白扇酒造㈱ 黒松白扇
  12. 蔵元やまだ㈾山田商店 玉柏
  13. 花盛酒造㈱ はなざかり
  14. 布屋原酒造場  元文
  15. 中島醸造㈱ 始禄・小左衛門
  16. 若葉㈱ 若葉
  17. 千古乃岩酒造㈱ 千古乃岩
  18. ㈱三千盛 三千盛
  19. 林酒造㈱ 美濃天狗
  20. はざま酒造㈱ 恵那山
  21. 山内酒造㈱ ふかもり・小野櫻
  22. 岩村醸造㈱ 女城主
  23. 恵那醸造㈱ 鯨波
  24. ㈲平瀬酒造店 純米大吟醸生貯蔵酒 400年記念酒
  25. ㈲舩坂酒造店 深山菊
  26. ㈲原田酒造場 山車
  27. ㈱平田酒造場 飛騨の華・昇龍乃舞
  28. 奥飛騨酒造㈱ 初緑
  29. 天領酒造㈱ 天領・日野屋
  30. ㈲渡辺酒造店 「W」ダブリュー
  31. ㈲蒲酒造場 白真弓

岐阜の酒に酔う 2024 in 東京 当日

タイムラインのタイトル
  • ㈲蒲酒造場

    こちらでは岐阜の酒米『ひだほまれ』を使用してつくられたスパークリング清酒『じゃんぱん』を試飲。
    甘味が強くしゅわしゅわした飲み心地が気に入りました。
    乾杯によさそう!

    蔵人おすすめの『ヨーグルト酒』も甘酸っぱい酸味が強く、とても美味しかったです。

  • ㈲渡辺酒造店

    ラベルがとってもオシャレな『W』。
    違う酒米を同じつくりで提供しているお酒なのだそう。

    個人的に『ひだほまれ』のものが一番ふっくらキレイで飲みやすかった印象です。

  • 奥飛騨酒造㈱

    こちらでは『初緑 大吟醸』を。
    華やかな香り!ドライですっきりした、大変きれいな味わいのお酒でした。

    蔵元で一番人気らしい『初緑 純米吟醸』は華やかな香りにお米のふくよかさが感じられ、いい感じ。
    荒々しい感じはなく、でもコクを感じる旨味と後味のすっきりさが美味しいお酒でした。

  • ㈱平田酒造場

    ひだほまれを使用した『飛騨の華 白 純米吟醸』を試飲。
    濃醇ながら酸味もあり、とっても美味しかったです。

  • ㈲原田酒造場

    花酵母に反応し、アベリア酵母を使用して醸されたお酒『山車 純米吟醸 花酵母造り』を試飲しました。

    華やかな香りとすっきりした旨味がとても美味しかった!
    フルーティーで飲みやすいお酒でした。

  • ㈲舩坂酒造店

    ひだほまれとG酵母(岐阜にて開発された酵母)を使用して造られた『秘蔵 特別純米 深山菊』を試飲。

    とてもキレがよく、つるつると飲めるお酒で気に入りました!

  • 林酒造㈱

    ブルーボトルが印象的な『美濃天狗 白麹純米 祐(you)』を試飲。
    ラベルから受ける印象そのままにフルーティーで甘酸っぱく、白ワインっぽくてびっくりしつつ、大変気に入りました。

  • ㈲平瀬酒造店

    『純米大吟醸生貯蔵酒400年記念酒』を試飲。
    ふっくらした旨み、上品な和菓子みたいな甘味、きれいでするんとした飲み心地、全部がとっても美味しかったです。

  • 恵那醸造㈱

    高精米のひだほまれを使用した『純米吟醸 鯨波』を試飲。
    ライトボディ。程よい旨味・酸味で、すいすい飲める美味しいお酒でした。

  • 岩村醸造㈱

    ラベルが格好良すぎる『薬食い(KUSURIGUI)純米吟醸』を試飲。
    穏やかな香り。かなりしっかりした味わい。美味しい。
    北海道産『きたしずく』を使用しており、ジビエに合うようつくられたお酒なのだそう。

    主要銘柄の『女城主 純米吟醸』は打って変わってライトなドライ目、辛口の印象でこちらも美味しい。

    この辺りからなんかもう全部何飲んでも美味しいな…岐阜の地酒おそるべし、と感じ始めていました。

  • 日本泉酒造㈱

    こちらでもラベルが目を引く『純米吟醸 豊臣秀吉 Boa sorte』を試飲。
    Boa Sorteはポルトガル語で『幸運を!』を言う意味なんですって。

    味わいは濃醇で、お酒だけで満足感を感じる味わい。
    美味しいし、お土産になりそうなラベルが素敵なお酒です。

    ちなみにこちらの酒蔵は岐阜駅から徒歩1分という驚きの立地にあるそう。
    知らんかった…次岐阜を通過する時は絶対行かねば。

  • 足立酒造場

    足立酒造場は仕込み水がめっちゃ冷えてて美味しかった!

    『金華山 純米吟醸 蒼穹』は濃醇系のお酒。
    すっきりした中に飲みごたえのある旨味があって、不思議に美味しい味わいでした。

  • 小町酒造㈱

    こちらでは日本一辛口らしい『NAGARA-GAWA Ultimate Dry』を試飲。
    た、確かに…。
    これは以前『神開 純米原酒 激辛口』を飲んだ時以来の衝撃!

    続いて1999年より貯蔵されていたという『七段 長期熟成純米』も試飲。
    琥珀色の水色通り、濃い酸味、穀物感の強いコクを感じるお酒でした。
    こんなにもガツンとした味わいなのにキレがいいのに衝撃を受けました。

  • ㈱三輪酒造

    こちらはこのイベントに来る前から楽しみにしていた、三輪酒造。

    タイミングよく『白川郷 純米酒「生の上澄み」』のみぞれ酒がふるまわれていました!
    なんという僥倖!!

    シャリシャリや!美味しい!

    家でやろうとすると結構な手間(タイミングが難しい)けれどすっごく美味しいんですよね。
    すぐに飲まないと溶けてしまうのもいい。
    とろりとした、甘味の強いお酒はみぞれ酒に合うという新しい発見もありました。

  • 武内㈾

    『大垣城』を醸す武内酒造では、ラインナップ的に北海道のお米がちらほら。

    今回は『一滴千山 彗星 生酒』を試飲しました。
    やわらかい、程よい酸味、つるつる喉を通る、美味しいお酒。
    美味しかったです。(しつこい)

  • 渡辺酒造醸

    なんとも愛しいネーミング『白雪姫』を醸す渡辺酒造醸では『純米大吟醸 白雪姫』を試飲。

    まろやかで優しく、すっきりした味わいのとても美味しいお酒でした。
    食中酒にも良さそうだし、何もなくても楽しめる味わい。
    普段日本酒を飲まない人でも抵抗なく飲める雰囲気を感じました。

    そしてこのタイミングでMiss Sake Gifu 2023がいらっしゃったので、一緒に写真を撮ってもらいました。

  • 大塚酒造㈱

    雀のデザインが愛らしいこちらでは、『竹雀 山廃純米吟醸無濾過生 雄町50』を試飲。
    甘旨系でしっかり酸があって美味しい!
    開栓後も変化していく味わいを楽しめるお酒なんだそうです。

  • 所酒造㈾

    こちらでは『兎心(ところ)BLACK ひだほまれ』を試飲しました。
    ライトボディで全体的なバランスがよく、とっても飲みやすい。
    開けたてのものはガス感があるらしいので、次回はぷちぷち感も味わってみたいです。

  • ㈱小坂酒造場

    こちらはネーミングに惹かれた『百春 純米吟醸 So Una BANANA』をいただきました。
    バナナといえば、『天吹 生酛 純米大吟醸 雄町』を思い出します。

    こちらのお酒に使用しているのはバナナの香りを最大限に引き出せる酵母でバナナは使用していないそうですが、香りが完全にバナナでびっくりしました。
    香りがバナナすぎて、味の印象がありません、、。

    『百春 純米吟醸 FRAISE』もまたしかり、苺でした。

  • 御代桜醸造㈱

    こちらではパンダのラベルが可愛い『御代櫻 純米爽酒 Summer Panda☆』を試飲。
    冷やして美味しい夏酒で、爽やか・ドライな、暑い季節にとても合うお酒で美味しかったです。

  • 白扇酒造㈱

    こちらで試飲したのは人気No1と書かれていた『黒松白扇 純米吟醸 花』。
    華やかな香り、旨味・コク、そして程よい酸味が美味しかったです。

  • 蔵元やまだ㈾山田商店

    ワインボトルのようなデザインが気になった『玉柏 純米吟醸 OUTUS』を試飲。
    こちらはひだほまれ&岐阜県のG2酵母を使って醸されたお酒で、アウトドア専用酒なのだそう!

    旨味が濃くしっかりした味わいでキレ上がりよし。
    キャンプでよく登場するゲーム料理に合うような味わいになっていました。

  • 花盛酒造㈱

    こちらでは『はなざかり 純米大吟醸39 しずく』を試飲してみました。

    なんと、このお酒は搾り機を使用せず、復路に入った醪から自然に滴り落ちる雫を集めた『しずく(袋吊り自然垂れ)』という手法で搾られたお酒。
    めちゃくちゃ手間がかかってますな。

    すっきりとした味わいで、ほのかに梨を感じるような甘味、飲み込むとすぅっと消えていく感じ…とても上品な味わいのお酒で美味しかったです。

  • 布屋 原酒造場

    岐阜にも花酵母を使用してお酒を醸す蔵があったのね!
    という事で、アベリア酵母でつくられた『純米吟醸酒・元文 花酵母・アベリア仕込み』を試飲。

    香りは華やか。
    ライトボディでキレがあり、癖のない旨味でするんっと飲んでしまえる美味しいお酒でした。

  • 千古乃岩酒造㈱

    酒はいいが字はヘタかな、と書かれた文言が気になって『純米吟醸 千古の岩』を試飲してみました。

    ライトボディ。
    ドライですっきりしていて、キレがよくとても飲みやすいお酒でした。

  • ㈱三千盛

    三千盛のスタンダードらしい『三千盛 純米吟醸』を試飲。
    程よい旨味でキレのいい辛口のお酒でとても美味しかったです。

  • はざま酒造㈱

    こちらでは『恵那山 PURE 純米大吟醸 滋賀山田錦 YOUTHFUL』(華やか、甘旨、バランスよし!)と『恵那山 PURE 純米大吟醸 岐阜ひだほまれ LIVELY』(ライトボディ、すっきりした甘味)を試飲しました。

    この日呑んだ中でもかなり気に入ったお酒だったので、次から恵那山は要チェックです。

  • 若葉㈱

    渋いラベルが特徴的なこちらでは『若葉 純米吟醸』を。

    薬草を感じる香り。
    濃醇な味わい・コクがあって、アテなしにこれだけでちびちびやっても美味しそう。
    飲んでいるうちにじわじわと美味しさが迫ってくるようなお酒でした。

  • 山内酒造㈱

    今回、一番最初に乾杯用のお酒として選んだのがこちら、『ふかもり 純米吟醸 生酒』。
    ひだほまれと五百万石を使用しており、ふっくらした旨みとサッと切れる後味がとても気に入りました!

    この日呑んだ中でも強く印象に残るお酒で、今後はふかもりも要チェックしていこうと思います。

開会前は3時間もお酒を飲んでいられるのか?長くない?
と思っていたものの、実際に始まってしまえばあっという間に楽しい時間は過ぎ去ってしまいました。

Miss Sake Gifu 2022とゲストのムーディー勝山氏のトーク(主に各蔵のお酒を飲んだ感想)を聞きながらブースをまわるのも面白かったです。

いくつか人が多くて写真が撮れなかった蔵があるのが少し残念ですが、当日の様子は以上です!

岐阜でつくられた酒米『ひだほまれ』

『ひだほまれ』は寒さに強い岐阜県オリジナルの酒造好適米。
寒冷で標高の高い地域での栽培に向いており、大粒で心拍が大きくタンパク質が少ないのが特徴なのだそう。

この酒米を使用して醸されたお酒は、『甘・辛・酸・渋・苦』のバランスがよいものが出来上がると言われています。

『岐阜の地酒に酔う 2024 in 東京』では、この『ひだほまれ』を使用して造られたお酒が多く並んでいました。
美味しい!と思ったお酒の多くがこの酒米を使用していたので、今後岐阜のお酒を選ぶときには酒米を参考に決めるのもいいかも、と思いました。

日本酒イベントはお水持参必須!

仕込み水の飲み比べもできたよ

今回のイベントでは会場にテーブルが設置されていました。
イスはないものの入場とともに手渡された軽食を置くスペースがあったり、テーブルによっては各蔵の仕込み水が置いてあったりで至れり尽くせりのセッティングでした。

が!

開宴一時間半を過ぎると、美味しい仕込み水は軒並み空になっておりました。

お酒と同量の水を飲んでいないと、すぐに酔いが回って味が分からなくなってしまう。。
せっかく沢山の種類の日本酒を飲めるのだから、ちゃんとお酒の味を味わいたい!

という事で、やはり日本酒系のイベントに訪れる際には絶対にMy水を持って行くのがいい、と改めて感じました。

各蔵のブースによっては仕込み水をセルフで提供してくれているところがいくつかあったので、私は大いにそちらを活用させていただきました。

岐阜県には比較的小さな蔵が多いのだそうで、地域でしか出回らないお酒(本物の地酒やな!)も多いのだそう。

今回訪れた岐阜の地酒に酔う 2024 in 東京では、今までの私の行動範囲内では出会えなかった美味しいお酒に出会え、新たなお気に入りを見つけることができたたのが大きな収穫でした!

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。

大垣駅近!『白雪姫』の渡辺酒造醸に行ってみたお話はこちら↓

大垣の武内酒造にてお酒をゲットしてきたお話はこちら↓

参照:
イベント開催案内 (gifu-sake.or.jp)

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