京阪琵琶湖線の浜大津駅から徒歩数分の距離に『三井寺力餅本家』というお店があります。
ここで食べられるのは、『三井寺力餅』。
青いきな粉の中に串にさした小餅が埋もれているちょっと変わった見た目の和菓子です。

三井寺力餅は毎朝本店にて蒸して丁寧に手作りで作っており、オーダーが入ってからお餅に特製の蜜ときな粉をかけてゲストに出しているんだそうです。
お店に行くとそのフレッシュな三井寺力餅が食べられると聞き、滋賀地酒の祭典前に浜大津まで行ってきました!
三井寺力餅本家へのアクセス
京阪琵琶湖線・浜大津駅からは徒歩2分程度、JR大津駅からは徒歩約15分の所にあります。

お店の前をたまに通る路面電車がなんとも風情があっていい感じ。
かつては京阪三条駅まで路面を走っていたものの、今は京都の手前で地下にもぐってしまうそうです。
株式会社 三井寺力餅本家
滋賀県大津市浜大津2丁目1-30
三井寺力餅本家について – 三井寺力餅本家 (tikaramoti.jp)
三井寺力餅の由来

かつて延暦寺と三井寺の僧達は教えの違いによって、とても仲が悪かったそうです。
ある時弁慶という荒法師を筆頭に比叡山の僧が兵を挙げて三井寺に攻めこみ、美しい音で有名だった三井寺の鐘を戦利品として比叡山まで引きずり上げたんだとか。
しかしその鐘が三井寺に帰りたがったため、弁慶はのちに三井寺に返却したと言われています。
時は流れ、それから数百年後の慶安の頃。
三井寺と弁慶の怪力(弁慶引摺鐘)に因んで餅を売り始めた者がおり、これが三井寺力餅の始まりといわれています。

比叡山延暦寺まで巨鐘を引き摺りながら登るとはどんな怪力や。。
私が比叡山の山の上まで登った時は、自分1人を上に向かって運ぶだけでもかなりしんどかったというのに。
三井寺力餅とお抹茶のセット
店内に入るとまずイートイン用のテーブル、お土産用の力餅を販売しているカウンター、そして厨房ではせっせと職人さんたちが力餅を作っておられるのが見えるようになっています。
そしてその厨房の奥にもイートインスペースがあるとのことで、今回は奥のテーブルを利用させていただきました。

今回はまず、三井寺力餅(3本)とお抹茶のセットをいただきました。
しつこくない甘さの三井寺力餅、すっごくお抹茶に合います。
柔らかくてもちもちーっとした食感がたまらん。

そして力餅にふんだんに振りかけられている青いきな粉の食べ応えよ。
(あまりに美味しかったので)三井寺力餅と黒ごまアイス
さすが出来たての力餅は、持ち帰り用よりはるかにやわらかくて感動ものです!
という事で、おかわり。

この日はちょうどお昼を過ぎたころだったので、まだ店内は混んでいませんでした。
素敵なお庭を眺めながらまったり甘味を食べられるなんて。

黒ごまアイスの下にはコーンフレークが敷き詰められており、サクサクの食感が美味しかったです。

賞味期限はたった2日!
こちらのお餅は添加物を使用していないため、賞味期限が2日しかないのだそう。
そんな理由から、三井寺力餅を日本橋のここ滋賀で見つけたときはとっても驚きました。
すぐに会う予定の人にはお土産で渡せるものの、日持ちしないのでほとんど自分用にしか買ったことがありません。
めっちゃ美味しいから誰かにあげたいのに…!
と食べるたびに思っています。
持ち帰りで余ったきな粉の使い道
賞味期限は衝撃の短さながら…あまりにも美味しいので、イートインで食べ終えた後にお持ち帰りの力餅を買って帰るひとも多いと思います。

お土産で買った三井寺力餅は、食べ終わった後に青い黄な粉が結構たくさん残ります。
この青いきな粉は、青大豆と抹茶をブレンドして作られたものだそう。
ほんのり甘みがあるので、牛乳や豆乳、ヨーグルトなどに混ぜて食べるとめっちゃ美味しいんです!
また、お店で購入する時は自分用か贈答用で包装が選べます。
自分用だと包装が簡単で、少しお値段も安くなるので嬉しいですね。
大津でお茶するなら『三井寺力餅本家』はいかが?
素敵なお庭を眺めながらまったりと甘味も食べられて、お土産に持ち帰りの力餅も購入できる三井寺力餅本家。
皆さんも滋賀・大津で甘味が食べたくなったときは、是非出来たてでフレッシュな『三井寺力餅』を食べて、ひと休みしてみてはいかがでしょうか。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
素敵な一日をお過ごしください。
